24時間テレビの書き起こし、続きです

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「こんにちはー。よろしくお願いします。」
ハスカップ農家山口さん
「よろしくお願いします。ようこそ厚真町へ。」
「羽生です。」
山口
「はじめまして。よろしくお願いします」
山口善紀さん。親の代からおよそ40年間町の名産ハスカップを栽培している。
厚真町は、去年のハスカップの生産量日本一。
羽生が訪ねた6月下旬ちょうど実が熟し始めていた。
「食べて見ます?ちょっと酸っぱいですけど。はい。」
「ありがとうございます。頂きます。ああ、美味しい。」
山口さん
「美味しいです?」
「もう美味しいです。すごい美味しいですよ。びっくりした」
山口
「もう美味しいです?はは、嬉しい。」
羽生
「なんか、酸味って感じの酸っぱさじゃないんですね。」
山口さん
「ああ」
「ファーって爽やかな感じの広がりかたをするから食べやすいなって思って。」
山口
「ああそうです、そうです、爽やかな。」
羽生
「美味しい。ありがとうございます。」
一方で、畑の一角には土嚢が積み上げられていた。
地震で裏山が崩れ、栽培していたハスカップは土砂に埋まった。
元に戻るには、およそ10年かかるという。
「これを見た時には、本当に絶望しか無かったですから。」
羽生
「ですよね。」
山口さん
「産地では4万本以上生産されてたんですね、この木は。」
山口さん
「そのうち、1万1000本くらいが被害にあったんですよ。」
羽生
「4分の1以上。」
山口さん
「そうですね。」
そんな中、迎えた震災後初の収穫。
羽生
「こんにちはー。」
作業場を訪ねると。
羽生の訪問に笑顔が広がる。
「本当に幸せです。」
山口さん
「ハスカップ作ってて良かったね。」
名産のハスカップは、実が柔らかくつぶれやすいため生での出荷は向かない。多くは冷凍や、加工品で流通している。
こちらは、ハスカップのスムージー。
「めっちゃ美味しいです。」
女性
「ありがとう。」
「美味しくて普通の口調になってしまった。」
ハスカップは、厚真町のシンボル。全国の人に知って貰う事が力になる。
「僕のなかでは、元に戻すっていう気持ちよりも、なんというかな、目指したりとか希望を持ってやってった方が復興に繋がっていくと思うんで。」
「食べることで応援できるんなら。」
山口さん
「はい。たくさん食べて下さい。」
「食べます。ははは」
③へ続きます