羽生くんの初出演映画となった『殿、利息でござる!』をやっと見て来ました。
(*´∀`*)


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貧しい村人が千両=3億円もの大金を集めて殿様に貸して利息を取るというストーリーが実話というのも面白いです。


羽生くんのお殿様は映画終盤に登場しますが、ここまでに描かれた町の人々の苦労も、映画も、羽生くんの殿様の出来によって大きく印象が変わるかなり重要な役です。


メイキングなどでは、なかなか良い演技に見えましたが、映画本編を見たらどうなるの?とは思ってました。


ついに、廊下の先から殿様が歩いて来て、皆の前に座りました。


見た瞬間、内心「わあ」と驚きました。


なんて気品と威厳のある姿でしょうか。


メイキングや予告で見てはいましたが、大画面の中で演技どうこうではなく、存在そのものがお殿様でした。


庶民とは違う水を飲んで育った人という雰囲気。


その威風堂々とした殿様オーラが、映画の世界に決定的なリアリティーを持たせていました。


羽生くん凄い。


並み居る俳優陣に羽生くんは、良い風を送っていました。


出番は思った以上に短いものでしたが、とても素晴らしかったです。


あんな魅力的なお殿様だったら、家臣たちも殿様の為に色々頑張ってあげるに違いない。


悪どい役の、萱場杢にしろ、可愛い殿様の為にお金をちょっとでも多く集めようとしていただけかも知れない。


キャラクターの一人一人に深みがあって、誰の視点で語るかでいくらでも話が膨らませられそうでした。


殿様サイドから見た視点でのスピンオフドラマを見てみたくなりました。


もちろん重村が主役で。


もっと重村を見てみたい!そんな気持ちになりました。

それぐらい、あの短い時間の中で最大限に人間味溢れた魅力的な人物を表現していました。最後に去って行く時まで。


普段フィギュアスケートの中で、1秒の表現にこだわっている事がきっと生かされていると思います。


そしてこの映画の経験もスケートに生かされて行くに違いないと思います。


パンフレットも写真が多く、色んな場面が載せられていて、インタビューも面白い。瑛太さんはインタビューの中でも羽生くんを「美しい」と。
(^m^)


その他当時の背景の説明も色々とあり読みごたえがありました。



この映画は、笑いもあり涙もあるのに、奇をてらった所のない、人間を思いやる心に溢れた本当に美しい作品でした。


このような立派な日本人がいた事を誇らしく思います。たくさんの方の尽力で出来た映画ですが、羽生くんが関わっていなければ知らぬ間に終わっていた映画かもしれません。


羽生くんのおかげで素晴らしいものをまた見せて頂きました。
ありがとうございました。
(*´∇`)