猫の話の続きです。
これは去年の6月のお話です。

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6月はほとんど毎日散歩に行っていました。
散歩のコースは、猫と出逢ってからは目的地があの路地のおじいちゃんの家になりました。

猫は、だいたい決まっていつもおじいちゃんの家の前にいます。
路地を覗いてちんまりと座った姿が見えるとにんまりしてしまいます。

猫は、私が行くと愛想よく寄ってきて甘えてきます。
出逢って数日でもうこの猫にめろめろな私です。


おじいちゃんも朝、近所の友達と散歩をしているので、私が行った時は散歩に行って家にいない事がよくありました。


猫を撫でていると、そのうちガラガラとシルバーカーを押して帰ってきます。


おじいちゃんと会った時はいろいろと質問をしました。
まず気になったのは、この猫はいくつなんだろうという事です。

やや小柄に見えたのでまだ若いのかなぁと思っていました。
もしかすると1歳になってないのかなぁ。


ところが、おじいちゃんに聞くと「そりゃーだいぶになる」と言うんです。
「10年か、12年か。うちの小屋で生まれた」とのこと。


全然若くないじゃん笑い泣き

よく見ると、小柄と言うよりはちょっと顔が小顔なだけでした。

全体的には毛がぶわーっと膨らんでいて丸い体型です。
毛もちょっとパサついてるところがあるので、そこら辺に年が出てて10歳超えてるって事なのかもしれません。

この子を生んだ親猫はどうなったのか聞いてみると「親はいなくなった」と言っていました。


そして、ここにはもう1匹黒い猫がよく現れました。その子も遠慮がちではありましたが側に寄ってきて撫でさせてくれます。

おじいさんは「その2匹はうちの猫で、姉妹じゃ」と言うんです。

え、姉妹なの!

2匹、全く似てません。




片方は長毛のベージュと茶色の猫。片方は普通の毛の黒い猫。
姉妹なのにまったく違うなあ。



名前はなんて言うんですか?と聞いてみると「ない」っていうんです。



10年も飼ってて名前ないんかーーい笑い泣き



おじいちゃん、名前ぐらいつけてやって。


おじいちゃんは、「わしぁ何もやっちゃりやせん」って言います。
エサを出してあげてる以外特別何も世話を焼いてないという意味だと思います。


でも、このまま名前がないと不便なので私は名前をつけてあげる事にしました。
何て付けたかは次回また照れ