羽生くん、一夜明けていろいろ話してくれました

昨日記事にした喘息の発作については、本人の話を聞くと「フリー後にちょっと感じた」とのことで、フリーの前にロシアのドクターを呼んでいてウォームアップエリアにも遅れて来たという話は事実と違うかもしれませんね。
フィギュアスケートの世界選手権(スウェーデン・ストックホルム)の男子で銅メダルを獲得した羽生結弦(ANA)が28日、オンラインで取材に応じた。
――フリーでバランスを崩したと言っていた、喘息が出たという報道もあったが
「喘息の発作自体はフリーの後にちょっと感じたかなというふうに思うんですけど。でも、終わってみたらちょっと苦しかったなと思うくらいで特にまあ会場入りが遅くなった理由とかではない。ただ、ちょっとしたトラブルがちょっとずつ続いていって、まあ、実際に6分間練習では影響感じていなかったんですけれども、最終的にほんのちょっとのほころびが全部につながったかなと思っています。自分の中で原因はしっかりしてますし。かといって、じゃあそれが、あのすごい大きなミスだったかと言われれば、点数ほど大きなミスではなかったと思うので。1つずつほんのちょっとずつずれているだけなので自分の中で。だから順位だとか、点数だとかそれ以上に自分の中ではやりきれたなという感触もあります」
――北京五輪を目指す気持ちは
「う~ん、なんか現役やめるとかやめないとかじゃなくて、その、うん、アクセル跳べないと満足できないので一生、へへへ。もちろん、その、なんですかね、一時期、ああ年だなとか体動かなくなったなとか、そういうことを思う日々も、もちろんありましたけれども、でも今やっていて感じるのは、まだまだ自分、成長できるなということを感じていますし。もちろんその、それ自体が完全に結果だとか、まあ、僕の場合は過去の栄光とかなり比較されやすいですけど、過去の栄光と比較しても、じゃあまだ保てているのかと言われたら、それは難しいところがあるかもしれません。ただ、確実にレベルアップしていますし、確実に平昌オリンピックの時よりも、ヘルシンキワールドの時よりも絶対うまくなっているんで自分。だから、なんか限界だなって感じはないです。ただ、この限界だなって思うかもしれない時期をどうやって乗り越えていくか。まあこれから国別もあって、まあ国別をちょっと今頭から外した状態で喋っていますけど。まあシーズンオフの状況の中でアクセルを練習していくことになると思うんですね。アクセルを練習していく中で、ああ跳べないなとか絶望感をまた味わった時にどうやって乗り越えていくか。どうやって自分に頑張っているっていう報酬与えてあげるか。それを色々考えながら今の自分の知識だったり、経験だったりそういったものを活かしながら乗り越えていかないといけないなというふうに思っているところです」

