痛みを堪えロシア杯を優勝した羽生くん


表彰式は松葉杖をついて現れました。
ケガを負いながら闘い抜いた姿にファンも涙です。
●海外メディアの称賛
サンデーステーションより

練習で転倒した4回転トウループをプログラムから外したが、
ショートからのリードをさらに10点も広げ持ちこたえた。
( アメリカNBCスポーツ )
転倒するも、ライバルは届かない。
( ロシア・ユーロスポーツRU )
●タラソワさんのコメント
●プルシェンコさんのコメント
プルシェンコさんは、スペインでハビエルのショーに出演中でした。
直接演技を見に行けなくて残念だった。
早く治る事を願っているよ。
マイ・フレンド・ユヅさん。
●プルシェンコさんの息子 サーシャくんのコメント
●プルシェンコさんの奥さん ヤナさんのコメント
●オーサー・コーチのインタビュー
☆☆☆☆☆☆
エキシの夜は、すっかり疲れて眠っていました。
目覚めて、22時頃、遅い夕食を食べながらニュースをチェックしたら、羽生選手がスケート連盟を通じて「グランプリファイナル出場にむけ全力で治療する」とのコメントを出したと。
えーーー!

そして、メールをチェックしたらゆづ友さんから「羽生くんが松葉杖で表彰式に。みんな泣いてる
」って。

えーーー!
・・なんかもう全部終わったと思って寝てる場合じゃなかったって感じです

松葉杖をついての表彰式が、本当に羽生くん頑張ったって思ってグッと来ました。羽生くんを称える会場のみんなの気持ちもとても温かく感動的でした。
ロシアで「origin」をやるのは、試合でやるのはこれが最後になるだろうから、ロシアの地で尊敬する方々の前で披露できて本当に良かった。
完璧なものに出来なくて涙を流していたけれど、誰もが羽生くんを誇りに思ったし、羽生くんの演技を見られて幸せだったと思います。
ショートの日、試合の少し前に不思議なことがありました。
玄関の方でなにかがパラパラっと弾けたような音がして、見に行ってみると昔トルコでもらったナザール・ボンジュウの腕輪が切れてあたりに散らばっていました。
とっさに羽生くんに何かあったんじゃないかって思いました。
頭には去年のNHK杯の時を思わせる転倒シーンが浮かびました。
ショートの6練の時も、試合の時も、私はひとりそういう心配をしながら見つめていましたが、結果は素晴らしい出来で、ああ杞憂だったと胸を撫で下ろしたんです。
ところが、翌日のフリーの前に昨日心配した通りの光景が現実のものになってしまった。
私には別に神秘的な力がある訳じゃありません。
腕輪は10年も前に貰ったもので、通してあったゴムは硬く劣化してそのために切れただけに過ぎません。
遠く離れたロシアにいる羽生選手と結び付いたりしない、関係ないただの偶然だったと思います。
けれど、ナザール・ボンジュウはトルコのお守りで、災難や妬みから身代わりになって守ってくれるというもの。
この6年の間、ずっと羽生選手を思い続けた私の思いを受けて、彼の危機に反応して守ってくれたのだとも思えてくるんです。
平昌の時に、最後のルッツで転ばずに立てたのは「物理的に皆さんの力が働いたと思う」って羽生くんが言っていたように。
避けられない事故だったかも知れないけれど、遥かロシアに思いは飛んでわずかでもその災いが小さくなったって思いたい。
バラバラになってしまったビーズを拾い集め、また紐に通して腕輪の形に戻しました。
何度でも復活して、また無理をしそうなあの人を守ってくれると信じよう。
◆お写真はありがたくお借りしました。
一部はテレビの画面撮りです。