本日、2本目の記事です。
以下は、羽生くんが『あさイチ』で話していた、
「SEIMEI」を決めた時のエピソードです。
当ブログ あさイチ⑧(和のSEIMEI )より
羽生「最初のきっかけは、大河ドラマの音楽を聴いた時に『あっ、和っていいな』って思ったのがきっかけでした」
井ノ原・有働「へえ~」
井ノ原「やっぱ、その音楽を聞くと、やっぱり自分が滑っているのを想像するものですか?」

羽生「そうしないと、やっぱりプログラムに合ってないとダメなので。
例えば今(スタジオで)流れてるここの音なんかは、メインの、この映画(陰陽師)のメインのパートなんですけど」
井ノ原「うん」
羽生「ま、このパートを聞いた時はパッと自分滑っているの浮かんだんですよ」
井ノ原「へえ」




そして、初めて曲の編曲にも関わったのも「SEIMEI 」。
■【羽生・一問一答】“再演”の決意と挑戦「またと思わせない演技を」
8/9(水) 12:27配信

フィギュアスケートソチ五輪男子金メダリストの羽生結弦(22)=ANA=が8日(日本時間9日)、拠点とするカナダのトロントで練習を公開した。ショートプログラム(SP)は14-15、15-16年と2季使用した「バラード第1番」、フリーは15-16年に使用した「SEIMEI」で挑む。ともに“再演”となるが、五輪連覇を狙うプログラムへの決意と挑戦への思いを語った。
以下、一問一答。
-プログラムは。
「SPは夏のアイスショーでやったとおりショパンの『バラード第1番』。フリーは『SEIMEI』をもう1回やろうと思っています。経緯としては、『SEIMEI』を2015-16年シーズンにやって、いい演技ができたときからこのプログラムを五輪シーズンにもう1回使いたいと決めていたので。ほとんど迷いなくフリーは決めました。SPに関しては少し(迷いも)あったかもしれないけど、フリーは最初から、昨シーズンに入る前から『SEIMEI』を使おうと決めていたので。今季に向けて温めておいた感じ」
-新たな挑戦となる部分は。
「後半に4回転3本の構成でやっている。だから計5本かな。実際に国別対抗戦(4月)で、前半のジャンプが1回転になってしまったけど、後半3回(4回転を)入れることに手応えを感じているし、試合でできたからこその自信もある。ブライアン(・オーサーコーチ)と相談はしたけど、僕にとっては何も躊躇(ちゅうちょ)することなく(後半に)3本入れるよという感じでした」
-ジャンプ以外でブラッシュアップしたポイントは。
「より、自分がどう見せたいか、この曲をどう演じたいか、どう感じているかを深められるようになってきている。バラード(第1番)は3回目で、何回も聞き込んだ上でどういう風にこの曲を演じようか、どういう風にジャンプを跳ぼうかというところまで含めて練習している段階なので。またこれかって思うかもしれないけど、試合で見たときに『また』って思わせないような演技にしたい」
-8月9日(現地は8日)は平昌五輪半年前。五輪への思いは。
「もちろん連覇したい気持ちはあります。今(自分の口から)連覇という言葉が出たとおり、ソチ五輪で優勝したという過去の縛りみたいなものはあるんだと思います。ただ自分の感覚としては、過去があるからこそいま、こうやって練習してきて、今季前半から合わせられるようにと思ってやってきているので。まず健康でけがなく、自分が実力を精いっぱい出せる状況で代表に選ばれることが大事。選ばれたら金メダルを狙って頑張りたいです」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170809-00000051-dal-spo
こちらは2015年の記事です。
当時の様子を合わせて読んで見てください。
■羽生なりきった陰陽師 世界に「和」認めさせた
[2015年11月29日10時1分 日刊スポーツ紙面から]
羽生結弦(20=ANA)が「日本」を世界に認めさせた。フリーのテーマ「陰陽師(おんみょうじ)」の世界を演じるためにこの夏、安倍晴明をまつる京都の晴明神社を参拝。日本文化への理解を深め、表現力を高めた。和風のプログラムは、今まで数々の日本人男子スケーターが挑戦しながら、認められなかった。世界最高得点に加え、もう1つの壁も破った。
今季、表現の幅を広げるため自ら選んだテーマは安倍晴明。愛読する作家夢枕獏原作の映画「陰陽師」のテーマ曲をアレンジし「SEIMEI」と名前も付けた。親しみと愛をもって、新たな挑戦に臨もうとした。
7月2日、深い理解を求めて、晴明神社を訪ねた。境内に入るとすぐに「気を感じる」と周囲に漏らし、警戒する様子を見せた。神の存在を演じることへの恐れが一気に湧いた。特別に見せてもらった非公開の肖像画に見入り、ご神木である樹齢300年のクスノキに手をあててパワーを受け取った。まるで晴明公に許しを請うように、10分もあれば見尽くせる境内を、1時間かけて集中して回った。この日の演技前。晴明公の紋である星印を胸に描き、祈るように天を仰いだ。心を込め、演じきった。
男子フィギュア界にとって「和物」は壁だった。佐野稔、五十嵐文男、鍵山正和、本田武史…。70年代から数々の日本を代表するスケーターが日本の曲を使いながら、世界大会で評価を得られなかった。佐野は七五調を基にした「荒城の月」、本田は民謡「木曽節」を使い、鍵山は法被を着て滑ったことがある。すべて理解されなかった。
なぜ羽生の陰陽師が評価されたのか。現在、浅田真央や男子の小塚を教える佐藤信夫コーチは変化をこう分析する。「昔はスケートは欧米人がやるものだったから、日本文化が理解されない部分は確かにあった。だが今はアジアの選手もたくさんいて、状況は変わってきている」。羽生が、日本の伝統的な節、踊りを伝えられるだけの高い技術、表現力を持っていたことも大きかった。
ホームの声援が、力になった部分もある。12月、スペインで行われるGPファイナルで再び「日本」を世界に発信する。【高場泉穂】
◆晴明神社(せいめいじんじゃ) 京都市上京区にある神社。平安時代中期の天文学者である安倍晴明公をまつる。晴明の活動拠点だった屋敷跡に晴明の死後、一条天皇が1007年(寛弘4)に創建。念力により湧かせたとされる井戸「晴明井」などがあり、パワースポットとして知られる。
https://www.nikkansports.com/m/sports/news/1572765_m.html?mode=all
今年、
2017/6/4の朝、10:30に羽生くんは晴明神社を参拝されました。
テレビの撮影もあり、
その後、本殿でご祈祷もされています。