――今後の拠点は
「えっと、昨日、試合が終わってブライアンと帰って、その後にメールが来ていたんですけど。え~まあいろいろ、掛け合ってみることもできる。ただ、それは確定なものではではない。けど、まあブライアンたちはいつでも、あの、クリケットで教えることを楽しみにしているし、早く一緒に滑れたら良いねみたいなことは言われています。ただ、自分の中でまだ確定して、カナダに帰るっていうことをちょっと言い切れないところもあって。やっぱり、今シーズン、かなり自分1人で練習していく中で得たものが、ものすごく大きいんですね。やっぱり、それは1人の練習だからこそ分かってきたことだと思いますし、また今4Aの練習に関してもかなり1人でやっている段階で、いろいろ分かってきたこともある。で、その、そうですね、えー、例えば複数人数で練習した場合、4回転半をやろうとした時に、やっぱコース上に誰かいたりとか、気が散ってしまうこともたぶんあると思うんですよね。または、氷のコンディションだったり。そういうのが1人で練習している場合、まったくないので。かなりジャンプに集中してできたりとか、または曲をかける練習ってフィギュアスケートってすごく独特で。順番があったりとか、かける優先順位があって。例えば試合の前の人はいっぱい曲をかけられるけど、試合がまだない人はかけられないとかってルールがあるんですね。それがまったくない練習が続いているので。かなり自由度が高く、また自分がしたい練習、自分が考えているトレーニングプランに沿った練習をできているところでもあるので。それをどうとるか、ということと、あとは体の状態ですね。間違いなくこっち来てから、こっち来てからっていうか日本にいてからしばらくの間、かなり長い間、トロントでケアしてくださっている先生に見てもらえてもないので。ガタが来ていることは確かだと思うんですよ。で、4回転半をやっているのでかなり足だったり腰だったり首だったり、いろんなところに負担はきているので。そこも天秤にかけながら、いろんなことを考えながら決めなきゃいけないなと思います。だから一概にもう帰りますとか日本にいますとかは、今難しいかなというふうに思っています」
――フリーのチェンの演技を見て
「特に何も感じていないです、はっきり言ってしまうと。あの~、もちろんチェン選手は素晴らしいと思いますし、やっぱりあの5クワドをしかも高難易度のものを、あのクオリティーで全て決めきってプログラムを完成させるのは並大抵ではないですし。これはやっぱ彼の努力の賜だと思っています。ただ、今回自分が一番感じていたのはやっぱり感染しないこと。で、2週間、隔離期間がまた帰ったらありますけど、その期間中まで含めてこの世界選手権を健康で終わること。何しろ今故郷が結構、大変なことになっているということもあって、自分が広げてはいけない、感染してはいけないという気持ちがかなり強くあるので。まずはそこが第一目標だったからこそ、あんまり、対ネーサンみたいな、なんですかね、わかりやすい構造じゃなくて自分の中では。もっとなんか、対自分よりも対コロナウイルスみたいなところが今回はあったので。あんまり気にしていないです。何より一番良かったなって良かった、ホッとしているのは、やっぱり3枠を取れた。やっぱり全日本王者だからこそ、オリンピックの枠に貢献しなくてはいけないという使命感は強くあって、この試合に出たのがかなり強く自分の中にあるので。まずはそれにしっかり貢献して、日本男子の3枠を取りきれたことは大きいです。あとは、あんまり考えていませんでした」

