慢性腎臓病が進行すればするほど、タンパク質制限による腎機能障害進行抑制効果は大きくなります。

腎代替療法としての透析療法や腎移植までの導入が延長できます。

タンパク質制限に関しては、慢性腎臓病のステージによりますが0.6~1.0g/kg/日までの摂取を推奨されています。

60㎏の患者様でしたら一日60g以下にすることが大事になります。

ただ、この際にありがちなことが、タンパク質を制限すると、カロリー摂取が少なくなってしまいます。カロリー不足は腎臓にとってダメージになるので、専門医や管理栄養士の介入が必要になります。

 

タイトルからそれてしまいましたが、これは

「正常腎機能の方のタンパク質過剰摂取は腎機能を悪化させる」という事を言っているわけではありません。

あくまでも、慢性腎臓病の方に限ったことです。その③に続く。

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