・「介護認定を受けていない高齢者に生きがいやフレイル予防施策として、「運動」に視点を置いた取組を身近な公共施設に広げるよう要望!」

 

シティスポーツクラブ尼崎「WOODY」を利用されていた、介護認定を受けていない高齢者の方から「なくなってから運動不足になった」とお話を聞きました。

 

質問

介護認定を受けていない高齢者に対する生きがいや、フレイル予防の施策として運動に視点を置いた取り組みを、多くの方がご利用できるようお住まいから近くの公共施設に広げる必要を感じますが、ご見解をお聞かせ下さい。

 

答弁要旨
高齢者の方々がご自身にあった適度な運動を行うことは、筋力や認知機能等の維持・向上の面において重要であり、第9期高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画の基本施策の一つである「介護予防・フレイル対策の推進」において、「運動」を意識した活動支援を位置づけています。
現在、老人福祉センターにおいて、いきいき百歳体操や運動教室等を実施していますが、今後、老人福祉センターと地区体育館との複合化による健康ふれあい体育館においては、「運動」をテーマとした新たな介護予防事業の構築についても検討するとともに、それらを身近な場所でも実施できるよう、各地域コミュニティへ展開するための支援や、民間スポーツジム等との連携など、「運動」に視点を置いた取組についても進めていきたいと考えています。

 

 

~今回の一般質問への答弁の感想~

最もよい答弁をいただいたのは、「子ども・障害者の権利、発達障害の解説、就学先の決定プロセスなど出産から就学までに配付される冊子に複数回、記載を要望!」でした。

局長クラスの職員が答弁されますが、局を超えての課題でしたので、副市長に答弁いただき、「心や体の発達に課題がある子どもが、生き方の選択肢を狭められることが無いような環境を作っていくことが大切と考えております。」との発言は、市が障がいを持つ子どもと保護者に寄り添うという気持ちが現れ、とても嬉しかったです。掲載についても前向きな答弁でした。

今後も、インクルーシブ教育は学校だけでなく、全庁的な課題として取り組んでいただきたいと思います。

 

「15億円以上の経済波及効果を尼崎市全域に」阪神タイガースファーム施設2025年2月のオープンに向け具体的な商店街への波及対策を!この課題は何度も質問させていただいて当初、「来たら振興する」という答弁から「商店街との共同イベントをする」など少しずつよい答弁を引き出し、今回、具体的に「共同イベントの実施やノボリの設置、商店街の情報が分かる周遊マップのスタジアムへの設置も含め、具体的な事業の実施に向け、周辺商店街の方々と協議を行う中、地域の活性化等につながる取組を進めてまいります。」と示していただけました。

 

「性教育と緊急避妊薬、オーバードーズの正しい知識の普及」高い専門性と最新の情報を持つ専門家に、小中高校で毎年講演を複数回の学びの機会を要望!については、性教育やオーバードーズのことを多くの方が知っているとは言えないので、専門家の講演の回数を増やすなど、子どもと保護者への取り組みを拡充して欲しいです。

 

「生涯学習プラザや地域総合センター等が単なる貸館である意識が高いと、指定管理者は管理が最も重要で、公共施設を利用できない子どもが出るのではないか心配、ユース交流センターのノウハウを取り入れ、青少年への対応力向上を要望!」

・「介護認定を受けていない高齢者に生きがいやフレイル予防施策として、「運動」に視点を置いた取組を身近な公共施設に広げるよう要望!」については、指定管理者職員にユース交流センターの講習に参加をお願いする、複合化による健康ふれあい体育館においては、「運動」をテーマとした新たな介護予防事業の構築の検討、それらを身近な場所でも実施できるよう、各地域コミュニティへ展開するための支援や、民間スポーツジム等との連携など進めていきたいとの答弁で、概ね要望を取り入れてもらいました。

 

反して大学や高校、外国人労働者派遣事業者等とも連携し、本市が全面協力して高齢者・障害者事業所向けの就職フェアの開催を要望!」は、期待したほどの答弁は得られませんでしたが、現在の就職フェアは同じ方ばかり集まるので、大学・高校など大きな就職フェアが必要に思いますので要望しました。今後も高齢者施設と障がい者施設の人材不足は重要な課題ですので取り組んでいきます。

 

最後に、私は反対しましたが、今回から一般質問は40分の発言が30分と残念ながら市議会でのルールが変更され、質問のボリュームを減らしたくないと思い、たいへん早口になってしましましたが、今後も皆様からのたくさんの声を聞いて、獲得目標を定め質問していきたいと思います。

長い文章となりましたが、お読みいただき感謝申し上げます。