やっと試合終わってエキシビションだな~って気を抜いてたら、エキシビション前のインタビューではまたまた気になる事を話していましたキョロキョロ




日刊スポーツ


羽生結弦が来季へ刻んだ4回転半12本のトライ 衝撃音が伝えた挑戦の尊さ


 悔しそうだけど、楽しそうでもあった。羽生の一挙手一投足に、4回転アクセルに懸ける強い思いがあふれていた。45分間の練習の終了間際。リンク外周を滑りながら叫んだ。「決めようよ!」。自らを鼓舞して跳んだ最後のトライは転倒。天を仰ぎ、右足を叩いた。試合直後の疲れた体での日本初公開に、観客からは大きな拍手が送られた。

 16日のフリー後に来季の目標に掲げた「4回転半がそろった完成された演技」へ、早くも踏み出した。リンクインと同時に気迫をみなぎらせた。3分でジャージーを脱ぎ捨て、すぐに鮮やかな4回転を決めた。開始10分、アクセルの軌道を確認し始めたあたりで、心拍数は一気に上がる。「やるのか」。会場に緊張感が張り詰めた。羽生は、練習でジャンプのイメージを膨らませる際に、回転と同じ数を氷上でクルクルと回る。4回転と半分を回った。この日の“練習メニュー”のアナウンスだった。

 恐怖心を振り切り、高く舞った。空中で思い切り体を回転させた。転倒時のドスンという衝撃音に、観客から悲鳴が上がった。体を打ち付けては、何度だって立ち上がった。両膝をつき、額を氷に当てて悔しさをあらわにした。平昌五輪で連覇を果たした直後に「唯一のモチベーション」と言い切った。「4回転アクセルのために生きている」と口にしたこともあった。空中で回転が抜けたものを除いて6度全て転倒だったが、夢の大技に挑む姿に喜怒哀楽が詰まっていた。

 9度試みて3度転倒だったトリノは、直線的な助走からだったが、この日は違った。フリー「天と地と」に組み込むことを完全に想定していた。冒頭の4回転ループを跳ぶ場所で、プログラムの動きを取り入れながら踏み切った。3月の世界選手権後に「『天と地と』に入れたいという気持ちがある。この子を完成させたい」と言った。「あと8分の1回転」とは、同大会後に語った人類初の大技までの距離。トライ数は既に1000を超えているという。それほどまでに高い壁を前にしても、羽生の志がぶれることはない。目指す完成形は、曲に溶け込ませたクワッドアクセルだ。(高木 恵)






【羽生結弦、語るEX編(1)震災と重ねるコロナ禍「それでも進んでいかなくてはいけない」】


【フィギュアスケート世界国別対抗戦エキシビション ( 2021年4月18日    丸善インテックアリーナ大阪 )】 男子の羽生結弦(ANA)がエキシビション出演前にオンライン取材に応じた。今季最後の試合を終え、約10分語った一問一答は以下の通り。

  ――今季、得たもの。今季を終えて感じた課題は。
「えっと…抽象的な話になるかもしれないんですけど。えー、僕が世界選手権で初めて3位になった時の年が、ちょうどもう9年も前のことになりますけど。その時思ったことと同じようなことを10年の節目ということもあって改めて思いました。というのも、まあ今回、自粛期間だったり、または試合を辞退したり。そういったことをしている中で。えー、ニュースや報道を見て、コロナというのがどれほど大変なのか、または、それとどうやって向き合っていくのか。それぞれの方がどのように苦しんでいるのか。いろんなことを考えながら過ごしていました。何か、そこから…。うーん。それと付き合っていくには、やっぱり、できればゼロになることが一番だとは思うんですけど。それでも、進んでいかなくてはいけないですし、立ち向かっていかなくてはいけないですし、いろんなことに…。ある意味、僕の4Aじゃないですけど、挑戦しながら、最大の対策を練っていく必要があるんだなということを感じていて。ちょっと話がくどくなるんですけど。えっと…。そういう中で、この震災10年というものを迎えて、自分自身、コメントを考える時に。どれほど苦しいのか。どんな苦しさがあるのか。または、それを本当に思い出してほしいと思っている人がどれほどいるのか。思い出したくない人もいるだろう、そんなことを、いろんなことを考えて。それって、今のコロナの状況と変わらないんじゃないかなというふうに僕は思いました。で、最終的に、震災のシーズンも、震災が終わったシーズンもそうでしたけれども。僕は、あの時は、もっともっとなんか若くて。被災地代表は嫌だ、日本代表で自分の力で獲った派遣なんだから、被災地代表と言われたくないという気持ちももちろんありましたし。自分自身でいろんなものを勝ち取りたいって強く思っていたんですけど。最終的に感謝の気持ちが凄く出てきて、応援されているんだ、僕が応援している立場じゃなくて応援されているんだっていうことだとか。そういったものがまた今回、凄く感じられたので。なんか、うん。全然、取り留めもない話になっちゃってますけど。結果として、自分も滑っていいのかなと。自分が滑ることによって、何かの意味をちゃんと見出していければ、それは自分が存在していい証なのかなというふうにちょっと思いました



