羽生選手は、団体戦を回避し、個人戦に照準を絞るそうですニコニコ

現状から、団体戦は出ないんだろうと予想はしていたんですけど、無理しないでくれて良かった❗



フィギュア羽生 五輪で団体は出場せず シングルに照準
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180203/k10011313741000.html
NHK 2月3日 6時08分

今月9日に開幕するピョンチャンオリンピックで、フィギュアスケートの羽生結弦選手が、ケガからの回復を優先させるため、開幕直後に行われる団体への出場を回避し、66年ぶりの連覇がかかる個人戦の男子シングルに照準を絞ったことが関係者への取材でわかりました。

羽生選手は、去年11月に行われたNHK杯の公式練習でジャンプの際に転倒して右足首のじん帯を痛め、その後の大会をすべて欠場して、拠点にしているカナダのトロントでリハビリを続けています。

関係者によりますと、羽生選手は年明けから氷上での練習を再開し、ピョンチャンオリンピックに向けて徐々に練習のレベルを上げていますが、痛めた右足首の回復を優先させるため、開幕日の9日から始まる団体への出場を回避することになりました。

そして、16日から競技が始まる男子シングルに照準を絞って、最終調整を進めていくことになりました。

男子シングルは、16日に前半のショートプログラム、17日に後半のフリーが行われ、羽生選手は66年ぶりとなる連覇を目指します。羽生選手は、4年前のソチ大会では、団体のショートプログラムでトップになり、その勢いのまま個人戦の男子シングルで金メダルを獲得しています。




サンケイ 2018.2.3 05:00
http://www.sankei.com/sports/news/180203/spo1802030007-n1.html
【平昌五輪】
羽生結弦、団体戦回避で個人戦に照準へ フィギュア男子 

 2月9日に開幕する平昌五輪で右足首負傷から復帰を目指すフィギュアスケート男子の羽生結弦(ANA)が、開幕日から始まる団体戦を回避し、男子66年ぶりの2連覇を狙う個人戦に照準を合わせる方向となったことが2日、分かった。

 16日にショートプログラム(SP)、17日にフリーが行われる個人戦の五輪本番が、約3カ月半ぶりの実戦の舞台となる。

 日本スケート連盟によると、羽生は1月上旬から練習拠点のトロントで氷上練習を再開し、氷に乗り始めた昨年12月下旬から前進。その後の回復も順調とみられ、五輪出場にめどが立った。ただ、負傷箇所への負担などを考慮し、個人戦に集中するとみられる。

 羽生は、昨年11月のNHK杯の公式練習で転倒して右足首の靭帯(じんたい)を損傷。昨年末の全日本選手権を欠場したが、昨季の世界選手権を制するなどした実績を評価されて五輪代表に選ばれた。

 日本選手団は4日に現地入り。羽生は別便で渡航する予定。





次の記事は、羽生くんがまだケガする前の、去年10月に出ていたものです。

この記事の中では、団体戦のメリットを主に取り上げていて、ペアとアイスダンスをカバーするため羽生選手を得点源として起用されることが考えられる」とありますので危惧していました。




フィギュア日本、平昌五輪団体出場枠 羽生2種目も
https://www.nikkansports.com/m/sports/news/amp/201710010000195.html
日刊スポーツ[2017年10月01日10時09分]

 アイスダンスの村元哉中(かな)、クリス・リード組(木下ク)が、フリー96・63点、合計159・30点で2位に入り、この種目での18年平昌五輪出場枠を獲得した。既にシングル男子3枠、女子2枠を確保する日本は、2大会連続の団体戦出場を確実にした。これによりエース羽生結弦(22=ANA)の2種目出場が可能となった。14年ソチ五輪では団体男子ショートプログラム(SP)で1位の好結果が、個人金メダルにつながった。平昌でも「金ロード」を再現する。

 羽生の五輪連覇へ舞台が整った。日本が、2大会連続となる団体戦出場を確実とした。もし羽生の五輪出場が決まれば、他国と比べやや力の劣るペア、アイスダンスをカバーする得点源として起用されることが考えられる。

 個人種目の前に、団体戦が行われるのは初めて実施された14年ソチ五輪と同じ。前回大会では、個人戦への負担が懸念されたが、逆に羽生は団体での経験を、その後の個人金メダルへとつなげた。

