2016世界選手権のフリーの翌日に収録された20分間の独占インタビューです。
【2016/5/14放送 フィギュアスケートTV!】より

Q.世界選手権の舞台ボストンの町並みは?
羽「本当立派なね。綺麗ですよね」

羽「凄いなんかその、赤レンガ的な…ねえ。なんかこのヨーロッパ感が凄くあって」

羽「本当に風情のある街だなあと思って。なんか京都みたいな条例とかあるんですかね?」

羽「あの、セブンイレブンとか、ね、色んなお店があったんですけど、スターバックスとかも含めて」
Q.「外側はね全然ね、スターバックスじゃない…」
羽「そうなんですよね」

羽「だから凄いなあ、って思って。はい」

Q.「先ずは、世界選手権が終わりまして」
羽「はい」
Q.「どんな大会だったですか?」
羽「どうですかねえ。まあ、非常に悔しい思いもありつつ」

羽「またその、色んな課題が自分の中で見つかり。その、特にフリーの方ではいい課題が沢山見つかったと思っているので。まあとにかく、自分が思っている以上に凄く気持ちは前を向いてますし。皆さんが思っている以上に悔しい思いも沢山ありますけれども」

羽「非常に…まあちょっと来期という事でね、ちょっと長いですけどそのスパンはちょっと長いですけれども本当に色んな事をシーズン前にやって。で、また強くなりたいなと今は非常に思っています」

Q.「去年の悔しさとまたちょっと違うんですか」
羽「はい。勿論そうですね。去年のそのショートの1位っていうのと、今年のショートの1位って言うのと全く質の違ったものでしたし」

羽「またその点数だけを見ていたとしても、やはりその演技の内容と言うか、皆さんが、それぞれの選手が求めていた演技内容というものが格段にレベルアップしてるなって感じはしたので、勿論そういう意味では悔しいって気持ちがあるとともに、」

羽「あの、昨年よりも少しでも、まあフリーの順位一つだけかも知れないですけどね、やっぱりちょっとは成長できた部分もあったのではないかなと言う気持ちもします」
Q.「やっぱりフリーが思い描いていたものとはかけ離れてしまったと言うのが最大の所だと思うんですが」
羽「はい、そうですね」

Q.「まあ、ちょっとね、前のトロントの取材から、で空港に入って来た感じとかも…いいステップを…踏んでて」
羽「そうですね(笑)」
Q.「で、やっぱりフリーで…こうなっちゃうんだって言うのがなんかこう…分かんないですけどね、見てる方の僕のイメージなんですけど。やっぱり変わっちゃったって事ですかね?そこまで来てた流れが」

羽「んー。どうですかねえ。もしかしたら自分が思っていたそのピーキングって言うものが。またブライアンとも、まあトレイシーとも本当に色々な話をして、こうした方がいいよね、ああした方がいいよねって言うものが、その自分の中で上手くコントロール出来てなかったのかなって言う、悔いと言うかね。そういうものも残ってますし」

羽「実際にここに入って来る時…。またはショートプログラムもまだまだだなと思ってましたけれども。やはりここに入って来て空港でインタビューして頂いた時もそうでしたけれども、やはり自分の中では今回は完璧に自分の中で仕上げて来れたと。試合に向けた練習、試合に向けた自分の調子作り、そういうものが出来たと言う風に完全に自負していたので」

羽「そういう意味では完璧だったと言うことは思っていたけれども、実際結果としてこういう結果になってしまっているので。まあ反省すべき所は多々あるなと言う風に思っています」

Q.「まあリンクの上で起こる事なんでね。ミスはそりゃあ発生する事だと思いますけど、やっぱりその緊張感っていうのが芽生え始めた…ちゃったって言う事は、ま、一番緊張感と言う言葉がちょっと出て来ましたけども」

羽「そうですね。あのー。まあこれはちょっと自分の解釈かも知れないですけど。その、今シーズンいい演技を続けて2回とも出来て。で、結果としても記録としても凄くいいものを頂けて。その中でノーミスと言う事に対して…。もちろん練習でもその回数って言うのはもの凄く増えましたし。またその勝利への意欲って言うのも強くありましたけれども」

