この前、WOWOWでワンピース祭りをやっていたので
ONE PIECE FILM Z(ワンピース フィルム ゼット)を見ました

私は断然コミック派で、
ワンピースの映画というと
「本編と無関係のパラレルワールド」とか、「子供向け」というイメージで
TVの地上波で放送されると見ていたぐらい。
尾田っち参戦ということで楽しみにしていたストロング・ワールドが
「まーこんなもんか」という感じだったので
正直娯楽気分で見始めました。
絵は魚人島以降のアニメ版みたいな雰囲気。
キレイな色合い&原作に忠実な絵で、私はこの感じが1番好き

昔の「髪が青光りした、浅黒いロビン」を忘れさせてくれますw
このせいでアニメ見る気になれなかった、ロビンの黒歴史


さて、映画「ONE PIECE FILM Z」
映画という尺の中で原作に絡めつつも
Zという男の生き様を描いた作品!
尾田っちの好きな「ザ・任侠!」って感じでした

主役を麦わらの一味じゃなく、Z先生にしたのは
Z先生に対する敬意かな。
「最後の稽古をつけてやろう」とか
「お前ら全員やりなおしだ」とか
Z先生…いちいちかっこいい


妻子を殺され、部下を殺され、腕を切り落とされ
それでも海軍に留まったZ先生。
その事件を起こした張本人の海賊を
海軍が王下七武海に招くということは
事件を黙認&正義が悪に屈してしまっているわけだから
それはもう、大きな大きな絶望ですよ。
思い出すだけで泣けてくる

武器「バトルスマッシャー」をルフィに破壊された後の
黒腕のゼファーとしての素手での戦いが良かった!
ワンピースの映画の中で
初めて大人のファン向けに作った映画ですね。
その分、子供は退屈かもしれませんが
万人受けするものより、ピンポイントでグッときました

渋い!熱い!男の映画!
これはDVDで手元に置いておきたいなーと思い
Amazon.co.jpの評価を見ていたら
「モドモドの実でZ先生を12歳若返らせたらいい」というのがあって
爆笑してしまいました

かっこいいじーさん達が活躍するワンピースで
「モドモドの実」という実の存在はちょっと失敗だったかも?!
映画のラストではZ先生が何故「Z」と名乗っていたのかという
幼少期のシーンが…!
そう言えばZ先生
「おれはなぁ、ヒーローを育てたいんだ」って言ってたなぁ


オープニング曲は「ZEAL」
曲もかっこいいけど、特に映像のデザインがよかった!
こちらは曲のみバージョン。
ONE PIECE FILM Z opening song 「 ZEAL 」
Z先生が歌っていた曲「海導」は渋い!
声優が大塚芳忠さんだから、余計に渋かっこいい!
エンドロール1曲目はアヴリル・ラヴィーンの「How You Remind Me」
こういう男くさい映画なら
ニッケルバックの「How You Remind Me」の方がしっくりくるなーと思いつつ
渋くきめてくれました

「ONE PIECE FILM Z」の全容が見え始めた頃に
「何で今頃「How You Remind Me」をカバー?」と謎でしたが
ニッケルバックのチャド・クルーガーとアヴリルが結婚したそうです。
なんと!
エンドロール2曲目はアブリルの「Bad Reputation」
映像では、ワンピースの主要キャラクターの子供時代が流れました。
以前、尾田っちがSBSで描いてくれたアレですね

これを見ると
ドフラミンゴが何故ボロッとしているのか、気になります。
いつか明かされるのかな

そう言えば
オープニングの前でロビンが使っていたジョウロが、凄くかわいかった!
ムンクの叫びみたいな不気味なジョウロ


ONE PIECE 72巻は11月1日発売!
明日本屋さん行ってみよっと