晴明神社で奉納した絵馬に書いたのは・・
思い描く演技ができますように
そして、私の演技がきっかけで
皆さんに幸せがおとずれますように
2017.6.4 羽生結弦
今年の晴明神社訪問の記事をググると、晴明神社を羽生くんが訪ねたわけは、バラード1番の再演があるので「SEIMEI 」はないだろう。2年たってのお礼参りかと、スポーツライターが書いていました。
けれど、そうではなく実は新シーズンに向けた挨拶と、必勝祈願だった
わけです。
羽生くんがやってる事にはきちんと意味があるのだと思いました。
最初に陰陽師を聞いた時、自分が滑っている姿がパッと浮かんだというのも、初めて編曲にも関わったのも、
それまでのプログラムと比べて特別に意欲的な姿勢が感じられる気がする。
15-16シーズンが良かったから、オリンピックで使う事に迷いなく決めましたと言うのですが、
もしかすると、もっと前から
最初にイメージした時から内心の何処かで、
この曲が上手く行けば・・、外国人にも通じ、高得点に繋がれば、
オリンピックのフリーに是非とも「和の曲で」という
思惑がチラチラとはあったのではないか、と
そんな気がしています。
◆あさイチは、自宅テレビの画面撮りです。
それ以外はお借りしました。ありがとうございました。
以下は、羽生くんが『あさイチ』で話していた、
「SEIMEI」を決めた時のエピソードです。
当ブログ あさイチ⑧(和のSEIMEI )より
羽生「最初のきっかけは、大河ドラマの音楽を聴いた時に『あっ、和っていいな』って思ったのがきっかけでした」
井ノ原・有働「へえ~」
井ノ原「やっぱ、その音楽を聞くと、やっぱり自分が滑っているのを想像するものですか?」