羽「それよりもその自分の演技に対する完成度であったりとか、自分のジャンプに対しての思いだとか、そのプログラムに対しての思いだとか、そういう思いがもの凄く今シーズン一つ一つ試合を終える毎に強くなって行ったんだと思うんですね」

羽「だからこそ、その何か完成形を余りにも追い求め過ぎてて…。あのー、何て言えばいいかな…。そのトロントで1回取材して頂いた時に、限界はないって、自分の完璧って言うものはないって言う風に言いましたけれども」

羽「その、自分の中で『これが完璧』だと言うものをその評価として頂けちゃったからこそ、それに拘り過ぎちゃってたのかなって気持ちは、昨日1日色々反省した時に思いました」

羽「その、『完璧を目指さなくてはならない』。でもその『完璧を目指さなくてはならない』っていう気持ちって言うのは…。もちろん自分の向上心にも繋がってるし、もちろんその集中というのにも繋がります。ただ、プレッシャーというのにも繋がるし、それプラス自分が出来たものを追いかけているような実感が少しあって」

羽「きっとファイナルの時も同じ気持ちでやったんだと思いますけど。その、自分が実際に『ここまで出来た』と、と言うものを求めて今回もそれ以上を求めるって言う、その何か…なんだろうな…わりと捕らわれてる状態ですかね、過去に捕らわれてる状態と言うか。そういうものがあったんではないかなと言う風に今回はちょっと分析しました」
☆☆☆☆☆☆
羽生くん、フリーの翌日、もう落ち着いてるなって言う印象です。
会見で、今悔しさを出したら自分が押さえられなくなると言っていたその気持ちは、自己分析で敗因を見つけて断ち切ったのでしょうか。
いつも直ぐに質問に答えを返さなくちゃいけなくて、でもずっと前から羽生くんは自分を客観的に見ていてすごいと思います。
「皆さんが思っている以上に悔しい思いも沢山あります」
と言う言葉もずっと気になってるんですよね。
明かされていない悔しい何かがあるのでしょうか。
ただ、気持ちは前を向いているとこの時点で言っているのは安心しました。
【2016/5/14放送 フィギュアスケートTV!】より

Q.世界選手権の舞台ボストンの町並みは?
羽「本当立派なね。綺麗ですよね」

羽「凄いなんかその、赤レンガ的な…ねえ。なんかこのヨーロッパ感が凄くあって」

羽「本当に風情のある街だなあと思って。なんか京都みたいな条例とかあるんですかね?」

羽「あの、セブンイレブンとか、ね、色んなお店があったんですけど、スターバックスとかも含めて」
Q.「外側はね全然ね、スターバックスじゃない…」
羽「そうなんですよね」

羽「だから凄いなあ、って思って。はい」

Q.「先ずは、世界選手権が終わりまして」
羽「はい」
Q.「どんな大会だったですか?」
羽「どうですかねえ。まあ、非常に悔しい思いもありつつ」

羽「またその、色んな課題が自分の中で見つかり。その、特にフリーの方ではいい課題が沢山見つかったと思っているので。まあとにかく、自分が思っている以上に凄く気持ちは前を向いてますし。皆さんが思っている以上に悔しい思いも沢山ありますけれども」

羽「非常に…まあちょっと来期という事でね、ちょっと長いですけどそのスパンはちょっと長いですけれども本当に色んな事をシーズン前にやって。で、また強くなりたいなと今は非常に思っています」

Q.「去年の悔しさとまたちょっと違うんですか」
羽「はい。勿論そうですね。去年のそのショートの1位っていうのと、今年のショートの1位って言うのと全く質の違ったものでしたし」

羽「またその点数だけを見ていたとしても、やはりその演技の内容と言うか、皆さんが、それぞれの選手が求めていた演技内容というものが格段にレベルアップしてるなって感じはしたので、勿論そういう意味では悔しいって気持ちがあるとともに、」

羽「あの、昨年よりも少しでも、まあフリーの順位一つだけかも知れないですけどね、やっぱりちょっとは成長できた部分もあったのではないかなと言う気持ちもします」
Q.「やっぱりフリーが思い描いていたものとはかけ離れてしまったと言うのが最大の所だと思うんですが」
羽「はい、そうですね」

