全日本選手権のいろいろ気になったところを集めてみました

まずは、4回転サルコーを決めた紀平ちゃん。
フリーの演技中にステップとコレオを逆方向に滑っていたそうなんです!
「戻さなきゃ戻さなきゃ」と必死だったそうなんですが、そんな事ってある

って思ってびっくりしました。
↓本人解説動画
↓安藤美姫さんの女子の4回転についてのお話が興味深いものでした
「女子は男子と違う技術が求められます。男子は筋力があり、少しの軸のゆがみは耐えられるけど、女子は難しい。タイミングがきちっとはまらないと。軸は細ければ細いほど良い。高さがなくても、軸が細ければ回転速度が上がるので。伊藤みどりさんの3回転半と、私の4回転の滞空時間が同じ0・7秒だったそうです。回転速度が速いのが条件と検証してました」
軸を育て得るのは、若年層からの地道な基礎鍛錬だという。紀平の跳躍にも感じる共通項で「すごくコンパクトで速い」と見る。
なぜ2人目が登場するまで長い年月がかかったのか。その分析も実体験を踏まえて興味深い。
「1つはルール改訂。3回転でも回転不足を取られやすいとか、エッジの使い分けとか、細かい基礎的な改訂があった。連続3回転を無理してやるより、3回転−2回転の質の良い方が評価が上がることがあった、自分も含めですね。ルールに沿って選手はプログラム構成を考えないといけないので、余計にやらない選手が多かったのかな」。
最後に4回転に挑んだ08年GPファイナルを思い出す。
「その後に結局、回転不足が厳しくなり、演技構成点の重要性が上がった時代にシフトしました。回転不足などの修正もしないといけない時代で」。
大技より、勝つためには既存のジャンプの修正に追われた。4回転は08年が最後になった。ただ、はっきり覚えているという。
「楽しかったんですよ。回転不足ではあったんですけど。当時は21歳でしたが、14歳の頃を思い出したり。これから4回転を跳ぶ選手は増えるか? 一番強いのは選手の気持ちですね。楽しいと思えるかどうか、やりたいかやりたくないか、です。私は純粋に楽しかったので」。
紀平のジャンプにもそれを感じる。そして同時に、さらなる成長も期待する。
「今回のフリーは2位の坂本さんと約4点しか差がありません。それは他のジャンプで十分な加点を得られてないから。飛距離、高さ、流れなどが考慮されますが、改善の余地があります。私も現役の途中で踏み切る直前で力を抜くことを心がけて、跳び方を変更しました。力まずにスピードを殺さず、着氷後の流れを作るように変えた。その結果が11年の世界選手権優勝などにつながりました」。
紀平のジャンプは、足のつま先を付くトーループ系で少し止まる印象があるという。本人が掲げた「打倒ロシア勢」を果たすには、必須の改善になる。
「4回転をやる意味を引き立てるためには、他のジャンプの質を上げないと。4回転を跳んだからこそ、こだわってほしいです」。
「初」と「二人目」の間に、時代が求める価値の変化を感じながらも、4回転を持つがこそ、目指してほしい領域は重なっていた。(敬称略)
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次はさかもっちゃん。
昨シーズンからの「マトリックス」を継続して使っている坂本選手。
衣装を変えたそうです。その理由を聞かれてると・・
坂本「曲もほとんどまあちょっと変えたくらいで(振り付けの)ブノワ先生から「ちょっと変えた感を出そう」みたいになって、ほんじゃもう変えようか!ってなりました」
坂本「今までもう本当に伸縮性・通気性ゼロの衣装で、本当に苦しかったんですけど背中が開いただけでぜんっぜん違いました」
↓本人解説動画
羽生くんの衣装は、出来るだけ軽く、動きやすいものをと細かく注文して、重さもストーン1つ1つにも拘って作っていることを知ってるだけに、坂本選手の「
伸縮性・通気性ゼロ」にはびっくりしました

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全日本と関係ないですが、ロシアのコストルナヤ選手も日本犬を飼ってるそう。
ザギトワ選手のマサルのように、この子も日本風の名前で「タカラ」というそうです

↓こちらは鍵山選手のInstagram。
コロナ禍で鍵山選手もほとんどお家ですごしているそうで、ハマっているのがお絵かきだそう。
スヌーピーの絵や、東京喰種の上手な絵をアップしています。
羽生くんの好きな東京喰種!意外な接点です

