介護保険の自己負担は、

所得に応じて料率が変わります。




私の父の場合、

年金とささやかな

家賃収入があるのですが、



頂く家賃が

高ければ高いほどいい、

というわけではありません。



小さい家なので

元々、家賃は安いのですが



それに加えて、

実は、家賃を安く設定する

必要もあるんです。



もやもやもやもやもやもやもやもやもやもやもやもや




相場よりグッと安い家賃。


その理由は、


介護保険のシステムに

収入の縛りがあるためです。


気を付けないと

自己負担分が増えてしまいます。


上の表のように

収入が増えると


介護保険の個人負担の

料率も高くなります。


父の場合、


介護保険のサービスを

たくさん利用しているので



個人負担が、

1割アップしたら


毎月の支払い額が

ドーンと上がります。


ですから、頂く家賃も

それなりに抑え気味に

設定しなくてはなりません。


ちゃんと計算して、

年収を制限しないと


思いがけなく、

料率が上がってしまうので

気をつけなくてはなりません。



クローバークローバークローバークローバークローバークローバー




月曜日の夕方に、


父の担当医の美人Dr.Sから


厳しめのお言葉を頂きました。



(美人Dr.S)


今のお父様の肺は

大変むずかしい状態です。


お父様の肺を、レントゲンを見ると

片方が真っ白になっています。


しかし、お年寄りの場合、

ご自分で呼吸の苦しさを

あまり感じられない方が

多いんですよ。


それが怖いんですね。


先程も、痰の吸引をしましたら

それはそれは、

驚くほどたくさん取れました。


今のところ、

もう片方の肺が機能しているので

なんとかなっていますが、

そちらまで浸潤してしまうと

命に関わることになります。


でも、お父様、

痰の吸引を拒まれるのですよ。


今日は、無理矢理いたしましたが


"もうこれ以上の吸引は断る"

と言われてしまいました。


ご自分では、

そこまで痰が詰まっているという

御自覚がないようで、


"痰の吸引の必要は無い"


と、おっしゃるんです。


申し訳ないのですが、


ご家族の方から

お父様に

説得をして頂きたいのです。


お願い出来ますか?



(私&母)

まぁ!

痰の吸引を拒むんですか?


(美人Dr.S)


はい、それはそれは

大変でございます。

全身で抵抗され、

大変、お怒りになります。


お父様、昨日も今日も

お熱が39度もあるんですよ。


解熱剤と抗生剤を投与しましたが、

やはり、痰の吸引は必要なんです…




もやもやもやもやもやもやもやもやもやもやもやもや



お子ちゃまの父、


とうとうイヤイヤ期の

2歳児になってしまいました。



もやもやもやもやもやもやもやもやもやもやもやもや



翌日の火曜日。



私は父に電話しました。



痰の吸引の必要性を説くために。



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父は、痰の吸引が

大の苦手です。


苦しくて苦しくて

たまらないと言います。


看護師さんが2人がかりで、

父の頭や身体を抑え


無理矢理に

鼻や口からチューブを突っ込んで


ズルズルと

原始的に吸引するんだ!

ひどい扱いだ!



と、父は、私に訴えます。



あれはツライ。

あれほどクルシイものはないと、

電話の向こうで

父は、私に訴えます。



クローバークローバークローバークローバークローバークローバー



私は、ひとしきり

父の訴えを聞き、


そうだねー

つらいねー

いやだねー


と、ひとまず共感の意を示し、



だけど、それやらないと

お父さん、死んじゃうよ!

と脅しました😓



でも、それだけだと可哀想なので



では、吸引が苦しく感じない

とびっきりの効果的な方法を

教えるね!と

父に言いました。



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私がいつも胃カメラの時に

応用している方法です。



ヨガ的瞑想


目を閉じて

肩の力を抜いて

腕も脚もだらーっとして

呼吸に集中する。


息を止めず

緩やかな呼吸をすることだけに

専念する。


あたかも、自分の身体が

宇宙に漂っているかの如く


全身をその空間に委ねる。



自己暗示


クローバークローバークローバークローバークローバークローバー



父は、

分かってくれたかなぁ?



父は、一応、



自己暗示かぁ


いいこと聞いたよ。


やってみるよ。


って言ってたけど

出来るかなぁ?



89歳のおじいさんに

ヨガ的瞑想が出来るとは

にわかには思えないけど



少しでも果敢に、

痰の吸引に向き合って欲しい。



生きるために、

逃げずに吸引して欲しい。



男性は、

痛みや苦しみに弱いんだなぁ

と、つくづく思いました。



もやもやもやもやもやもやもやもやもやもやもやもや


その翌日

2日(水)お昼頃、



美人Dr.Sから

私の携帯に電話が掛かってきました。


「お父様のことで、

ご相談したい事があるんですが…」



えっ?

何かあった?


また、心臓がドキッとしました。



続きます。