ココで差がつく!短時間で覚えられる暗記のコツを指南。
「テスト勉強する気が起きない。」「暗記なんてめんどくさい。」このようにやる気がなかなか出ないときはよくありますよね、そんなとき役立つのが、今回お話する「作業興奮」と呼ばれる脳の作用。その名のとおり、作業をしているとどんどん興奮する=やる気が出てくるわけです。例えば、「部屋の片付けをするのがめんどくさいな。。」と気が乗らなかったにもかかわらず、いざ取り掛かると、時間を忘れて次から次へと綺麗に整理してしまっていた。なんてことがあなたも過去にありませんか?これがまさしく作業興奮なのです。人間は、行動すると、脳の側坐核と呼ばれる部分が刺激され、ドーパミンを放出されます。ドーパミンとは、脳が作り出す神経伝達物質で、これが出ると、人間は快楽を得られます。つまり、人間は、「やる気が出ないから行動できない。」のでななく、「行動しないからやる気が出ない。」のです。宿題、試験勉強、暗記作業、、なんでもそうですが、まずは深く考えず、軽い気持ちで行動に移すことが大切です。「とりあえず、5分だけやろう!」で良いのです。それが気づけば「1時間近く勉強してしまっていた!」となってしまうものなのです。まずは小さな一歩で良いので、行動してみましょう。
大学受験の英語の勉強として、英単語ターゲットと呼ばれる単語帳が多くの高校で使用されている。単語数は1000、1400、1900と3種類の単語帳が出版されているが、これだけの単語数をすべて暗記するにはなかなかハードな勉強といって良いだろう。今回は、この英単語ターゲットを出来る限り最小限の努力で短時間で記憶するにはどうすれば良いか?覚え方のコツを紹介したいと思う。重要なのは、全部まとめて覚えようとしないこと。1度に膨大な量を暗記しようとすればするほど、余計に時間がかかってしまうからだ。なぜなら、人間の短期記憶の容量は7個程度と言われているように、人の脳は一気に覚えることを苦手としているからである。あなたも学校の授業を思い出してみてほしい。1時間の授業を一生懸命集中して聞いた後、「では今回の授業で覚えたことを言ってください。」と問われたら、はたしてあなたはいくつ答えられるだろうか?ほとんどの方は7個以下のはずである。人間の脳とは所詮その程度なのだ。英単語ターゲットを覚えるときも、このことを必ず意識しておこう。1000個も覚えなければいけないからといって、じゃあ毎日100個覚えよう!なんていうのは無謀といって良い。よっぽど自分の記憶力に自信があるなら良いが、普通の人間なら一気に覚えるのは逆効果になるだけだ。記憶の干渉といって頭の中で混乱が生じ、結局10個すらインプットできなかったなんてことになってしまうだろう。そんなことにならないよう、しっかり範囲を絞り、少量づつ集中して覚えるのが得策。目安は一度に10個。どうしても1日に50個とか覚えたいのであれば、1、まず10個完璧に記憶する。2、次の10個に進む。というように少量づつ複数回に分けるのが良い。「そんなことをしている暇はない!」「1週間後のテストまでに暗記しなきゃいけない!」もしかしたらそんな切羽詰まった学生もいるかもしれない。そういう方は、英単語を右脳を使ってイメージしながら覚えていくしかないだろう。
人がその日に勉強して暗記したことは、短期記憶として保管されています。短期記憶とはその名のとおり一時的な記憶。時間の経過とともに忘れ去られてしまいます。短期記憶の期限は長くても1か月と言われています。では、もし学校の定期テストが2か月後にあるとしたら?当然短期記憶のままでは2か月後、覚えていられる可能性は0に近いでしょう。そのため、短期記憶ではなく長期記憶として覚えておく必要があるのです。長期記憶として知識を覚えるためには、実は睡眠が欠かせません。睡眠なしに長期記憶は作られないといって良いでしょう。それは、人は寝ている間に記憶の整理をおこなっているからです。脳は寝ている間も活動しています(レム睡眠)。どんな活動をしているかというと、その日に短期記憶として覚えた知識を長期記憶として保存するかどうかを判断をしているのです。つまり、私たちは睡眠をとらなければ、覚えた知識を長期記憶として定着させることができなくなってしまうのです。よく、学校の定期テスト前日に一夜漬けで勉強する学生さんがいますが、この勉強法はオススメできません。あくまでその場しのぎにしかならないからです。いくら集中的に学習して一時的に覚えられたとしても、それはあくまで短期記憶。テストが終われば多くの知識を忘れてしまうでしょう。勉強時間を少しでも増やすべく睡眠時間を削りたい気持ちはわかりますが、睡眠も勉強の一環であることを忘れてはなりません。
