介護的 入浴 ♪
18歳と5か月のおばあぁぁぁぁぁ様の、柴ちゃん。
S木ピノちゃんは、数年前からの前庭疾患をモノともせず、元気とは表現しにくいけど飄々と生き抜いて今に至ります。
前庭とは、簡単に言えば体のバランスを取る働きを持つ器官。
そこの疾患、なのでピノちゃんの世界は常にグルングルンと回っているようです。
そのまわり続ける世界に住んで数年経つピノちゃんの、入浴をお手伝いすることになりました。
こっくん、いったい何してるんだという感じですが。
抱え込んで、ピノちゃんの回り続ける世界を抱え込んで。
いつも通り診察台なんかでやろうもんなら、きっとすぐに落下事件が発生するからと、きちんと安全を確保してくれるこっくん。
なんでも任せられる、頼れるこっくん。
我々は、現在の二人のスタッフ、鯛ちゃんとこっくんをこの頃益々、宝物のように感じます。
これは爪切りなどをしているところ。
ピノちゃんのお顔が一体どこで、お尻が一体どこかはこっくんにしか
わかりません(・ω・)/。
洗いは人手がいるので、写真が撮れませんでしたがこれはドライイングの段階。
かな。
これならお顔とお尻がわかるね。
もうすこしだよ、と声をかけながら進めていきます。
最初から「もう少しだよ」、と、つい言ってしまうのはなぜだろう???
嘘つくつもりはないけど、必ず言ってしまふ(;^_^A
トリミングが始まったばかりは、全然モウスコシじゃないのにね。
この数年、一番がんばっているのはピノちゃん。
へこたれる事なく、泣きじゃくることもなく、ちゃんと食べて出して営々とその命を営んでいます。
でもその営みを、飼い主さんであるS木さんのパパ様とママさまの適切で親身な介護が支えています。
お二人が淡々とその介護生活に向き合う強さと愛情に、いつも心を打たれます。
へこたれず、泣きもせず笑ってお二人で力を合わせて。
我が子が清潔であることは、介護生活にある種の励ましと優しい気持ちをもたらしてくれると感じます。
数日ご不在の時間ピノちゃんをお預かりさせていただいたうえで、「入浴できる」と判断しました。
「シャンプー、お手伝いさせていただきます」とお伝えしたら、ママさまがとても喜んでくださいました。
マーチもお手伝いをさせて頂いて、大変光栄です。
我々もいつか、歳をとって動けなくなったつるちゃんや海苔ちゃんを小脇に常に抱えて「今日はどうしました?(^∇^)」と患者さまの診察に当たる、そんな日が来るかもしれません。
そんな日が来ると、きっと大変かもしれないけど、長生きしてくれてこその介護生活。
目指せ!つるの介護生活!大福の介護生活!!!
なんかちょっと違うような気もするけど、気は心だ。
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