【羽生結弦、語るEX編(2)「がむしゃらさも備えつつ‥本当に自分の限界に挑み続けたい」】



――4回転半ジャンプの練習をした意義や手応え
「お客さん入っているとは全く思ってなかったんですけど。フリーが終わった段階で体がそんなに疲れてなかったというのもあって。試合の場所でやることに意義はあるかなと。あとは、また1人で練習することになると思うので、そういう中でやっぱ刺激が少ない中でやるよりも刺激がある凄い上手な選手がいる中でやった方が自分のイメージも固まりやすいかなというような意味を持っていました。ただ、実際やってみたら全然、良い時のジャンプに全然ならなくて、非常に悔しかったんですけど。もっと良いです、本当は!本当はもっと近くなっていると思いますし。あの、そうですね、はっきり言って、めちゃくちゃ悔しかったんで、良いジャンプが全然できなかったんで。この悔しさをバネに、若い時みたいですけど、本当にがむしゃらさも備えつつ、冷静にいろんなことを分析して、本当に自分の限界に挑み続けたいなと思っています」

 ――昨日の練習終盤でダブルアクセルが両足着氷になり「それでいいんだよ」と言っていたが。
 「あの、最初から昨日浮かなかったんですね、ジャンプが。全然回転が足りなかったので、自分にとってはかなり感触の悪い4回転をずっと跳んでいて。最後ダブルアクセルでパンクあたりから、やっと氷をつかみ始めたかなって思っていた。やっと高さが出せ始めていたので“それで回せよ”っていう。なんかやっぱ高くなると、完全に体が拒絶反応を起こしたりとか。あとは高さと回ることの両立がかなり難しいジャンプなので、それが、そういう発言につながりました」

 ――来季はフリーは「天と地と」になるが、SPはピアノ曲に戻すのか。
 「えーっと。率直に言うと考え中です。えっと、ピアノ曲に戻したいとか、そういうことだけじゃなくて。やはり、このプログラムはこの状況だからこそ生きると自分の中で思っている。状況だから生きる、というか、こういう中だからこそ、このプログラムをやりたいというふうに思ったものなので。この状況がどうなっていくか、または、自分自身の気持ちがどういうふうに変化していくか。また、スケートをやる上で何を表現したいかを考えながら選んでいきたいと思っています」



【羽生結弦、語るEX編(3)おうち時間はゲーム「モンスターハンターにハマっています」】

――4Aは体に負担がかかるが、カナダに行けない中でどうケアしていくか。
 「まあとりあえずセルフケアを徹底してやっていって。いろいろ力をくれる方はいっぱいいますし。情報はネット上にもいろいろ転がってはいますし。自分自身、いろんな知識とかも蓄えて、最大限ケアしていきたいと思います」

 ――来季はどういう思いで臨むか。
 「来シーズンは来シーズンでしか分からないですね。(他のことが気になる様子で)ただ、あのー。フフ…。すみません。来シーズンは来シーズンでしか分からないので、どうしようもないところはあるんですけど。あのー、うーんと。フフフ…ダメだ。意識がそっちいってしまった、一瞬…。えーっと。その時はその時で考えます。ごめんなさい!」

