人気ブログランキングへ
日本人の女性が台湾のバスの運転手に暴力を振るい、バスの運転手が右足と右腕に怪我を負う事件が発生しました。ご存じない方は、以下の動画をご覧下さい。
降りたい停車場で降り損ねたのを逆恨みして暴行に及んだらしいのですが、動画をご覧になられて、どう感じられたでしょうか。私はこれはやらせの可能性が高いのではないかと思いました。
都合の悪いことを安易にやらせではないかと言うのは卑怯だというご意見もあるかと思います。私もその考えは理解できますし、やらせだと決められる確たる証拠があるのかといえば、ありません。ですから、完全に私の憶測に過ぎないといえばその通りです。
それでもあまりに不自然に感じられることが多いので、私はその可能性はかなりあるんじゃないかと感じている次第です。どこに不自然さを感じているかについて、以下述べていきます。
第一に、これに類するような暴力事件というのは、日本ではまず見かけないかと思います。泥酔してタクシーの運転手に暴行を働くというのは時には報じられますが、他に多くの人も乗り合わせているバスや鉄道の運転手に対して、しかも酒酔いなどでもない状態で、乗客が暴行を働くというのは、自分の記憶にはありません。
第二に、この女性は初めの段階では運転士に対して筆談を持ち込む冷静さを持っていたという点です。降りたいバス停を過ぎるという事態に直面した時に、筆談すればわかってもらえるんじゃないかという冷静な判断に動ける人が、すぐに運転士に降ろしてもらえなかったからといって、急激に暴力的な態度に変化するというのは、なかなか信じがたいところです。この落差は何とも奇妙に感じられるところです。トラブルの経緯をわかりやすくする「証拠」として「筆談」が仕組まれていたのではないかと、私には感じられるわけです。
第三に、この女性とバスの運転士との間でやりとりがあったとされる筆談の文字です。映像を見ますと、この日本人女性がこの「打下車鈴」を書いたと思われる時間はわずかに2秒程度ですが、バスの運転中に書いたものだとは思えないほど、読みやすい文字になっています。そもそも急いでペンを走らせても2秒で「打下車鈴」とはなかなか書けないでしょう。さらに言えば、中国語がわからない女性が「打下車鈴」と書くというのも信じられない話です。中国語がわからない人がバスの停車ボタンを「下車鈴」だと知っているというのがそもそも妙ですし、日本人なら「打」ではなく「押」を使うのではないでしょうか。(「下車鈴」については、バスの中に記載があるものもあるようですが、とっさの事態が発生した時にそんなところに頭が回るとは信じがたい話です。)
第四に、この女性の服装やみなりがとても普通の日本人のものとはいえないということです。履物にしてもスリッパではないかと思われ、とても外出する際の格好ではないでしょう。ましてや海外旅行に出かけている時の格好とはとても思えません。このようなひどい格好も計算されたものではないかと疑われるわけです。つまり、監視カメラにこんなひどい姿のままで暴行する様子をわざと写させてみせて、日本人に対する印象を過剰に悪くさせる意図が初めから仕組まれていたもののように思えるわけです。穿った見方をすれば、スリッパのようなものを履いているのは、運転士に実害を与えないようにあらかじめ仕込んだものではないかとさえ感じます。(普通の靴だと意図せずとも足を使えば、怪我をさせてしまう恐れが高いですが、スリッパであればその可能性を大いに低めることができるんじゃないでしょうか。)
第五に、騒動を大きくしようとする意図がこの女性から感じられるところです。この事件を報じたサーチナの記事によると、通報を受けた警察官が女性に謝罪するように促したが応じなかったため、この女性を警察署に連行したとあります。警察署に連行されるのを望んでいるかのようです。さらに女性は派出所で「騒ぎを起こしたのは自分ではない」と主張したといいます。車載搭載のカメラの存在を知らなかったとしても、目撃者もたくさんいる状態で、こんな主張が認められるわけもないということはわかりきっていたでしょうに、敢えて行っているかのようです。さらに警察の調停で治療費や慰謝料として5万台湾ドル(約17万円)の支払いでどうかという案についても拒否をし、告訴されることになりました。これについても、台湾という異国の地で告訴されることをあたかも望んでいるかのようです。
サーチナの記事
第六に、運転士が見せている怪我が、受けた暴行に対して大げさに思われる点です。これについては、動画を通じてのぱっと見の印象と実際の被害との間には落差がある可能性もあるでしょうから、決めつけるわけにはいきません。ただ私にはわざと大げさにやっている可能性が高いと感じられるわけです。(運転士がなぜかハングル文字の入ったシャツを着ていますが、ひょっとしたら運転士の背景と関係あるのかもしれません。全くの偶然かもしれませんが。)
第七に、この運転士がこの問題を議員の1人に相談に行ったら「告訴を取り下げるよう圧力を受けた」と説明している点です。この運転士が相談を持ちかけてもいないのに「取り下げた方がいい」と政府側などから言われたとすれば、確かに「圧力を受けた」という表現が適切かもしれませんが、自分から相談に行って「取り下げた方がいい」と言われたというのを「圧力を受けた」と表現するものかと感じられるのです。そう表現するのが適切なケースが全く考えられないわけではないものの、一般的にはオーバーな感じがします。
そして第八に、この「圧力を受けた」という運転士の声に呼応する形で、「日台の友好感情を維持しようとして、不公平な処理をしようとしているのではないか」とか「日本人には台湾人に対する差別観がある」との反応がネット掲示板に広がるという流れが生まれていることです。
そして第九に、この手の日本人の悪行について、普段ならまっさきに飛びつきそうな日本の主要メディアが、どうやらこの事件については沈黙していると思われるところです。この問題が日本国内で大きく報じられて、日本国内でこの女性に対する大きな非難の声が上がることをさせないようにしているのではないかとでも考えないと、この主要マスコミの沈黙状況はなかなか信じられない状況です。
台中サービス貿易協定などによって台湾が中国に飲み込まれてしまうという危機感が広がっており、日本との関係を強化してこの状態を脱したいと考えている台湾の方も実に多いです。大陸の中国人に対する不信感や警戒感は、台湾の本省人(日本統治時代から台湾に住んでいた人たちやその子孫)の方々と話していると強く感じることがあります。こうした台湾の人たちの意識に冷や水を浴びせるために仕組まれたやらせ事件ではないかと考えると、合点が行くように感じられるわけです。
もちろん決めつけはできません。ですから私としては、日本も台湾もマスコミがなかなか信じられない状況にあって、こうしたやらせ疑惑について、日台のネットユーザーで共有を行い、わかる範囲でみんなで共有して情報を集めていくことを提案したいのです。
台湾の方には、この運転士が本省人か外省人かを含め、その背後関係をわかる範囲で探っていただきたいと思います。日本人である我々も、今回の事件を引き起こした女性(飯塚順子という名の39才の女性と思われる)についての情報を、できる限り集めるべきだと思います。特に公安関係に知り合いがいらっしゃる方には、ぜひこの件を台湾警察と連動して捜査していただくように、お願いしてみてください。
この件についての協力を、皆さんに拡散をお願いしたいです。できる範囲で結構ですから、ぜひともよろしくお願い致します。
人気ブログランキングへ