ここ1週間の竹島を巡る動き | 岐路に立つ日本を考える

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 私は日本を世界に誇ることのできる素晴らしい国だと思っていますが、残念ながらこの思いはまだ多くの国民の共通の考えとはなっていないようです。
 日本の抱えている問題について自分なりの見解を表明しながら、この思いを広げていきたいと思っています。


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 ここ1週間ほどの、竹島を巡る動きをフォローしてみましょう。

 韓国の国会の国防委員会に所属する議員15人を含む17人が、23日に竹島に上陸しました。彼らが持ち込んだ横断幕には「自分たちの島は自分たちが守る」とのメッセージが書かれていたそうです。



 翌24日には、韓国国家記録院が、5か月余りの作業を経て、竹島を韓国領だと明記した1930年代の日本政府の地図を復元したとの報道がありました。

 そして25日は「独島の日」であることから、セヌリ党の大統領候補、朴槿恵氏は、竹島にいる「独島警備隊」とテレビ電話で会話し、「皆さんは、韓国の小さな島を守っているのではなく、韓国を守っていると言っても過言ではない」と激励するということがありました。

 さらに28日になると、韓国国土海洋部の国土地理情報院が、竹島の東島に「于山峰」、西島に「大韓峰」という地名をつけることまで行いました。

 さて、こうしてこの1週間の中で韓国側で進められてきたことの中には、全て国家の意思が込められているものばかりだということを確認しておくべきです。

 竹島に上陸したのは、韓国の国会の国防委員会に所属する議員15人を含む17人です。

 「竹島を韓国領だと明記した1930年代の日本政府の地図を復元した」というのは、当時は朝鮮半島全体が日本領となっている中で、何を言っているのか意味不明ではありますが、それはともかくそのような事業を主体的に行ってきたのは韓国国家記録院です。つまり、韓国政府です。

 「独島警備隊」とテレビ電話で会話したセヌリ党の大統領候補、朴槿恵氏は、次期大統領選挙の最有力候補です。

 竹島の東島に「于山峰」、西島に「大韓峰」という地名をつけたのは、韓国国土海洋部の国土地理情報院、つまり韓国政府です。

 こうした様々な動きに対して、日本政府は有効な対処を行ったでしょうか。国会議員の上陸については確かに、外務省の河相周夫事務次官が抗議を行いましたが、韓国の駐日大使に「受け入れられない。極めて遺憾であり強く抗議する」と電話で述べたにすぎません。呼びつけることさえも行っていません。

 竹島を韓国領だと明記した地図を復元したとか、竹島の東島に「于山峰」、西島に「大韓峰」という地名をつけたとかいったことに対して、日本政府がきちんとした態度を示したという報道は皆無です。

 こうした中で、日本政府は竹島問題の国際司法裁判所への提訴を、「日韓関係が改善に向かっている」という理由で、10月中に予定していた提訴を見送る方向で調整に入ったそうです。韓国側が国家を挙げて竹島の不法占拠を正当化しようと一連の策を次々と繰り出してくる中で、日本政府の対応は、少なくとも日本の国益を第一に考える立場からは、全く理解できるものではありません。

 さて、こうした一連の出来事について、マスコミがほとんど何も報じないことから、ネットで様々にアンテナを張って情報を探して行かないと、流れを押さえることすらできません。

 ここまで日本国民を裏切ることを民主党政府は行っていながら、それをここまで報じないままマスコミは済ませています。こうしたマスコミのあり方は許せないと考える方は、クリックをお願いいたします。


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