羽生「そうしないと、やっぱりプログラムに合ってないとダメなので。
例えば今(スタジオで)流れてるここの音なんかは、メインの、この映画(陰陽師)のメインのパートなんですけど」
井ノ原「うん」
羽生「ま、このパートを聞いた時はパッと自分滑っているの浮かんだんですよ」
井ノ原「へえ」




そして、初めて曲の編曲にも関わったのも「SEIMEI 」。
■【羽生・一問一答】“再演”の決意と挑戦「またと思わせない演技を」
8/9(水) 12:27配信

フィギュアスケートソチ五輪男子金メダリストの羽生結弦(22)=ANA=が8日(日本時間9日)、拠点とするカナダのトロントで練習を公開した。ショートプログラム(SP)は14-15、15-16年と2季使用した「バラード第1番」、フリーは15-16年に使用した「SEIMEI」で挑む。ともに“再演”となるが、五輪連覇を狙うプログラムへの決意と挑戦への思いを語った。
以下、一問一答。
-プログラムは。
「SPは夏のアイスショーでやったとおりショパンの『バラード第1番』。フリーは『SEIMEI』をもう1回やろうと思っています。経緯としては、『SEIMEI』を2015-16年シーズンにやって、いい演技ができたときからこのプログラムを五輪シーズンにもう1回使いたいと決めていたので。ほとんど迷いなくフリーは決めました。SPに関しては少し(迷いも)あったかもしれないけど、フリーは最初から、昨シーズンに入る前から『SEIMEI』を使おうと決めていたので。今季に向けて温めておいた感じ」
-新たな挑戦となる部分は。
「後半に4回転3本の構成でやっている。だから計5本かな。実際に国別対抗戦(4月)で、前半のジャンプが1回転になってしまったけど、後半3回(4回転を)入れることに手応えを感じているし、試合でできたからこその自信もある。ブライアン(・オーサーコーチ)と相談はしたけど、僕にとっては何も躊躇(ちゅうちょ)することなく(後半に)3本入れるよという感じでした」
-ジャンプ以外でブラッシュアップしたポイントは。
「より、自分がどう見せたいか、この曲をどう演じたいか、どう感じているかを深められるようになってきている。バラード(第1番)は3回目で、何回も聞き込んだ上でどういう風にこの曲を演じようか、どういう風にジャンプを跳ぼうかというところまで含めて練習している段階なので。またこれかって思うかもしれないけど、試合で見たときに『また』って思わせないような演技にしたい」
-8月9日(現地は8日)は平昌五輪半年前。五輪への思いは。
「もちろん連覇したい気持ちはあります。今(自分の口から)連覇という言葉が出たとおり、ソチ五輪で優勝したという過去の縛りみたいなものはあるんだと思います。ただ自分の感覚としては、過去があるからこそいま、こうやって練習してきて、今季前半から合わせられるようにと思ってやってきているので。まず健康でけがなく、自分が実力を精いっぱい出せる状況で代表に選ばれることが大事。選ばれたら金メダルを狙って頑張りたいです」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170809-00000051-dal-spo
こちらは2015年の記事です。
当時の様子を合わせて読んで見てください。
■羽生なりきった陰陽師 世界に「和」認めさせた
[2015年11月29日10時1分 日刊スポーツ紙面から]
羽生結弦(20=ANA)が「日本」を世界に認めさせた。フリーのテーマ「陰陽師(おんみょうじ)」の世界を演じるためにこの夏、安倍晴明をまつる京都の晴明神社を参拝。日本文化への理解を深め、表現力を高めた。和風のプログラムは、今まで数々の日本人男子スケーターが挑戦しながら、認められなかった。世界最高得点に加え、もう1つの壁も破った。
今季、表現の幅を広げるため自ら選んだテーマは安倍晴明。愛読する作家夢枕獏原作の映画「陰陽師」のテーマ曲をアレンジし「SEIMEI」と名前も付けた。親しみと愛をもって、新たな挑戦に臨もうとした。
7月2日、深い理解を求めて、晴明神社を訪ねた。境内に入るとすぐに「気を感じる」と周囲に漏らし、警戒する様子を見せた。神の存在を演じることへの恐れが一気に湧いた。特別に見せてもらった非公開の肖像画に見入り、ご神木である樹齢300年のクスノキに手をあててパワーを受け取った。まるで晴明公に許しを請うように、10分もあれば見尽くせる境内を、1時間かけて集中して回った。この日の演技前。晴明公の紋である星印を胸に描き、祈るように天を仰いだ。心を込め、演じきった。
男子フィギュア界にとって「和物」は壁だった。佐野稔、五十嵐文男、鍵山正和、本田武史…。70年代から数々の日本を代表するスケーターが日本の曲を使いながら、世界大会で評価を得られなかった。佐野は七五調を基にした「荒城の月」、本田は民謡「木曽節」を使い、鍵山は法被を着て滑ったことがある。すべて理解されなかった。
なぜ羽生の陰陽師が評価されたのか。現在、浅田真央や男子の小塚を教える佐藤信夫コーチは変化をこう分析する。「昔はスケートは欧米人がやるものだったから、日本文化が理解されない部分は確かにあった。だが今はアジアの選手もたくさんいて、状況は変わってきている」。羽生が、日本の伝統的な節、踊りを伝えられるだけの高い技術、表現力を持っていたことも大きかった。
ホームの声援が、力になった部分もある。12月、スペインで行われるGPファイナルで再び「日本」を世界に発信する。【高場泉穂】
◆晴明神社(せいめいじんじゃ) 京都市上京区にある神社。平安時代中期の天文学者である安倍晴明公をまつる。晴明の活動拠点だった屋敷跡に晴明の死後、一条天皇が1007年(寛弘4)に創建。念力により湧かせたとされる井戸「晴明井」などがあり、パワースポットとして知られる。
https://www.nikkansports.com/m/sports/news/1572765_m.html?mode=all
今年、
2017/6/4の朝、10:30に羽生くんは晴明神社を参拝されました。
テレビの撮影もあり、
その後、本殿でご祈祷もされています。