――体調はどうか?
「体調、問題ないです。問題ないです、問題ないです。テレビの皆さん心配してましたけど。体調は全然問題ないです」
――アクセルを追求していく中で北京五輪あればと言っていたが、逆に言うと、アクセルを決めたら辞めちゃうのか。
「あはは。ド直球に聞きますね!あー、わかんないですね。まあ、そのアクセル決めたと言っても、どう決まったかにもよるんじゃないですかね。なんか自分が納得できているのかできていないのかとか。4回転半を凄い頑張ってやっているというか凄いフォーカスして、目標としてやっているというのも、結局は自分の心が満足できるかできないのかっていうのがたぶん根本だと思うんですよ。だから、4A跳んだとして満足できるのかっていう内容だったら、もしかしたら考えるかもしれないですし。ただ、先ほどの取材の時にも言ってましたけど。確実にうまくなっているんで、羽生結弦。ふふ。普通にうまくなってるんで。例えば、ヘルシンキのワールドの時と構成比べてみたら、確かに1本ジャンプ少ないですし。後半にサルコーじゃなくてトーループにしていますけど。ノーミスできる確率っていうか、崩れなくなった強さとか。そういったものはあの頃より上になっていると思うんですよね。あとは狙えるようになってきたっていう。あの頃はまだ偶然で。ゾーンに入ってきたという感じになってましたけど。今は狙えるようになってきているんで。本当にうまくなったなって思っているんですよ、実は。だから、もちろん今結果出てなくて辛いなとか、苦しいなと思うこともあるっちゃあるんですけど。今回の演技に関しては、そうですね、点数はもちろん出ないジャンプたちだったし、出ない演技だったとは思うんですけど。点数以上に、ああ、自分のトレーニングをしてきたことは間違ってなかったなという感触もある演技でした。だから、あまりすごい限界だから辞める、みたいな感触はないですね」
――来季の演目は。
「さっきフジさんの取材の時に言っちゃったんですけど。とりあえず、自分の頭の中では、なんですけど。4Aは『天と地と』に入れたいっていう気持ちがやっぱりあるんですね。まあ、その気持ちで、このプログラムをつくったっていうのもありますし。だから、まだ確定ではないですけど、『天と地と』はやりたいかなって思っています。やっぱり、全然まだ今シーズン試合積めてないですし。このプログラムたちと。もっとこのプログラムの良いところを見せたいって思っていますし。また、アクセル入ったら全然、印象が変わると思うので。そういた意味でもこの子を完成させたいなっていう気持ちがあります」
――アクセルは1日どれくらいしているのか。どの程度まできているのか。
「えっと、8分の1回れば立てますね、間違いなく。ランディングできます。だから、そこまで行くまでに、かなり体を酷使していて、痛む部分だとかそういったものもちょっとずつ出ているというか。ダメージは確実に溜まっているっていうのと。あと、何分か。そうですね。でも、えー(以前の質問で)いつまでに(今大会のアクセル断念を)決めたんですか?みたいなこと言ってましたけど、3日前ですって言ったやつです。ありましたけど。あの、本当に自分の中ではリミットは2月の終わりまでに降りなければ入れられないと思ってて。2月までに降りたら入れると決めていたんですよ、1本でも降りたら入れると決めていたんですけど。でも2月までに降りられなくて、で、ここまで延長してしまったんですど。そこらへんはかなり死ぬ気でやってたので。ほかのジャンプ跳んでないですね。アクセルしかやってない、とかあるので。2時間ぶっ続けとか。もちろん4回転半ずっとではないですけど。2時間アクセルばっかりとかっていう練習も結構ありました。平均して45分はやっていると思います。ありがとうございました。皆さんも今大変みたいなので。ありがとうございます。またお願いします」
フィギュアスケートの世界選手権(スウェーデン・ストックホルム)の男子で銅メダルを獲得した羽生結弦(ANA)が28日、オンラインで取材に応じた。
日本男子は22年北京五輪の出場枠を最大3枠確保。羽生は27日のフリー後、五輪前年の世界選手権について問われると、「僕はソチオリンピックの時は前のシーズンの世界選手権で4位で、平昌オリンピックの時はその前の世界選手権で優勝して平昌に行った。なので、今シーズンの世界選手権で優勝した彼(チェン)に幸運があることを、とてもとても祈っています」とコメント。その上で、北京五輪について、「僕自身、オリンピックに関してはいろいろ考えることはあります。いい思い出も悪い思い出も、良かったところも悪かったところもたくさんあります。でも、それがあったからこそ今、成長してきたとも思っています。また、これからどういう経験があるか分からないですし、これからどういうふうに世界の情勢が変わっていくか分からないですけれども、またベストを尽くしてオリンピックが来ることを心待ちにしたいなと思います」とコメントしていた。
28日の取材であらためて北京五輪について聞かれると、「僕は4Aを目指している状況ですけど、4Aを目指している状況の中に五輪というものがあれば、それはうん、考えます。ただ、僕にとって最終目標は五輪で金メダルではなくて、あくまでも4回転半を成功させることが僕にとっての一番の目標なので。またこういう状況下でもあるので、世界の情勢を見ながら、また、自分の体だったり、いろんなことを考慮しながら考えていきたいなと思います(北京五輪は)道の上にあれば」と話していた。
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おはよう日本のインタビューは上の記事のものと同じ内容です。
秀(さかえ)사캉🌸🎸🕊🐈💕🌸@yuzu1207_s
おはよう日本1夜明けインタ#羽生結弦 #世界フィギュア2021 https://t.co/ixTPUHCpYF
2021年03月29日 08:29
まだまだ自分、成長できるなということを感じていますし。
僕の場合は過去の栄光とかなり比較されやすいですけど
絶対うまくなっているんで自分。だから、なんか限界だなって感じはないです。
最終目標は五輪で金メダルではなくて、あくまでも4回転半を成功させることが僕にとっての一番の目標なので。
いろんなことを考慮しながら考えていきたいなと思います
めざましのインタビューは独占インタビューです。
秀(さかえ)사캉🌸🎸🕊🐈💕🌸@yuzu1207_s
めざまし1夜明けインタ 7時8分#羽生結弦 #世界フィギュア2021 https://t.co/FHh6OBfJGg
2021年03月29日 08:22
Q.今大会を振り替えって
正直悔しい気持ちは勿論あるんですけど、ただ収穫もありつつという感じではあると思います。
Q.何度も4回転アクセルに言及していたが
まあここに来るまでの間、かなり4回転アクセルの挑戦をしていて。まあまだ決めることは出来ていないんですけれども。
もう本当に8分の1回れば立てたなというやつは、まあそこまでで結構な回数やれていたので。
ただ、あの、世界選手権というリミットがあったからこそ死ぬ気で本当にもう全力で何もかも全てをかけて4回転半の練習をできたと思っているので。そこの点に関しては、あのー、この今回の結果よりも大きなものを得てるんじゃないかなと思っています。
Q.今後のプランは
(来シーズンの大会)一発目で入れる予定ではいます。ただ、それまでにまず、まず成功させる事。
4回転半を冒頭に入れて、あとは3回転半まででいいみたいな事は絶対にしないと思いますし。やっぱりプログラムを完成させつつ最大の難易度でやりたいという風には思っています。
なんかそれで良かったと思うんですよね。
なんかアクセル込みのプログラムの完成形をちゃんと見せないとダメだっていう風にいわれたような気がしていて。
秀(さかえ)사캉🌸🎸🕊🐈💕🌸@yuzu1207_s
めざまし1夜明けインタ羽生先輩から鍵山くんへのコメントも🥰#羽生結弦 #世界フィギュア2021 https://t.co/IKVJYbLHCr
2021年03月29日 08:26
若手の成長っていうかそういうものを感じつつ、本当に頼もしく思っています。
でも、彼自身もフリーの演技の方に、えー、悔しさもありつつの結果だったと思うので、まあ、またこれから強くなっていくんだと思っています。
羽生くんをめっちゃ見て先輩の真似をするの可愛い

