皆さまお久しぶりです・・
いつから更新してなかったのかしら😅

書こう書こうと思いつつ重くなった腰ぜんぜん上がらず💧

でも、羽生くんの応援は続けてます!
羽生くんが早稲田大学を9月に卒業されたそうですね。
おめでとうございます。
お祝いを申し上げます。

スポーツ報知の記事のタイトル、いいですね!
「在学中に五輪連覇と国民栄誉賞」!
在学中にやったこと凄すぎw



フィギュアスケート男子で五輪連覇中の羽生結弦(25)=ANA=が早大の人間科学部通信教育課程を9月に卒業したことが8日までに分かった。

 羽生は2013年に入学し、拠点のカナダでスケートと学問の両立に励んできた。在学中には14年ソチ大会、18年平昌大会と五輪で2大会連続の金メダルを獲得。国民栄誉賞を受賞している。

 8月に日本テレビ系「24時間テレビ43」にリモート収録で出演した際には、3Dモーションキャプチャによるジャンプを研究テーマにした卒業論文の完成を明かしていた。自らの体にモーションキャプチャをつけて陸上でジャンプを跳び、3回転半(トリプルアクセル)をデジタル化。「フィギュアスケートにおいて、モーションキャプチャ技術はどれだけ使えるかっていうのと、どういうふうな展望があるかをまとめた論文です」と話していた。





早稲田大学広報
広報誌「Campus Now」より



SPECIAL INTERVIEW 羽生結弦
「原動力は、学びを無駄にしたくないという思い」

フィギュアスケートで2度のオリンピックを制し、数々の快挙を成し遂げ、世界のトップを走り続ける羽生結弦選手が、今年9月に早稲田大学人間科学部通信教育過程(eスクール)を卒業した。
「目まぐるしく進化する情報という分野から、フィギュアスケートだけでなく、人間というものを見つめてみたい。そんな思いから、人間情報学科を専攻しました」
そもそもコンピュータ・プログラムに触れるのが大好きだったという羽生選手。フィギュアスケートの演技要素を入力すると、獲得できる最高得点が自動で計算されるプログラムを、自ら構築したという。
「フィギュアスケートの世界で歩み続けてきましたが、数値やデータで表された自分を見てみたいという思いがありました。数値は感覚の裏付けなので、競技にも役立っています。採点方法が更新されるたびに、プログラムをアップデートしながら、現在も活用しているんですよ」
羽生選手は卒業研究では「フィギュアスケートにおけるモーションキャプチャ技術(人や物の動きを取り込んで3Dデータに反映させる技術)の活用と将来展望」について追及した。3Dモーションキャプチャを自身の体に装着してジャンプし、その動きをデジタルデータ化するという手法は、羽生選手ならではのアプローチだ。
「競技だけでなく、研究という領域でも突破口を開きたかったんです。新たな研究の可能性があることを証明するために、自分しかできないテーマを選びました。将来的には、選手の技術向上やAIによる自動採点など、フィギュアスケート界の発展に役立てたいです」
多忙な選手生活の中で輝かしい功績を残しつつ、学業の時間を捻出することは容易なことではない。在学中、羽生選手は、勉強するときは勉強だけに集中したいということから、オフの日にまとめて授業をオンデマンド受講し、遠征の移動中の飛行機でレポートを書き、到着した空港で提出するという日々を繰り返してきたという。
「eスクールでの学修は、自分で時間のやりくりや、気持ちの切り替えを学ぶ機会になりました。学びの場を作るのは自分次第だなって。学びきる気持ちがあれば、自分の価値観や知識に影響を与えてくれる場になります。せっかくの学びを無駄なものにだけはしたくない。その思いは強かったです」
羽生選手は大学生活を「大変でしたけど、多くのことを学べました」と振り返る。
「研究を重ねた日々は、あらゆることを多面的に見ながら、分析・検証する力を与えてくれました。この引き出しはフィギュアスケートだけでなく、この先人生を歩んでいく上でも、必ず役に立つと思います」








    ⭐⭐⭐⭐⭐⭐

2012年のNHK杯の「豊の部屋」で、東北高校卒業後の進路について「早稲田大学の人間情報学科に進む」と話していたことが思い出されます。
あれから8年。

通信での卒業は、通常の授業に比べて難しいそうです。
早稲田の通信は、通学生と同じ時間数授業を受ける必要があり、課題も試験もあります。
うちの姪もこの春から大学生になりましたが、コロナウイルスのために1学期は全てオンライン授業になりました。
オンラインだと授業に出た成果を課題で出す必要があるため、毎回毎回がキツイから早く授業が始まって欲しいと言っておりました。

忙しい中、フィギュアスケートと学業を両立されて、合間に五輪連覇と国民栄誉賞を受賞されてからのご卒業。
氷上でも陸上でも異次元のご活躍で凄すぎです( ≧∀≦)

フィギュアスケートのモヤモヤした採点などに、羽生くんの研究成果を生かして、ジャッジによって点数にばらつきがあるなどという事がない競技になって欲しいです。


話はちょっと変わるんですが、このあいだまでNHKで赤毛のアンをドラマ化した「アンという名の少女」を放送していました。

原作を大きく変えているし、原作通りの赤毛のアンとは違うんですが、主人公のアンを演じる女優さんが本当に赤毛のアンそのもののビジュアルをしていて、毎回楽しみに見ていました。

原作の「赤毛のアン」シリーズは新潮文庫から出ているものが10巻まであって、うちにもあります。
今、読み返しているんですが、3巻「アンの愛情」の中盤、アンの幼馴染みが病気になり死に行く場面に目が止まりました。

「あたし、死にたくないの。死ぬのが怖いの。
天国に行くことが怖いわけじゃないのよ。でも、、なにもかもあんまり変わってしまうんですもの。アン、天国ってところはあたしが今まで慣れ親しんできたところじゃないわ」

帰り道、天国とはこの世の続きではないかと思うアンは思います。
「一つの生涯の終わりに到達し、次の世と向き合う時全然違ったものに立ち向かう恐ろしさで尻込みするのではいけない。・・・そのときどき、その場その場では美しく、すぐれたものであっても一生の目標とする値打のない、小さなことに生涯を賭けるべきではない。最高のものを求め、それに従わなくてはならない。天上の生活はこの地上から始めねばならぬ」

ここのところを読んだ時、羽生くんが浮かびました。
羽生くんの人生って本当に最高のものを求め続け、その信念に従い続けている人生だと思う。
崇高な人生を歩もうとしてる人の言葉は、いつもどこか羽生くんの姿とかぶります。

東日本大震災のときのことも、中国杯の衝突事故のときも、できる力を振り絞って見せてくれた思いに衝撃的に揺さぶられました。

今回のインタビューの「せっかくの学びを無駄なものだけにはしたくない」羽生くんらしい言葉で素晴らしいです。

ああ、どんどん素晴らしい大人になっていく羽生くん。

ご卒業おめでとうございます🌸






◆お写真はありがたくお借りしました。