 ――その時はまた、お話いただく機会を設けていただきたい。
 「フフフフ、でも、そうですね。自分がまた、えー、自分のコメントが欲しいと言われた時には頑張って頭からいろんな言葉をひねり出して、出したいと思いますし。それが何か…。まあでも、僕は言葉のプロじゃなくて、どちらかと言うと、スケートで表現したいので、できればスケートで表現できる道が取れればなと思います」

 ――スケートとリンクの往復と言っていたが、家ではどう過ごしているか。
 「えーっと。そうですね…。家にいる時間は…起きて。フフフフフ…。朝起きて、えーっと。朝起きてすぐ掃除をして。で、ご飯ができるまでにイメトレとれフォームチェックとか、いろいろして。ご飯を食べて、体をケアして。練習行って、帰ってきて、お風呂入って、ケアして、ご飯食べて寝るみたいな生活をしています」

 ――家での娯楽は。
 「あ、でもゲームしています。今モンスターハンターにハマっています。(出たばかりのやつ?)はい、やっています。ありがとうございました。ちょっとスポーツ紙っぽいこと言えた。フフフフフ…」

 取材は終了。「ありがとうございます。またよろしくお願いします。頑張ります」









羽生くん エキシビションの演技前にマイクを持ってのコメント

「会場にいる皆さま、そして、画面を通してご覧くださっている皆さま、こんにちは、羽生結弦です。さまざまな困難があった中、こうしてこの場に、みんなで、今シーズン最後に、ここで滑れたことを本当にうれしく思います。また、僕たちが今日、滑った演技から希望や勇気、そして、苦しい中の何かの光になれることを願っています。今日は本当にありがとうございます」











ここからアンコールのお写真ですが



もうこの振り幅ですよね~爆笑

解説の織田くんも言ってましたが、さっきと同じ人と思えない。
表現も顔の表情も変わる!

ショートとエキシの落差がある時はアンコールが楽しい😆💕✨










嬉しそうな写真が注目を集めている。イタリア代表の女子選手、ネグレロは黒いマスク姿で自撮り。その後ろには羽生がいる。白いマスクをつけ、左目だけを閉じたウインクのような表情をしている。左手でピースも決めた。パーカー姿のネグレロは、にんまりと嬉しそうな目をしている。

 実際の写真を、ネグレロが自身のインスタグラムに公開。文面には「私の夢が叶った」とつづった。海外ファンからは「すごいラッキーだね」「私の夢もそれなの!」「ラッキー・ガール」などと反響が寄せられていたが、コメントはさらに増えている。

「とてもキュート」
「ラッキーだね」
「Yuzuru handsome」
「投稿ありがとう」
「2人とも素晴らしい」
「とても上手だった! とてもかわいい写真」
「彼は大きな力を持ったナイスガイ。彼に会えて本当によかったね。楽しんで!」






      ⭐⭐⭐⭐⭐⭐

エキシビションは、世界選手権に続くビリーブの衣装での「花は、咲く」でした照れ

エキシビションのチーム演技の「we are the world」と共に、みんなで未来に歩んで行こうという感じが凄く良かったです。

ロシアチームが出て来て、後ろではフランス・アメリカ・イタリアの選手たちもメッセージカードを掲げて。

今回の国別対抗戦は、「対抗戦」という名前ながらみんなで協力して行った大会だったなって思います。

こういう大会が行えたこと自体がとても幸せなことなんだと感じました。



自分が滑ることによって、何かの意味をちゃんと見出していければ、それは自分が存在していい証なのかなというふうにちょっと思いました


羽生くんは、震災の時もコロナ禍の今も、世の中が大変な時期にスケートをする事に少し罪悪感を感じてしまうのかな。

でも、人にはそれぞれ役割りがあるから。
羽生くんはスケートをして世の中を照らす人なんだから。

それは、直接的に助けていないように見えるかも知れないけれど、その光はより多く、より遠くまで届いて、結果的にはたくさんの人の心を温める事が出来る。

そして立ち向かっていかなくてはね。
色んな事に。


体を大切にして、ゲームでの息抜きもしてねウインク



私もちょっとお疲れぎみですが、羽生くんたちはまだ「スターズ・オン・アイス」があります❗

4/23、4/24は、TBSチャンネル2で生中継があります。
何を滑ってくれるのか楽しみです。






◆お写真はありがたくお借りしました。