⭐⭐⭐⭐⭐⭐
えー、もうなんか大事な話が盛り込まれ過ぎ

喘息の話とか、ド直球で引退の話とか良く聞いてくれました( *˙ω˙*)و グッ!
羽生くんにとって最終目標は
4回転アクセル成功>オリンピック金メダル
・それも、4回転アクセル以外も4回転とトリプルアクセルを入れた高難度プログラムをノーミスする。
・プログラムは「天と地と」に入れる。むしろそのつもりで作った。
・オリンピックはベストを尽くして道のりの途上にあれば。
・4回転アクセルが満足いく出来になるまで現役はやめない。
・ゾーンに狙って入れる
とにかく4回転アクセルの出来次第なんですね。
びっくりしたのは「ひとりの練習」のメリットをたくさん語ってるところ。
リンクを占有できて、好きなだけ練習できるところはいいんですね。
でも、体のケアをしてくれる先生がカナダにいたり、練習で限界を感じた時はコーチのアドバイスも聞けずひとりで立て直さなければいけない難しさもある。
それから、めざましの独占インタビューは聞いてホッとしました。
今回は失敗してそれで良かったっていうところ。
満足したら逆に安心してモチベーションが下がるって事もあるんだなと思いました。
悔しいは悔しいけど、もう取るものは取ったし、やるべき事もやってる羽生くんは、4回転アクセルの完成形を見せる未来を見つめているんですね。
ファンとしては、羽生くんが3位になったという事はかなりショックではあります。
でも、羽生くんは収穫があったと言っています。
羽生くんだけが知る、一見失敗した演技の裏の収穫が、どのような実りを見せるのか、視線を先に移して楽しみにしたいと思います。
さらっと言ってますが国別がある?
ええーー!
出ないと思ってた

今期もう1回見られるかもなの

◆お写真はありがたくお借りしました。