
有「しなやかなね、なんかこう手足が凄くうらやましいんですが、なんかありますか?コツが。手はこうやると凄く長く見えるとか、しなやかに…」
羽「はあ~、是非ぜひ学んで行かなくてはいけないので、そこらへんは完全にイノッチさんに…」

井「なあーにをおっしゃいますか本当」
有「何かありますか?」
井「手を?いや、それは僕はね、気にした事ないですよ」

羽「バレエとか習っては…?」
井「まあちょっとジャズダンス…。バレエは僕やった事ないですよ。バレエ、バレエは?」

羽「僕、本当に2、3ヵ月かじっただけで」
井「あっ本当に。あっそれは僕も気になってたんですよ。氷の上って言うよりも、陸上でのダンスはどういう風に稽古してんのかなって」

羽「あの、映像でね、ヒップホップやってるのとかありましたけど。基本的に夏だけなんですよ。夏の合宿期間と言うかそういうものだけなので」
井「ええ」
羽「基本的に誰かに教わって陸上でダンスとかって言うのは習ってないです」
井「じゃあ例えば、氷上での振り付けと言うか、やってても陸上で確認したい時あるじゃないですか」
羽「はい」
井「そういう時はどうするんですか?」

羽「もう、凄く古典的なやつになるかも知れないですけど、その、窓ガラスで見て、自分の手の角度とか」
井「あ~」
羽「そういうのを最近ですね、最近かなりするようになって来てました」
井「それまではやってなかったの?」

羽「けっこう一時期、ジャンプジャンプって言う風になってしまっていた時期があったので」
井「うんうん」
羽「あの、オリンピックのチャンピオンにも成れましたし、だからもっともっとその、なんですかね、表現と言う面で進化しなくてはなって、今凄く思ってます。はい」

有「その氷上のとか、また質問…ちょっとこっちへまたいいですか?」
羽「ははは(笑)」
井「今日は動かされますね。ちょっと行きましょうあっちに」
有「すいませんね、色々またいっぱい来てましてね」
羽「はい」

有「えーとね、『おかしな質問ですけど』と言う事で50代のまーちゃんさんですが」
井「はい」
有「『スケートやる方は、陸上を歩く時に氷の上みたいに滑らないので、歩きにくいとかないんですか?』」

羽「(笑)」
有「『道路とか氷だったら速いのにとか思った事ないですか?』」

羽「凄いあります」
井「ある
」有「へえ~」

羽「凄く、登校の時とかは『あぁ、氷だったら楽なんだけどなっては思ってました』」
井「ははは(笑)なるほど。やっぱりこう練習して、陸に上がって靴履いて帰る時とか、全然進まないなあ、みたいな感じ?」

羽「ああ、よく『なんでそんなにつまずくの?』とか言われた事ありますし。あと、靴の底が異常に減るのが早いらしくて」
井「なんでですか?」
羽「擦ってるんですよね。やっぱり」
井「ええ~!そうなの?」

羽「なんか擦ってるみたいで。ちっちゃい頃、ちっちゃい頃特に擦ってたみたいで、めちゃくちゃその靴がダメになるのが早くて」
井「そうなんだ」
有「最近は大丈夫?」
羽「大丈夫ですね。しっかり歩いてるんで」
井「それは‘スケーターあるある’なんですか?」
羽「どうなんですかね~。わりとあんまりにも意識しなさ過ぎて。色々、境界とか考えないでやってたので」
井「あ~、ボーッとしてると、ついついそうやって擦って」
羽「やってるのかも知れないですね」
井「ああ、そうなんだ面白い」

有「そしてですね、今シーズンのプログラムについても凄く沢山質問頂いております」
羽「ありがとうございます」
有「今シーズンのフリーのテーマが『和』でして。平安時代の安倍晴明を描いた映画『陰陽師』の劇中曲で、4回転ジャンプを3回跳ぶという、難度も内容も非常に高度になっております。
そちらのアイスショーの様子があるので、では先ずはそちらを12秒ほどご覧頂きたいと思います」
羽「はい」

羽「初めてだったので全然ダメです」
井「ダメ?」

井「難しいの?」
羽「やっぱりショーのリンクだったんで」

羽「あの、小さくて」
羽「普通のコースではあり得ないジャンプの跳び方とかしてるんですよ」
井「あっそうなんだ」
有「アイスショーの場合は」
井「スペースが狭かったという事なの?」

羽「基本的にフィギュアの公式のリンクって、と、この幅が30mで、こっちが60mあるんですよ」
井「あ、そんなにあるんだ」

羽「でも先ほどのアイス…ま、リンクだと、まあだいたい、こちらが40近くまで下がって、こっちが本当にまあ…20近くまで行っちゃうので」
井「感覚としてはちょっと違う?」
羽「もう全く違うものですね」

羽「で、お客さんの入り方もリンクの上までお客さんがいらっしゃるので」

羽「リンクの上に絨毯引いて」
井・有「へえ~」
羽「で、アリーナ席って言う…凄い高いんですけど」
井「凄いですね」
羽「ははは(笑)高いんですけど」
井「高いけど寒そうですね」
羽「ねー、あの、そういうとこでも見られますし」

羽「で、だからお客様が入る事によって氷温…氷の温度も上がっちゃって溶けたりするんですよ。それがまた難しくて」
井「難しいなあ。そんな中でやるのはやっぱりちょっと、結構苦労した?」

羽「苦労は毎回しますね。特に4回転とかをやるのはやっぱり難しいなあ、とは思います」
井「いや、今見てて『全然ちょっとダメでした』って仰ってたけど分かんない」
有「分かんないですよね」

羽「いいとこだけ取ってあります、これ!」
井「あ、本当に?」
羽「はい」
有「そうなんですか?」
羽「いいとこだけ!だから12秒。ははは(笑)」
(スタッフ大爆笑)
井「(笑)」
有「(笑)そんな事ないと思いますけど」
☆☆☆☆☆☆
今年のアイスショー…全落ちです。
(;∀;)
昨日ちょっと惜しいとこで、買えそうだったのにミスして取れなくて、かなりショックで。
今日もまだ悔しくて。
悲しいなあ。
(´;ω;`)ブワッ