7月初旬に
急性期病院であるT病院に入院した父。


当初は、
腰椎圧迫骨折の手術(BKP手術)
の為の入院でした。


しかし、手術直前に肺炎になり、
高熱と意識混濁で
手術の延期を余儀なくされ、
一時は命の危険さえあり、
医師から気管挿管の可能性も
示唆されました。



夜の病院の長椅子で
医師から、
今日明日にも急変が
あるかもしれないと告げられた時、



母と私は
青白い蛍光灯の下で
ただ、ただ、
医師の言葉をうなずきながら
聞くのが精一杯でした。



コロナ禍の肺炎と高熱は、
病院としても
神経質にならざるを得ない症状で



父は、発熱病棟に
隔離状態で2週間ほど入院しました。



その後、再度、肺炎に罹り
入院はさせて貰っているものの



腰椎圧迫骨折の手術は、
またもや延期となり



父は、
痛い、痛いと苦しみながらの
手術待機となりました。



やっと、肺炎が治まり
BKP 手術を受けられたのは
7月の終わり。



姐御先生のDr.Kの執刀で
受けた手術は見事成功。



父の骨折の痛みは、
日増しに軽減し



急性期の大病院から
リハビリ病院に転院して
リハビリに専念することに
なりました。




毎日2時間のリハビリを受け、
父は、驚くばかりの回復を見せ、
昨日の退院となったのです。



クローバークローバークローバークローバークローバークローバー



退院する父を
見送って下さった
病院のスタッフさん。



皆さん、
笑顔で手を振ってくれています。



ひとりの看護師さんが
少し涙ぐみながら


「〇〇さんが入院された時、
このまま寝たきりになってしまう
のでは、という状態でしたよね…
ホントに素晴らしい回復です。」

と、言って下さいました。


理学療法士のお兄さんは、

「89歳で、リハビリの効果がよく出て
ご自宅に帰れるというのは
なかなか出来ることではありませんよ。
よく、頑張りました。」

と、言って下さいました。



私もそう思います。
89歳でも
機能が改善することあるんですね。
人間って
計り知れない力があるんですね。




クローバークローバークローバークローバークローバークローバー




みんなでお別れの挨拶をしている時、


父が、理学療法士のお兄さんを
手招きして、近くに呼んで


彼の耳元で何かコソコソと
内緒話しているんです。



理学療法士のお兄さんは、
父の耳打ちを聞くと


パッと顔を緩ませて



ありかちゃんですよ。
あ・り・か・ちゃん💕
お手紙書くんですか〜?


ってみんなの前で言いました。


父は、ちょっと恥ずかしそうに


手紙なんか書かないよ〜


なんて言ってましたけど

どうなんだろ😘
書いてもいいじゃない🥰



クローバークローバークローバークローバークローバークローバー



家に着いた父は、


携帯の写真を開けて


あれ、写真が無い無いと
大騒ぎしています。

何?ありかちゃんの写真?

と、私が父の携帯の写真を
調べてあげたら


可愛らしいありかちゃんの写真を
数枚見つけることができました。



ありかちゃんは、
リハビリのスタッフさん。


笑顔が涼やかな美人さんでした。



マスク越しなのに
優しい笑顔が溢れています。



片手で✌️を使って
笑顔を見せてくれています。



父の話によると、

父は、神経痛があり
手に手袋をはめているのですが、


ありかちゃんは、
父の手袋が擦り切れているのを見つけ、


わざわざ新しい物を
買ってきてくれたんですって。



父が、早速その手袋をはめたら



私の手袋、
使ってくれているんですね!
嬉しいわ!
使ってくれてありがとう!


って言ってくれたんですって。



父がハンカチをプレゼントした相手は
このありかちゃんでした。
本当に嬉しかったのね。



ありかちゃん、有難う。



父がこれだけリハビリを頑張って
退院できるほどまで回復したのは


ありかちゃん、
貴女のおかげです。


ありかちゃんとリハビリして
父は張り切って、
リハビリ頑張ることができたのね。


父は、ありかちゃんに
いいところを見せたかったのね。



クローバークローバークローバークローバークローバークローバー



89歳の父。


甘酸っぱい想いもした入院生活。


幾つになっても
ときめくことが出来るのね。

父はリハビリ病院で、6.5キロも痩せたの。
顔もお腹もスッキリしました〜
これも、ありかちゃん効果かしら😊



そういう私も



昨日、もう一度


「No Time To Die 」
観に行っちゃいました😚


ジェームズに会って来ましたよ☺️



続きます。