 第1のメリットは、会場と五輪の雰囲気に心身を慣らすことが出来る点だ。ソチ五輪では、団体戦の先陣を切って男子SPに登場。冒頭の4回転トーループを決めるなど、完璧な滑りを披露し1位となった。当時、羽生は「自分にとっては、今の自分がどうだというのが分かった」と発言。緊張感漂う試合で自分のコンディションを確認できた。

 4年前は最大のライバルだったカナダのチャン、幼少期から憧れの選手だったロシアのプルシェンコを抑えての1位。「プラスですね」と、個人戦に向けて自信を深めてもいた。

 団体戦の男子SPは18年2月9日で、フリーは同12日に行われる。男子3枠を持つ日本はSP、フリーで選手交代が可能。羽生が起用される場合、どちらにエントリーするかは直前まで状態を見極めて決定する。仮にSPでの出場となれば16日の個人戦(男子SP)までの期間はソチ五輪と同じ「中6日」。団体、個人と2度のピークをつくるのは難しいが、羽生は前回、団体SPの翌日を完全休養にあてる調整が成功し、個人SPでは世界最高得点をマークした。団体戦の出場は羽生にとっても大きな意味を持つ。【高場泉穂】

 ◆団体戦出場資格とルール 男女シングル、ペア、アイスダンス4種目中3種目以上の出場枠を持つ国と地域で、国際スケート連盟(ISU)の各種目ランキング合計上位10カ国が参加。個人で複数枠を持つチームは予選と決勝で選手交代可能。ショートプログラム(SP)、ショートダンス(SD)で1位から10位まで10~1点が与えられ、4種目合計の上位5チームが、フリーの決勝に進む。予選と決勝の合計得点で順位が決まる。

 


【2014/2/4放送 すぽると!】より

羽生「まあ、次の練習でトウループ跳んで。あとは、ショート、フリーどっちか分かんないので」



羽生「まあ、取り合えず今フリーやりましたけど、まあ、両方とも仕上げられるようにはしていきたいという風に思います」




ソチ五輪の当時のニュースです。
ちょっとびっくりしますけど、
団体戦2日前のこのインタビューの時点でSPとFSの
どちらに出るか本人に知らされてないんですよ。

個人戦の前に団体戦がある事もかなり負担だと思いますが、
ショートとフリー両方とも仕上げられるように・・
っていうのも自分のペースを乱されるのでは、と思います。


⬇こちらは、ソチ五輪直後の総括記事です。
団体戦の明暗について書かれています。


揺るがぬ羽生の強さ、団体戦の明暗

ソチ五輪フィギュアスケート総括
https://sports.yahoo.co.jp/column/detail/201402220003-spnavi?p=1
スポーツナビ2014年2月22日(土) 11:50

軒並み苦戦を強いられた日本勢

多くの期待を背負って臨んだものの、獲得したメダルは羽生の金1つのみ。浅田ら日本勢が本領を発揮できずに終わった要因はどこにあるのか

 ソチ五輪フィギュアスケートは現地時間20日に女子シングルを終え、全種目(エキシビションを除く)が幕を閉じた。男女の優勝者は羽生結弦(ANA)とアデリナ・ソトニコワ(ロシア)。共に19歳、17歳と10代の新王者が誕生した。

 日本勢は軒並み苦戦を強いられた。羽生が金メダルを獲得したとはいえ、日本チームからしてみれば、おそらく少々物足りない成績だったのではないか。代表選手が決まった時点で「金を含む複数メダル」が現実的な目標となっていたからだ。しかしふたを開けてみると、男子は町田樹(関西大)が5位、高橋大輔(関西大学大学院)が6位。女子は浅田真央(中京大)が6位、鈴木明子(邦和スポーツランド)が8位、村上佳菜子(中京大)が12位に終わった。高橋、浅田は4年前のバンクーバー五輪メダリストであり、町田にしても今季はグランプリ(GP)シリーズで2連勝と好調を維持。鈴木は全日本王者であり、村上も五輪直前の四大陸選手権で初優勝を飾るなど調整は順調に進んでいた。

