私が焼くケーキの中で
いちばん子ども達が喜んでくれる
オレンジポピーシードケーキ。

たまぁ〜にしか
もう作らなくなっちゃったわ。



3人の子ども達が、
結婚して家を出ていき、
夫と2人暮らしになって、


私がキッチンに立つ時間も
うーんと減りました。


思えば子育て真っ最中の頃は、
朝の5時からお弁当作り、


食べ盛り、
育ち盛りの子どものお弁当を
3つ作るために


朝から揚げ物なんか
していたなぁ…


今は、夫と2人だから
楽ちん。


夕飯の支度も
夫の帰るコールがあってから


重い腰を上げて
よっこらしょと始めても
間に合ってしまう。



こんなの。


スモークサーモンとアボカドのサラダ
ほうれん草の白あえ
焼き茄子
カツオのお刺身
豚ヒレ肉のローストベリーソース
らっきょう


なるべく野菜を多く、
且つ
タンパク質も摂取。


夜は炭水化物はとらない、とか。


一応、健康に気をつけて。



クローバークローバークローバークローバークローバークローバー



子どもが居る時の食卓は
もっと、がっつりカロリー満載、
食べ応えありで
炭水化物もしっかりと。


そして翌日のお弁当にも
入れられるおかずをと、


色々工夫したなぁ…



クローバークローバークローバークローバークローバークローバー



子ども達に、
お母さんの作る料理で
何がいちばん好き?って
聞いたら



3人とも同じ答えでした。


鶏の唐揚げ。


私の作る唐揚げは、
ちょっと変わっていて、
どちらかと言ったら
フリッターに近いかな、


お醤油とにんにくで
下味をつけた後


衣は小麦粉(敢えて片栗粉ではないの)
それを卵をくぐらせて
油で揚げるんです。



これは、私の祖父の味なんです。
今、生きていたら110歳くらいかなぁ


私の母方の祖父は、
自分の妻(私の祖母)が
半身不随だった為
男だてらに料理をしていました。



そのおじいちゃんが
作ってくれる唐揚げが
好きで、


祖父が料理している時
私、まだ子どもだったと
思うんですけど


隣でよく見ていました。



クローバークローバークローバークローバークローバークローバー 



私の父方の祖父も
料理をする男でした。


それも毎日。


やはり、今生きていたら
軽ーく120歳を超えていると
思うんですけど



あの年代の男性には
珍しく、厨房男子でした。


私、高校生の頃、
両親と色々あって


自宅に居られず
父方の祖父母の家に
1年間、居候していた事が
あったのですが、


朝食からお弁当まで
おじいちゃんが作ってくれて



もちろん、夕飯も。


その時、家庭の味を
知ったような気がします。


ただね、お弁当は…
ちょっと恥ずかしかった💦



色が茶色のおかずばっかりで
ご飯が多め、


高校2年生の女子には
ちょっと辛いお弁当でした〜


みんな、可愛いカラフルな
お弁当、
しかも、おかず多め、
ご飯ちょびっとなのに


私のは、
白米どーん!
茶色のおかず、どーん!と
ど迫力💦


でもね、
夕飯は、おじいちゃん、
色々工夫して作ってくれたなぁ🥲



クローバークローバークローバークローバークローバークローバー



私には、
母の味というものがありません。


敢えてひとつあげれば
筍ご飯かな…


母は、毎年、春になると
旬の筍を茹でて


筍ご飯を炊いてくれます。



今でも、


その季節には


3日に空けず
「筍ご飯を炊いたから
取りに来い、」

と連絡があります。


母のその"筍ご飯"が
何故か、押し付けがましく
感じられてしまうんです。


「まだ、少し冷凍したのが
残っているよ」


と言うと、


「あれ?なんで早く食べないの!
炊き立てが美味しいのに!」


と、怒られちゃいます。


私も夫も、
夜は炭水化物食べないので
なかなか消費出来ないんです。


母の筍ご飯が、
冷凍庫の中に増えていく春は


少し憂鬱な季節でもあります。




続きます。