Q.「まあ、ちょっとね、前のトロントの取材から、で空港に入って来た感じとかも…いいステップを…踏んでて」
羽「そうですね(笑)」
Q.「で、やっぱりフリーで…こうなっちゃうんだって言うのがなんかこう…分かんないですけどね、見てる方の僕のイメージなんですけど。やっぱり変わっちゃったって事ですかね?そこまで来てた流れが」

羽「んー。どうですかねえ。もしかしたら自分が思っていたそのピーキングって言うものが。またブライアンとも、まあトレイシーとも本当に色々な話をして、こうした方がいいよね、ああした方がいいよねって言うものが、その自分の中で上手くコントロール出来てなかったのかなって言う、悔いと言うかね。そういうものも残ってますし」

羽「実際にここに入って来る時…。またはショートプログラムもまだまだだなと思ってましたけれども。やはりここに入って来て空港でインタビューして頂いた時もそうでしたけれども、やはり自分の中では今回は完璧に自分の中で仕上げて来れたと。試合に向けた練習、試合に向けた自分の調子作り、そういうものが出来たと言う風に完全に自負していたので」

羽「そういう意味では完璧だったと言うことは思っていたけれども、実際結果としてこういう結果になってしまっているので。まあ反省すべき所は多々あるなと言う風に思っています」

Q.「まあリンクの上で起こる事なんでね。ミスはそりゃあ発生する事だと思いますけど、やっぱりその緊張感っていうのが芽生え始めた…ちゃったって言う事は、ま、一番緊張感と言う言葉がちょっと出て来ましたけども」

羽「そうですね。あのー。まあこれはちょっと自分の解釈かも知れないですけど。その、今シーズンいい演技を続けて2回とも出来て。で、結果としても記録としても凄くいいものを頂けて。その中でノーミスと言う事に対して…。もちろん練習でもその回数って言うのはもの凄く増えましたし。またその勝利への意欲って言うのも強くありましたけれども」

羽「それよりもその自分の演技に対する完成度であったりとか、自分のジャンプに対しての思いだとか、そのプログラムに対しての思いだとか、そういう思いがもの凄く今シーズン一つ一つ試合を終える毎に強くなって行ったんだと思うんですね」

羽「だからこそ、その何か完成形を余りにも追い求め過ぎてて…。あのー、何て言えばいいかな…。そのトロントで1回取材して頂いた時に、限界はないって、自分の完璧って言うものはないって言う風に言いましたけれども」

羽「その、自分の中で『これが完璧』だと言うものをその評価として頂けちゃったからこそ、それに拘り過ぎちゃってたのかなって気持ちは、昨日1日色々反省した時に思いました」

羽「その、『完璧を目指さなくてはならない』。でもその『完璧を目指さなくてはならない』っていう気持ちって言うのは…。もちろん自分の向上心にも繋がってるし、もちろんその集中というのにも繋がります。ただ、プレッシャーというのにも繋がるし、それプラス自分が出来たものを追いかけているような実感が少しあって」

羽「きっとファイナルの時も同じ気持ちでやったんだと思いますけど。その、自分が実際に『ここまで出来た』と、と言うものを求めて今回もそれ以上を求めるって言う、その何か…なんだろうな…わりと捕らわれてる状態ですかね、過去に捕らわれてる状態と言うか。そういうものがあったんではないかなと言う風に今回はちょっと分析しました」
☆☆☆☆☆☆
羽生くん、フリーの翌日、もう落ち着いてるなって言う印象です。
会見で、今悔しさを出したら自分が押さえられなくなると言っていたその気持ちは、自己分析で敗因を見つけて断ち切ったのでしょうか。
いつも直ぐに質問に答えを返さなくちゃいけなくて、でもずっと前から羽生くんは自分を客観的に見ていてすごいと思います。
「皆さんが思っている以上に悔しい思いも沢山あります」
と言う言葉もずっと気になってるんですよね。
明かされていない悔しい何かがあるのでしょうか。
ただ、気持ちは前を向いているとこの時点で言っているのは安心しました。