 だが、彼らはいずれも五輪で本領を発揮したとは言い難い。では、その原因はどこにあったのか。大きな理由は2つ考えられる。

し烈な国内選考の代償

 1つめは代表選考となった全日本選手権が、「史上最も過酷な大会」と言われるほど、し烈な戦いであったということだ。幸か不幸か日本は現在、国内のレベルが非常に高い。特に男子は有力選手6人が3枠を争い、壮絶な戦いを繰り広げた。大会前の時点で、GPファイナルを制した羽生はほぼ当確となっていたため、実質2枠を懸け5選手が争った。結果的に同大会を制した羽生、2位の町田、5位の高橋が切符を手にしたわけだが、町田は体調を崩しており、大会後に「実は戦える状態ではなかった」ことを明かした。高橋に至っては昨年11月に右すねを負傷しており、なかば強行出場。今季の実績が評価されたこともあり、代表には滑り込んだものの、無理をしたことで回復が遅れてしまった。

 男子ほどではなかったにせよ、女子もGPファイナル優勝の浅田を除き、混戦が続いていた。鈴木と村上が合計200点超えの演技を見せて、出場権を勝ち取ったものの、鈴木はこの大会後に足を痛め、五輪までに調子を上げられず。メンタル面においても「全日本の優勝で求めるものが高くなった」と、自身に無理を強いてしまったことも良くなかった。

 ソチ五輪で銀メダルを獲得したパトリック・チャン(カナダ)は、GPファイナル終了後にこう語っていた。

「日本の選手たちは大変だ。このあと非常に難しい代表選考会が待っている。五輪で勝つより出場権を勝ち取る方が厳しいのではないか。カナダで出場権を獲得するのは僕にとっては楽なことだから、ファイナル後は少し休むことにするよ」

 もちろん厳しい戦いを勝ち抜くことは、選手たちを強くする。しかし、ここでピークを持ってきたり、無理をしたことで、多くの選手が疲弊し、本番に向け最高の状態に仕上げることができなかった点は否めない。

勝敗に影響を及ぼした団体戦

し烈な国内選考を勝ち抜き、団体戦を戦ったことで多くの選手は疲弊してしまった。その中で揺るがぬ強さを見せた羽生は今後も世界をリードしていくことだろう

 もう1つはソチ五輪から新設された団体戦の存在だ。これは日本に限った話ではないが、団体戦に出場した選手の多くは個人戦で何かしらのミスを犯している。男女通じて上位に入った選手でショートプログラム(SP)、フリースケーティング(FS)共にほぼノーミスで演技を終えたのは、女子で銅メダルを獲得したカロリーナ・コストナー(イタリア)くらいだった。

 戦前から金メダルの有力候補だったユリア・リプニツカヤ(ロシア)は団体戦でSP、FSに出場。ノーミスの演技でロシアに優勝をもたらすことに貢献したが、個人戦ではSPとFSの両方で転倒し、表彰台すら逃した。「疲れていた」とリプニツカヤは明かしたが、15歳の少女にとって大きな負担となったのは間違いない。

 代わりに金メダルを獲得したのが、団体戦に出場しなかったソトニコワ。リプニツカヤにしてみれば皮肉以外の何物でもない。銀メダルのキム・ヨナ(韓国)も団体戦には出場しておらず、女子に関してはこれが結果に大きな影響を及ぼしたと言っても過言ではないだろう。

 浅田にとっても団体戦の出場が足かせとなった。2月8日の団体戦・女子SPに備え、5日に現地入り。「日本では良い練習を積めた」と笑顔を見せていたものの、試合ではトリプルアクセルで転倒するなど結果が出ず、自信を失ってしまった。その後は個人戦まで10日以上あったため、日本チームが独自に練習拠点を置いたアルメニアに移動。そこで調整していたが、想定よりもソチとは気候が違い、予定を2日早めてソチに戻ってきた。

 肉体面、精神面の調整がうまくいかなったこともあり、浅田は個人戦のSPで今季ワーストを更新し、16位スタート。FSではトリプルアクセルを成功させるなど、見事な演技で意地を見せた。しかし、6位に浮上するのがやっとで、悲願の金メダルには手が届かなかった。

今後4年間に向けての展望は?

