羽生くんは、「猫が好き」って言ってます

2019年の24時間テレビでも、訪ねたお宅に猫がいて嬉しそうでしたね。
「可愛い。癒し」って言ってとろけそうな笑顔で。
この猫になりたい~なんて思ったファンも多かったに違いありません(笑)
私も猫が大好きです😆💕
今NHKで放送中の朝ドラ「おちょやん」。
このオープニングが可愛いんです(*≧з≦)
イラストは、イラストレーターの犬ん子さんが手掛けました。
何度も書き直して苦労して完成されたそうです。
このオープニング、本当に可愛い❗
着物を着てるのがなんとも言えない愛らしさ。
私も昔、猫を飼っていました。
ちょうど羽生くんが撫でてる子とそっくりのキジ猫の女の子でした。
人見知りで、家族以外の人からは逃げるので、こんな風に羽生くんが来たら隠れて出てこなかったと思います。
今から14年前に13歳で死んでしまいました。
今でも本当は会いたい。
最後の日の数ヶ月前に、外からびっこを引いて家に帰ってきたことがあります。
右の後ろ足が倍ほどにも腫れて膨らんでいました。
外で別のおそらく猫に噛まれたんだと思います。
病院に連れていって治療をしました。
足の腫れは引いていきましたが、その後どういうことなのか足に力が入らないようにプラプラになってしまって歩けなくなってしまったのです。
先生が「歩かせない方がいい」というのでケージを買ってその中で寝かせるようにしました。
他にも数年前から乳ガンを患っていて、お腹のところに左右2ヶ所ジュクジュクした腫瘍がありました。本人は特に痛みはないようで、ガンはそのままもう手術などはしないでおこうということになっていました。
そんな8月の終わりのある日、家族は旅行中、私は3時間ほど家を空ける用事がありました。
暑い日なので、猫をどうするか考えました。家の中に置いて行くか、緩くクーラーを入れて行くか、それとも外の方がいいか。
結局、外の方が気分が良いかもしれないと思って、家の横の日陰のところに置いて出掛けました。
すると、天気が良かったのに途中黒い雲が出てきて一時バケツの底を抜いたようなどしゃ降りになったんです。
帰ることには雨は上がって青空が出ていました。
家につくと急いで猫を置いたところに行ってみました。
ところが!
猫がいない!
えーーどうして?!
急いで裏庭や前の庭を見て回りましたが、いません。
一瞬、頭の中で色んな考えが駆けめぐりました。
あの萎えた足で遠くまで行けるはずがない。
まさか、何かに襲われたとか、人に連れて行かれたとか
色んな悪い想像がよぎりました。
でも、そんなことは・・
よし、もう1回探そう、と思って名前を呼んでいると
ふと、小さな鳴き声が聞こえます。
「にゃー」
えっ、どこ?どこから聞こえるの?
もう1回名前を呼びました。すると再び
「にゃー」
周りを見渡し、声のする方を見ました。
そこは庭にある排水溝のところで、その蓋の奥にいました。
突然のどしゃ降りが来たので、彼女なりに隠れようとしたんだと思います。
蓋がある下なら濡れないと思ったのかもしれません。
でも、そこは庭に降った雨が流れこんでいく場所なので、却って濡れ、雨水だけでなく一緒に流れてくる泥と砂にもまみれ、それはそれはひどいドロドロに汚れた姿になっててびっくりしました。
早く出してあげたいと思いましたが、微妙に奥にいて手が出せません。
「出ておいで、早く出ておいで」
名前を呼んで声をかけるのですが、じっとこっちを見て出て来ようとしません。
お腹に乳ガンの腫瘍があるので、猫の手を掴んで引っ張るとその傷口が地面に擦れてしまいそうで引っ張れない。
なんとか、もう一歩こちらに出てくれないと、、と思いまた呼び掛けました。
すると、彼女が、こっちを見ていた眼をそらし、斜め下を向いて悲しそうにしました。
その時でした。
パッと彼女の思っていることが伝わってきたんです。
「だって、こんなにドロドロに汚れたらお家に入れないもん」
いつも外に出たときは家に入るときに手足を拭いてから上げていました。
今までこんなに汚れたことはありませんでした。
そんな事を気にしていたなんて!
と思い、直ぐに猫に強く声をかけました。
「大丈夫!お姉ちゃんがなんとかしてあげる!」
すると、その言葉を聞くとパッと顔を上げてこちら見て、グッと前足に力を入れて這い出て来たんです!!
この時のことは忘れられません。
思い込みでもなんでもなく、あの瞬間猫の考えも伝わってきたし、私が言うことも猫に伝わった。
猫と人間はこんなにも通じ合うことが出来るんだ!という驚きと喜びを感じながら、猫を抱えてお風呂場に急ぎました。
猫にとっては初めてお風呂に入るので、嫌がるかと思いましたが、濡れて冷えた体に温かいお湯が気持ちよかったらしく、おとなしく洗わせてくれました。
洗い終わってタオルにくるんで拭き、次はドライヤーです。
こちらも音に驚くかと思いましたが、大丈夫でした。温風をあてて乾かしていくと、自分が何をされているか分かったようでした。
横になっている体を頭から乾かしていき、だいたい8割くらい乾いたとき、体の向きを変えないと、と私が思っていると、彼女がまた前足に力を込めて一生懸命寝返りを打ち、私の顔を見上げて鳴くんです。「反対側もやって欲しい」と言うんです。
「うんうん、反対側もやってあげるからね」
そうして全身を乾かしてあげました。
そんな事があってから、猫ってそういう風に人に気をつかう生き物なんだって知りましたし、猫を飼っていない人にもそういう事がある素晴らしい生き物と知って欲しいと思いました。
動物を人の下に置くような考えの人間も多いと思いますが、1ぴき1ぴきの猫にはそれぞれの心があるんだと知って欲しい。
そうして、最近私は近所で新しい猫との出会いがありました。
独り暮らしのおじいちゃんが飼っている猫です。
この猫との出会いの話はまた今後も書いて行きたいと思ってます

◆写真は動画からスクショさせて頂きました。