鍵山選手のInstagram

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そして羽生くん~

本番2時間前、ウォームアップエリアで集中力を高めている最中頬を伝い、一粒の涙が・・溢れた。
Mr.サンデーの単独インタビューで三田アナウンサーが涙のわけを尋ねると・・
三田「一瞬羽生選手のウォームアップのシーンが映った時に、涙が溢れたように見えたんですが、もしお話することが可能であれば聞かせて頂けますか?」

羽生「泣いてたのか・・・・」

羽生「分かんないっす!」
覚えてないんかーい

羽生「なんか僕よくあることなんですけど、曲の主人公になりきるってことを最近やってて」

羽生「まあ今日のフリーとか見ててちょっと分かるかも知れないんですけど、感情をちょっと押さえるっていうかちょっと客観視して、自分が一番いい時のリズムに合わせていくみたいな事を、このコーチがいない期間ずっとやってたんですね」
羽生「で、その中で見つけたのがまあある意味その1つであって、んー、見つけた中の1つで、その曲の主人公になりきるっていうのをやってて」

羽生「まあ特にそこに感情はないんですけど」

羽生「たぶん悲しい曲聴いてたんだと思うんですよね」

羽生「そこの曲の波長みたいなものに合わせようってしていたのかなって思います」
本当に2020年お疲れ様でした
羽生「お疲れさまでした。ありがとうございました」

羽生「良いお年をお迎えください」

羽生「初めて良いお年をお迎えくださいってかまないで言えた気がする」

写真は2016年NHK杯
日野龍樹くんが今季限りで引退
10月のジャパン・オープンの会見で今季か来季限りで現役に別れを告げることを明かしていたが、前日からこの日の朝にかけて今季限りと気持ちが固まったという。「いや、こんなもんっすよ、やめる時って」。羽生結弦(ANA)と同学年の25歳は、12度目の国内最高峰の舞台を「久しぶりに楽しい全日本だった。満足度の高い全日本」と振り返った。現役最後の競技会は来年3月という。
ショートで11位となった夜から朝の間に決めたそうです。
少年の頃から一緒に頑張ってきた羽生くんの同期がいなくなるのは寂しい

今回の全日本が羽生くんと一緒に出る最後の試合となりました。
来年3月の競技会はコロナの状況によってはどうか分からないですが、無事に開催されて欲しいです。
⭐⭐⭐⭐⭐⭐
今年のブログはこれで終わりです。
今年、私のブログは長い間更新が止まっていました。
心身ともに疲れているのかやる気も起きず

そうして立ち止まると余計に何をしたらいいか分からなくなるんです。
書かないとどんどんアクセス数も減って行きますので、ますます書く事に消極的になってしまいました。
でも、このコロナ禍の中、全日本に羽生くんが出場する決意をしたんだと思うと自分も何とかして応援しなきゃ、と俄然やる気が出て来ました!
羽生くんはひとりで頑張っていた!
そうとう苦しかった期間を乗り越えて得た今回の試合、本当に感動しました。ひとりでやって結果を出すのは本当に大変なことです。
「ただ、その中でも僕自身が戦っても勝てなくなってきたり。自分自身、去年のシーズンで全日本やGPファイナルのことがあり、自分が成長してないんじゃないかとか、戦えなくなっているんじゃないかとか、そういう思いがあって、戦うの疲れたなという苦悩にかられたりした。上杉謙信公の中にある戦い方の美学、犠牲があることへの葛藤、そういうことから最終的に出家されているんだと思う。悟りの境地までいった価値観が、ちょっと似ているのかなと、リンクさせながら踊らせていただいた。この世の中、戦わなきゃいけないことがたくさんありますけど、なにかみなさんの中に、戦いに向かっていく芯みたいなものが見えたらよかったなと思います」
羽生くんが言った「戦いに向かっていく芯」って言葉が胸に刺さりました。
羽生くん、ありがとうございました。
そして、忘れることなく皆さんがまた見に来て下さって嬉しかったです

「いいね」を押して下さってありがとうございます。
そこに並ぶアイコン1つ1つを見て、嬉しく感謝しました。
また来年も、自分のペースでの更新にはなりますが羽生くんを応援していきます。またよろしくお願いします。
それでは、寒さが厳しいおりご自愛なさって良いお年をお迎えください。
そして、ひとりひとりが感染者とならないよう対策して、みんな健康でいましょうね❗
◆お写真はありがたくお借りしました。