晴明神社で奉納した絵馬に書いたのは・・
思い描く演技ができますように
そして、私の演技がきっかけで
皆さんに幸せがおとずれますように
2017.6.4 羽生結弦
今年の晴明神社訪問の記事をググると、晴明神社を羽生くんが訪ねたわけは、バラード1番の再演があるので「SEIMEI 」はないだろう。2年たってのお礼参りかと、スポーツライターが書いていました。
けれど、そうではなく実は新シーズンに向けた挨拶と、必勝祈願だった
わけです。
羽生くんがやってる事にはきちんと意味があるのだと思いました。
最初に陰陽師を聞いた時、自分が滑っている姿がパッと浮かんだというのも、初めて編曲にも関わったのも、
それまでのプログラムと比べて特別に意欲的な姿勢が感じられる気がする。
15-16シーズンが良かったから、オリンピックで使う事に迷いなく決めましたと言うのですが、
もしかすると、もっと前から
最初にイメージした時から内心の何処かで、
この曲が上手く行けば・・、外国人にも通じ、高得点に繋がれば、
オリンピックのフリーに是非とも「和の曲で」という
思惑がチラチラとはあったのではないか、と
そんな気がしています。
◆あさイチは、自宅テレビの画面撮りです。
それ以外はお借りしました。ありがとうございました。