皆さま、お久しぶりです

ブログずーっと書いていなくて久しぶりすぎですね。
書こう書こうと思ってはいたんですけど、
色々といっぱいいっぱいで(*;д;)
これからものろい更新になりそうですがよろしくお願いします。
昨日は3月11日でした。
あの日から9年もたつのですね。
そんなにたったとは思えないほど記憶に鮮明です。
羽生くんは、今でも涙を流すことがあると言っていましたね。
今年はなんと新型コロナウィルスの影響で震災の慰霊祭も中止という異例の事態となってしまいました。
コロナウィルスの感染防止のために世界フィギュア選手権も中止が発表されました。
当たり前にあったものがこうして奪われることがあるんだと、また1つ思い知らされた気持ちになります。
そんな中、昨日は震災が起きた時刻に仙台に虹かかるという現象に励まされ、希望を頂きました

復興もまだまだ道半ば。
それでも少しずつ被災地は甦って来ています。
亡くなられた1万5899人の方のご冥福をお祈りいたします。
行方不明の2529人の方がどうか1日も早くご家族のもとへ戻られますように。
最近、図書館で借りた樹木希林さんの本で「顔施」という言葉を知りました。
「いつも和やかに、おだやかな顔つきをもって人に対すること」という意味合いです。
パッと羽生くんが思い浮かびました。
羽生くんが見せてくれる笑顔に癒され、励まされている人がどれほど多いか。
羽生くんがこんなにも世界中の人から愛される理由の1つには、笑顔の多い選手で、彼の笑顔が素敵だということがあると思います。
調べてみると顔施というのは仏教用語なのですね。
菩薩が行う6つの修行、布施(ほどこし)・持戒(規律)・忍辱(たえしのぶ)・精進(努力)・禅定(おちつき)・智慧(学ぶ)の最も大切な第1に上げられるのが「布施」なのだそうです。
「布施」には、基本、お金や衣食などの物質を必要とする人に与えること、相手の心に安らぎを与え精神面でつくすこと、恐怖や不安などを取り除いて、安心させることの3つがあります。
しかし世に中には、施すべき財もなく、教える智慧もなし、ましてや人様の恐れおののきなどを取り除いてやることなど思いもよらない、という人の方が圧倒的に多い。
そんな人が「財力や智慧が無くても実行できる7つの布施」の1つが顔施なのです。
以下のサイトから抜粋させて頂きました。
その七つの布施とは、
一、眼施(慈眼施)
慈(いつく)しみの眼(まなこ)、優しい目つきですべてに接することである。
二、和顔施(和顔悦色施)(わがんえつしきせ)
いつも和やかに、おだやかな顔つきをもって人に対することである。
三、愛語施(言辞施)
ものやさしい言葉を使うことである。しかし叱るときは厳しく、愛情こもった厳しさが必要である。思いやりのこもった態度と言葉を使うことを言うのである。
四、身施(捨身施)
自分の体で奉仕すること。模範的な行動を、身をもって実践することである。
人のいやがる仕事でもよろこんで、気持ちよく実行することである。
五、心施(心慮施)(しんりょせ)
自分以外のものの為に心を配り、心底から、共に喜んであげられる、ともに悲しむことが出来る、他人が受けた心のキズを、自分のキズのいたみとして感じとれるようになることである。
六、壮座施(そうざせ)
わかり易く云えば、座席を譲(ゆず)ることである。疲れていても、電車の中ではよろこんで席を譲ってあげることを言う。さらには、自分のライバルの為にさえも、自分の地位をゆずっても悔いないでいられること等。
七、房舎施(ぼうしゃせ)
雨や風をしのぐ所を与えること。たとえば、突然の雨にあった時、自分がズブ濡れになりながらも、相手に雨のかからないようにしてやること、思いやりの心を持ってすべての行動をすることである。
難しい仏教用語ですが簡単に言うと「よろこんでもらうこと」だと最後にまとめられていました。
人を喜ばすことを考えて、それを実践することが「布施」。
なんか羽生くんとかぶるところが多いんです。
羽生くんは、16歳で書いた「蒼い炎」の印税の寄付からはじまり、今に至るまでの被災地への寄付活動の総額は1億円を越えていますし。これは布施の基本に上げた1つ「財施」。
羽生くんの人生は、辛いこと大変な事も多い。
それでも笑顔を忘れない。
羽生くん、あなたは菩薩の修行中なの( 。゚Д゚。)
そう言えば日本スケート連盟のインタビューで言ってたこともまさに。
羽生 そうですね。ぼくはフィギュアスケートを本当の意味で自分のためにやったことがないのかなと思っています。小さいころからフィギュアスケートが好きだった理由は、全員が集中して自分を見てくれる、いい演技をしたら喜んでもらえる、褒めてもらえるから。ジャンプを決めることも、結局は応援してくれる誰かが喜んでくれることがうれしかったです。それがぼくにとってはスケートだった。もちろん今は、表現することの喜びを感じますし、言葉では表しきれないことを氷上で全部出しきれるというのはすごく幸せな時間でもある。でも、そこまでたどりつくのはそう簡単なことではないんです。ピアノの練習だって、「表現したい」と思っても、そんなに簡単に指が動かないじゃないですか。今ここまでやって来られたからこそ、やっとその楽しみが生まれているだけであって、昔はそこまで思っていなかった。ここまで来るにあたって、みんなに喜んでもらいたい、その評価を受けたい――それが今に至るまでの、ぼくの原動力です。だから、みなさんが期待してくださる“羽生結弦”の、その上を行きたい。そう思いながら滑っているのかなと思います。
羽生くんは、本当に天から与えられた贈り物のようです。
羽生くん、あなたがこの世界にいてくれることに本当に感謝します。
笑顔は、気持ちがいいという事だけではなくて、この世で積むべき修行の1つでもあるのですね。
松岡修造さんは、ネガティブな自分を変えるために寝るときに笑顔を作ると言っていました。
笑っている顔でネガティブなことは考えられないんですよ、と。
これ、やってみると本当にそうなんですよね。
笑うことは、痛みを和らげ、アレルギー反応を抑える効果も医学的に認められているそうです。
羽生くん、いつも笑顔をありがとう。
羽生くん、あなたが今日も笑顔でいられますように。
いつも幸せを願っています
◆お写真はありがたくお借りしました。ありがとうございます。