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アングレーム国際漫画祭において、慰安婦が強制連行されたとする韓国側の作品は展示されたものの、慰安婦の強制連行はなかったことを説明する日本側の漫画は「政治的」として撤去されるという事態が起こりました。
アングレーム国際漫画祭とはどのようなものであるのか、ウィキペディアで調べると、以下のような説明が出てきます。
アングレーム国際漫画祭とは、ヨーロッパ最大級の漫画イベントである。1974年よりフランス、アングレーム市が開催している。フランスで最も古い漫画関連のイベントであり、漫画におけるカンヌとも言われている。
ウィキペディアでのアングレーム国際漫画祭の紹介
「漫画におけるカンヌ」についてはウィキペディアでは疑問符もつけられていますが、いずれにせよヨーロッパでは大変メジャーな漫画祭であり、影響力は非常に大きいことがわかります。この場において日本側の主張が排除され、韓国側の主張のみが取り上げられたことには、失望を禁じ得ません。ここまで中国や韓国のプロパガンダが浸透しているという事実から、私たちは目をそらすべきではありません。
鈴木庸一・駐フランス大使は開幕前にパリで行われた会見で、日本が韓国に第二次大戦の問題で謝罪をしていないという認識は誤りだと指摘し、補償問題についても、1965年に韓国と締結した請求権・経済協力協定などで完全、かつ最終的に解決したとの日本側の立場を改めて説明したそうです。
産經新聞の記事
鈴木大使はこの説明が慰安婦の強制連行を認めているととられる発言であることに、気がついていないのでしょうか。そしてその点を曖昧にした形で表面的に「解決」した状態を求めてきたために、却ってここまで問題を深刻化させてきたことに、未だ理解が及んでいないのでしょうか。
中国や韓国の日本攻撃の手法は、できるかぎり争いを避けようとする日本人の常識とは相容れないものです。従って、問題を解決しようとする立場に立った時に、相手が日本人だった場合に採用したくなるようなやり方では効果がないということを認識すべきです。
さて、韓国の展示開幕式には韓国の趙允旋女性家族相が出席し、「この問題は(日本との)2国間の問題にとどまらない。ユニバーサルな問題だ」と訴えたそうです。とすれば、アングレーム国際漫画祭は、韓国の民間人が単に自発的に様々な作品を出展したというのに留まらず、韓国という国家が明確に関与していることを物語っています。ならば、この件で日本政府は韓国政府を国際司法裁判所に訴えることができるはずです。
そしてここでの肝は、日韓請求権協定で解決済みか否かというところに論点の中心に置くのではなく、日本軍によって強制連行された慰安婦が本当にいたのか、いたとして何人なのかという事実を正面から争うべきです。事実に基づかない不当な主張によって、日本国や日本人の信用を貶めていることはもはや看過できません。
日本政府は韓国政府に対して、事実に基づかない主張を繰り返してきたことへの公式の謝罪を行うことと、二度とこのような主張を繰り返さないことを求めるべきだという主張に共鳴していただける方は、ブログランキングへの投票をお願いいたします。
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