

羽「小さなニュアンスとか、そういうものがなかなか掴み切れないので」
「やっぱりそこはオーサーコーチも遠慮して、優しい単語で優しい言葉で掛けてくれる。そういうところもあると思いますし」

羽「まあ自分自身も、自分の心を全部出し切れてないわけですし」
「まあ、そこは今シーズン一番乗り越えなきゃいけない大きな壁だと思います」

(10月中旬 アメリカ シアトル)
10月。シーズン開幕。

世界のトップスケーターとしのぎを削る闘いが始まりました。


羽「よろしくお願いしまーす」


羽「お願いしまーす」


オーサーコーチとの練習の成果が試されます。


羽「プレゼントなの!?」
羽「すげー」
ファン「もし良かったら力になれたらと」

羽「これ持って写真撮って」
ファン「写真撮っていいですか?」
羽「いいっすよいいっすよ」
(;∀;)ウラヤマー






続いての滑走は、羽生結弦 日本。




大会1日目のショートプログラム。

演技が始まります。









4回転ジャンプを完璧に決めました。




その後のジャンプも次々と決めて行きます。




(アメリカ解説)
「羽生選手は男子の参加選手の中ではかなり若い方ですが、」


(アメリカ解説)
「リンクの上では17歳とは思えない大人っぽさがあります」

(アメリカ解説)
「近い将来、必ず注目を浴びる選手になるでしょう」

ミスの無い演技。


(アメリカ解説)
「スタンディング・オベーションが沸き起こっています」




(アメリカ解説)
「実は、演技中のオーサーコーチがとても面白かったんですよ」

(アメリカ解説)
「あそこで羽生選手と一緒に滑っていたんだと思います」









得点は95.07。
世界最高得点を叩き出しました。



☆☆☆☆☆☆
この頃はまだ、羽生選手とファンの距離が近かったですね。
プレゼントをリンク脇で手渡し出来たり。
2013年もまだそんな感じでしたが、やっぱり2014年のソチ以降ですね。
ファンが爆発的に増えて、ついにはSPまで付くようになってしまいました。
ニースの次にテレビで放送された試合が、スケートアメリカだった訳です。半年待って、どんな演技になるのか楽しみで楽しみで。
ですが、このショートを見て「羽生選手やったー!」みたいな気持ちだったかと言うと、実は正直ビビったと言う感じでした。
カナダに行って、あまりにも強くなって、ちょっと遠くに行っちゃった…みたいな

まだ「アスリートの魂」も放送されていなくて、陰の苦悩を知らずに、その超人的な才能に恐れを感じた夜でした。
そして翌日のフリー、あのような展開が待っていようとは、誰にも予想もつかない事でした。