 そういう意味で、GPファイナルと全日本選手権で優勝し、初の五輪で団体戦にも出場しながら個人戦で優勝した羽生は、揺るがぬ強さを持っていたということだろう。男子に関しては、日本のみならず世界でも今後は羽生が軸となり、戦況をリードしていくことが予想される。23歳で迎える4年後の韓国・平昌(ピョンチャン)五輪に向けても、視界は良好だ。それを追うのは今大会で銅メダルを獲得した20歳のデニス・テン(カザフスタン)、7位に入った17歳の閻涵(中国)あたりか。パトリック・チャンや4位のハビエル・フェルナンデス(スペイン)は、平昌では20代後半にさしかかる。

 日本勢では来季からシニアに上がる田中刑事(倉敷芸術科学大)、日野龍樹(中京大)、全日本選手権で7位に入った16歳の宇野昌磨(中京大中京高)がどこまで成長できるかに懸かっている。もちろん今大会5位の町田をはじめ、小塚崇彦(トヨタ自動車)、無良崇人(岡山国際スケートリンク)といったベテラン・中堅も4年後を目指すことは決まっていないものの健在。しばらくは国内でも激戦が繰り広げられそうだ。

 一方で女子は、今大会に象徴されるようにロシア勢が世界をリードしていくだろう。ソトニコワ、リプニツカヤに加え、ソチ五輪は年齢制限のため出場資格がなかったエレーナ・ラジオノワ(15歳)もいる。浅田が引退することになった場合、村上や15歳の宮原知子(関大高)らで対抗していくことになる。他国を見ても若手では今大会4位のグレイシー・ゴールド(米国)ぐらいしかおらず、ロシア勢の隆盛は続いていきそうだ。

 最後に、今後も団体戦が続いていくようならば、ぜひとも日程は再考してもらいたい。団体戦の影響が個人戦に出るのは本末転倒。個人戦後にスケジュールを組めば、そこで本領を発揮できなかった選手は奮起するだろうし、あとのことを考えずに集中もできる。観ている側にしても、そちらの方が面白い。今回の教訓が4年後に生かされることを心から願いたい。

(取材・文:大橋護良/スポーツナビ)







    ☆☆☆☆☆☆


ソチ五輪で団体戦に出場した選手は軒並み不調でした。

特に女子は、個人戦まで10日以上開き、アルメニアでの練習環境も良くなかったと聞きました。


最後に、今後も団体戦が続いていくようならば、ぜひとも日程は再考してもらいたい。団体戦の影響が個人戦に出るのは本末転倒。

と、記事は結ばれていますが、
その願いも叶わず、平昌五輪でもやはり団体戦が先に行われます。

羽生選手は当時、五輪派遣決定後、「団体戦がありますが?」と聞かれ、「初めてオリンピックに出るので、団体戦はあるものと思っているので問題ない」という風に答えていました。

羽生選手は結果的に「パリの散歩道」という抜群の安定感を見せていたショートで、団体戦を経て個人戦では世界最高得点を出すなど、調子を上げていきました。

けれど、個人戦の前に消耗する試合がある事は、やはりどう考えても良いスケジュールとは思えないです。

今回は、「金メダル特例」として、団体戦に出るか出ないかが選べ、出るならショートにするかフリーにするかを羽生くんは選べるという配慮がありましたので、結局「出ない」という選択が出来ました。

ケガがなければ、ペアとアイスダンスの得点の低さをカバーするために団体戦に出るように采配されたのでしょうか?

羽生選手は、決められたなら全力を尽くしたでしょうが、やはり負担が掛かる事はソチ五輪の選手たちの例を見ても明らかです。






そういう意味では、ケガをしていた今回、団体戦を回避し個人戦に力を尽くせる事になった事も、66年振りの五輪連覇に挑む羽生選手にとっては幸運な導きのような気がします。

羽生選手には、しっかりと集中し、二つ目の金メダルを掴んで欲しいです。

そして、団体戦に出場する日本チームの選手たちは、どうか団体戦出場が良い方に作用するように願って止みません。





羽田空港のANAのコーナー
一緒に写真が撮れるんですね🎵




でも、中はこーんな具合にチュー

ぷぷーっ!すっごい胴長な羽生くん!









◆下の3枚のお写真はお借りしました。ありがとうございました。