エビングハウスの忘却曲線をご存知だろうか?これはドイツの心理学者、ヘルマン・エビングハウス氏がおこなった忘却に関する有名な実験で、被験者に無意味な文字列を覚えてもらい、その記憶がどのようなスピードで忘れていくか示したものです。その結果はこうでした。20分後に42%忘れる。1時間後に56%忘れる。1日後に74%忘れる。1週間後に77%忘れる。1ヶ月後に79%忘れる。ここからわかることは、以下2点です。1、人は覚えた直後にその知識の多くを忘れてしまう。2、1日経って覚えていた知識は1ヶ月経っても覚えていられる可能性が高い。つまり、暗記するときの勉強のコツは、・覚えて20分後に復習する。・翌日再度復習する。この2点となるでしょう。・覚えて20分後に復習する。暗記したら復習のため必ずテストしてみること。当然1回やっただけでは忘却曲線のようにかなりの割合を忘れてしまうので再度復習→テストを完璧に覚えられるまで繰り返す。・翌日再度復習する。いくら前日に完璧に覚えたからといっても、まだ油断できない。覚えているかテストしてみて、忘れてしまっていた知識を再度復習する。これを終えたら翌日またテスト→復習をし、完璧に覚えられるまで繰り返す。これだけやれば長期記憶としてかなりの割合を知識として定着できます。忘却曲線をみても、覚えて1日後→23%覚えている。覚えて1ヶ月後→21%覚えている。というように、翌日忘れていなければその後も記憶できている(つまり長期記憶に残っている)可能性は高いといえるのです。完璧を目指すなら、・覚えた直後に復習・翌日復習・1週間後に復習・2週間後に復習・1ヶ月後に復習と、長期間かけて復習していけば確実ですが、現実的にそこまで長期的な計画で復習できるかといえば、ほとんどの方が挫折してしまうでしょう。なので、ある程度完璧にという前提ならば、・覚えた直後・翌日この2つをおさえておけば充分といえます。もちろん完璧にインプットできるまではこの2つを繰り返す必要はあるでしょう。
「勉強」という言葉を聞くと、自分の好きなことを我慢して、嫌々頑張る。そんなイメージがどうしても学生の頭に残っているのではないか。アニメ、ドラえもんでものび太の母親が、「早く宿題をやりなさい!」とのび太に催促する光景は日常茶飯事。しかし、結果的にそれは逆効果となり、のび太はさらに学ぶ気をなくし、毎回テストでは0点をとってしまう。そう、勉強=嫌なものこう考えている間はテストで良い成績をとることは難しいと思う。なぜなら、勉強とは本来、自分が学びたいから学ぶ。自分の興味を満たす行為でしかないからだ。何かの事象について何らかのきっかけで興味を持つ。疑問でもいい。そして、自分で勉強してみる。理解できる。楽しい。もっと知りたい。さらに学ぶ。こんな循環を繰り返していくのが本来の勉強なのではないか。勉強のやる気が出ないのは、興味を抱いていないから。あなたの興味のある科目はありますか?あなたが今知りたいと思っているものはありますか?あるなら、それを思いっきり勉強してみれば良いでしょう。「やらないといけない。」なんていう気持ちなしに、ただ単に、夢中で学んでみる。そんな体験を1度でもしたとき、今までの勉強が間違っていたことに気づく方が多いと私は思う。
ホリエモンと聞けば、おそらくほとんどの方がご存知かと思います。そう、元ライブドア社長の堀江貴文氏。彼は東京大学に合格した実績があるのですが、はたしてどうやって勉強していたのか?実はその勉強法についてホリエモン本人がブログに以前書かれていました。教えてやる!東大は簡単だ!(byドラゴン桜)特に英語の学習の仕方について詳しく記述されていて、私自身とても参考になりましたのでまとめておきます。・英語の勉強法で大切なのは1つだけ。~堀江氏のブログより引用~東大受験は英語がキーポイントなんです。まあ、東大に限った話じゃないけど。で、英語の勉強法なんですが、ずばり単語の暗記です。単語さえ読めれば文脈を想像できますからね。文法なんてクソ食らえです。スラングや慣用句をあまり話さないので、話すほうはアレですが、いまでも聞くほうはなんとかなります。まあ、結構役に立ってるなあと。私自身も同意見なのですが、英語力を飛躍的に伸ばすためにはやっぱり英単語。文法とかあまりわからなくても、正直圧倒的な単語力があれば英文もだいたい理解できてしまいます。英単語は気合で丸暗記~堀江氏のブログより引用~単語の暗記といっても、生半可な暗記でなく、用例や派生語をページごと覚えるのです。200ページくらいあった単語帳を1日見開き2ページ。100日の計画でしたが、実際は前倒しして70日くらいで達成しました。最後は丸暗記してるので、最初っから最後まで閉じたまま、そらんじていました。これくらいなら気合入れれば誰でもできると思います。かなり地道な努力と気合が必要ですが、確かにこうやって完璧に覚えてしまえば確実に英語力は身につきそうですね。意味だけでなく、ページ丸ごとインプットする。私はここが重要だと思っていて、関連語同士まとめて覚えたほうが楽だし、例文まで暗記する事で英作文の力も身につきますよね。結果的にホリエモンはセンター試験で英語200満点中170~190点取れる実力を身につけたとのこと。あなたもこのやり方試してみては?
今回取り上げる内容は、ロケスタ社長日記さんのブログ記事、勉強が苦手な人向けの「遅延評価勉強法」 からです。私はこの遅延評価勉強法を知ったとき、「これこそ学習の本当のやり方である」とかなり納得してしまいました。遅延評価勉強法を一言でいえば、「必要になったらその必要な部分のみ学習する」ということです。例えば中学生や高校生は教科書を初めから勉強していきますよね。これは日本全国どこでも同じでしょう。だけど、今回取り上げた遅延評価式で勉強するとするならば、まったく正反対のやり方をします。例えば教科書も何も読まず、初めから英語の問題集を解くところからスタートしてしまいます。そうするとわからない問題が出てきます。仮に「仮定法過去」がわからなかったとしましょう。この時点で初めて教科書などをみて調べます。「仮定法過去について理解する」ためだけにです。このように、必要になったらその場で勉強し、必要に迫られるまではやらないのです。非常に効率的な勉強法であり、かなり実践的な学習の仕方ではないでしょうか?