2024年4月7日(日)



毎年、毎年この時期になると

思うのですが…



自然の摂理に畏怖の念を

覚えます。



畏怖とは言い過ぎ😅

畏敬の念です。



桜は咲く時期が来ると

一斉に花を咲かせ



街のあちこちが

ピンクや白に染まります。



週末、伊豆に行きましたら

伊豆の山の所々に

山桜が霞むように

咲き誇っていました。



私達が滞在したホテルの周辺は

大島桜という品種が多く見られ、



花と葉が同時に開くんですって。



あら?もう葉桜?

と思いましたら



この大島桜の特徴は

葉桜なんですって。

日本固有の品種で

色も白に近い清楚な佇まい。



🌸🌸🌸🌸🌸



でも、何故日本人は

こうも桜に惹かれるのでしょう。



一気に咲き始め

あっいう間に満開になり


あれよあれよという間に

一気に散り始める桜。



散り始めたら

その勢いは潔いばかり。



私は桜に

ある種の狂気を

感じる事があるんです。



この桜を待ち侘びて

愛でて止まない日本人って



ある意味…過激で刹那的。



茫洋とした春の霞とは裏腹に

刃の切っ先のような

鋭さを隠し持っているような…



そんな気分にさせる桜の魔力。



🌸🌸🌸🌸🌸



願はくは

花の下にて春死なむ

その如月の望月の頃


西行法師の歌ですけど



港区の青山墓地に

いらしたことありますか?


物凄い数の桜、桜、桜。

満開になった時の

墓地の光景は

この世のものではないような

異空間となります。



見事に満開になると

その下を歩くのが怖いくらい



桜たちは物凄いエネルギーを

放つのです。



桜に魂を吸い取られるのでは?と

ある種の恐ろしさで

足早になってしまうのは

私だけかしら?



その花が

一気に散り始める時、

ふっと魔法が解けるような



不思議な安堵感とともに

切なさと虚しさを感じます。



あと何回

この桜を見れるのかしら…



年老いた親たちは

桜を見て

何を想うのかしら…



🌸🌸🌸🌸🌸





そして4/7日曜日の目黒川の夜桜 ↓