2022年5月25日(水)



父の退院に向けての家族指導は

23日、24日、25日の

3日間に亘ります。



私は、行こうと思えば

母に付き添って3日間とも

病院に行く事は出来たのですが、



そこは敢えて、

3日目の今日は、

弟の奥さんに頼みました。

実際には、私が弟に頼んだところ、

弟は仕事で行けないからと、

自分の奥さんに振ったわけなんですけど。



3日目を

弟に頼んだ理由は、



弟にも、

自宅介護の現実を

知って貰いたいからです。



そして、

身体介護、

胃ろう、

食事介助

オムツ交換など



私と母以外にも

父を介助出来る人を

確保しておかないと



負担が全部、

私と母にかかってくると思い、



それを回避したいからです。



介助出来る人は、

複数人、確保しておかないと

先が思いやられると思いました。



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今日、5/25(水)は、

弟の奥さんNちゃんが

母と一緒に指導を受けてくれます。



ただ、

今日は胃ろうのみの指導となり、

拘束時間も1時間だけ。



私としては、

ちょっと想定外で、



身体介助や嚥下なども

Nちゃんには学んで欲しかったな、

という本音はあるんですけど、



ま、



仕方ない。



行ってくれるだけ

良かった!と思う事にします。



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昨日の記事の続きです。



①身体介助


②胃ろう



の次は、

言語聴覚士さんによる

食事介助の指導です。



③言語聴覚士さんによる

嚥下の指導を受けました。



父は、

誤嚥性肺炎の危険がある為、



主な摂取カロリーを

胃ろうにて

まかなっています。



しかし、

喉の筋肉の衰えを防ぐ為と


食事することの楽しみも

必要だということで



1日一回だけ、

口から食事をしています。



食事と言っても

ほんのわずかなんですよ。



それもペースト食。



だけど、

生きている限り

口から食事出来る事は

喜びであり、



生活の質はぐんと上がると思います。




指導は、まず

とろみを実際に作るところから

始まりました。



200ccの液体に

トロミ粉を小さじ2杯入れて

ドロドロの液体を作ります。



お茶でも水でも

なんでもとろみを付けなくては

なりません。






思った以上に

濃度は濃くドロドロです。



実際に

私も飲んでみましたが

たやすくゴクンとは飲めません。



しっかりと飲み込む意識がないと

喉に流し込めない事を

体験しました。



その後は、

食事の介助指導を受けました。



父は、

食事に関しても全介助です。



飲み物も食べ物も、

ひと匙、ひと匙

スプーンを口に運び、

食べさせてあげます。



何故なら、



1回ずつ、

父がしっかりと飲み込んだ事を

介護者が確認しなくては

ならないからです。



飲み込む時

のどぼとけが上下して、



飲み込みが完了すると

のどぼとけが下がるのです。




それを毎回、確認してから

次の一口を食べさせてあげます。






このような食事を

食べさせます。



カップの中身は

レモンティーなんですが、

父は、それを

美味しい、美味しいと言って

嬉しそうに飲んでくれました。



飲み物と食べ物は、

必ず交互に

食べさせます。



気管の入り口に

食べ物が残っているといけないので

毎回、飲み物で流します。



一口に時間がかかるので

父は食事するだけで

体力を消耗し、



食事の後半になると

のどぼとけの動きが

鈍くなってきました。



もう、

そうなったら危険なので

食事を切り上げた方が

良さそうです。



1日一回の食事ですが、

自宅に帰った後、

母は、

これを出来るのでしょうか?



母は、せっかちな性格なので



こういう作業は

多分苦手だと思うんです…



父との食事時間を

ゆっくりと

母も楽しむという余裕は

多分、無いでしょうね…



娘としては、

老夫婦の限られた時間を

ゆっくりと

味わって貰いたいのですが…


そんなの理想ですよね。



老々介護は、

そんな甘いものでは

ないんでしょうね…




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身体介助にしても

胃ろうにしても

食事にしても



覚えることが多くて大変です。



介助の内容に合わせて、


ベッドの高さや

頭の角度、足の角度を

変えなくてはなりません。



それを覚えるのも

大変なことです。


介護は、最初から

完璧には出来ないと思います。



実践していきながら、

試行錯誤しながら、

慣れていくしかなさそうです。




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今日は、

母とNちゃんが

頑張って指導を受けてくれました。




これから

家族一丸となって、


チームとして


両親をサポートしていければ

いいのですけれど。




続きます。