2016年世界選手権は銀メダルとなりました。

切ない悔しさの中で、観客に「ありがとう」と叫ぶ羽生くん。
1年前からクリケットの壁のプレートに誓っていた羽生くんの願いは、最後で叶えられませんでした。
その耐え難いほどの悔しさがどれほどか、胸が痛みます。
私も気持ちの乱れを、今やっと立て直しているところです。
ほぼ優勝すると思われた後のフリーで何が起こったのか、羽生くんのコメントと昨日の番組から考えてみます。
・試合終了後のコメント

Q.今の気持ちは?
羽「そうですね、まあ悔しいですけど。
まあ…ね、本当に悔しいですけど、本当に自分の中ではやる事はやったと思うので。
(うなずいて)うん…、ま、悔しいです。はい(笑)」
Q.ショート1位からどんな心の状態で臨んだか
羽「そうですねー、まあ本当に落ち着いていたと思いますし。
あのー、まあもちろん自分の中でノーミスしたいと言う思いも凄くあったと思いますし。
まあ正直言って今はあの、何だろう、今はもうなんか「あっ終わっちゃったー」っていう感じであんまり振り返られてないですけども。
ただ必死で必死でフリーに向けてはやれたかな、と言う風には思います」
Q.演技直後にありがとうございました、と叫んでいた時の心境は?
羽「いやあのー、自分自身の演技の内容はそんなに良くなかったですし、
はっきり言って、まあ僕の中では悔しい要素しかない様なプログラムでしたけれども、
その中でも立って応援して下さった方々もいらっしゃいますし、またその、まあ日本の国旗もありましたしね、自分の名前があったりというのも含めて凄く嬉しかったので、あのそういう思いを込めて「ありがとうございました」と言いました」
Q.今後は?
羽「もう自分自身が何が出来るか、自分自身が何をしたいか、そういう事を本当に、本当に本当に突き詰めて、そしてまた皆さんに応援して頂ける様に一生懸命やって行きたいなと思います」
・プレカンでのコメント
(Going!より)

羽「今の気持ちは表現できません。
自分のフリーの演技には悔いが残る。満足はしていますがフリーの出来がとても残念です。
うまく説明出来ませんが。やり直したい(笑)」
・海外の記者の意見
「最初のジャンプで全てが決まりました。サルコウで手をついて自信を失ってしまいました。フィギュアスケートでは最初のジャンプで流れが決まります」
・なぜ最初のサルコウを失敗したのか
(佐野稔さん解説)
「いつもより高く上がりすぎていた感じ。降りる姿勢を取った時まだ高く上がっていたので着氷が乱れた。つい力が入りすぎてた」
・なぜ力みがでたのか?
佐野
「こだわったのは330点だと思う。記録更新をしたいと思ってた」
・羽生選手の今後は?
佐野
「羽生選手は非常に早いペースで進化している。これからも進化を上乗せして行く事が可能だと思う。できる人だと思う」
・羽生選手自身の敗因の分析

羽「自分自身も非常に落ち着いていたと思います。
ただその落ち着きというものが、そのなんというかな…、プログラムに全て影響するわけではないと思いますし。
もちろん体の状態だったり精神状態であったり、そのバランスがものすごく大事だと思ってるので、それを上手く取りきれなかったかな、という今の反省点と。
あとは滑っていた時にずっと感じていた事は、とにかくずっと緊張してました(笑)
本当に後半の4回転サルコウについても凄く不安がありましたし。
自分にとってはフリーはまた違ったものですけれども、ショートプログラムでやはり良い演技が出来た事はしっかり誇りに持ちたいなと思っています」
☆☆☆☆☆☆
会場が暑かったとか、氷の状態が溶けていて悪かったとかは他の選手と同じ条件ですから考慮しないとして。
足にケガがあったというのも、ハビエルもそうだったからそれも外すとして。
あとは精神面に着目すると、羽生くんの気持ちの違いを見てみます。
ショートでは
「自分がやることに集中できた」
フリーでは
「落ち着いていた。演技中はずっと緊張していた」
と言っています。
ショートで集中できた理由は、私はデニスに対する怒りからの闘争心が「見てろ!!」っていう気持ちに集約できたからだと思います。
フリーでは、ショートが歴代記録級の点数が出たため、再び最高得点を出せる状況に気持ちが囚われたと思います。
かつ、足の甲のケガのために負担のかかる4回転トゥーループをサルコウに変えた部分に不安を抱えていました。
更にハビエルとの点差が12点なため、後半の変更したサルコウのコンビネーションに失敗が出る場合、最初の4回転サルコウを含めてジャンプにミスを出せば、ハビエルに追い付かれる可能性があり緊張感があった。最近ハビエルは300点を越えた実績があります。
それで緊張していた。
これはソチ五輪のフリーの状況に似ていました。
去年のGPファイナルでは、ショートは完璧な状態で臨むフリーで2度目の完全試合が掛かっていましたが、上手く行きました。
キスクラで泣く程の、後に「怖かったんだなあ」と語った程の緊張感をどうやってねじ伏せたのか。
思い返してみると、今回のフリーとのその違いは滑走順かなあと思います。
ファイナルではハビエルの後で出て行き、「ハービ、ハービ!」と言うハビエルコールが沸き上がっていました。
その時に羽生くんはトリプルアクセルを跳んで、「俺だぞ!今から俺が滑るんだぞ!!」って思ったって言ってました。
つまり、今回のショートの時と同じ心理状態だったと思われます。
ですから点数や順位と争うのではなく、ハビエルでもボーヤンでも誰かと争う方が羽生くんは上手く行くと思う。
でもあまり人を意識し過ぎても空回りする時がありますから、勝とう!て言うよりはやっぱり「見てろよ!」みたいな状態が一番良さそう。
そう出来れば結果も付いてくるんじゃないかな。
でも足に不安があっても後半に変更を加えて挑戦した事をタラソワさんも誉めていましたよ。それが日本人だって。
今回負けた事は悔しいけれど、長い目で見たら2016-2017シーズンを更なる向上心で送れると思う。
それに負けたって言っても銀メダルですからね。立派なものですよ本当に。
羽生くん、とにかく今はしっかりと足を治して、また頑張って下さいね。

お兄ちゃんに負けた~!って感じでジタバタしていた羽生くん。
こんなに良い関係の仲間がライバルで、クリケットに行って本当に良かったね。
(*´∀`*)
私はジタバタしているゆづるを抱っこして、泣いてるしょうまをおんぶして、あやしたくなってしまいましたよ。
(*´(エ)`*)カワエエ

切ない悔しさの中で、観客に「ありがとう」と叫ぶ羽生くん。
1年前からクリケットの壁のプレートに誓っていた羽生くんの願いは、最後で叶えられませんでした。
その耐え難いほどの悔しさがどれほどか、胸が痛みます。
私も気持ちの乱れを、今やっと立て直しているところです。
ほぼ優勝すると思われた後のフリーで何が起こったのか、羽生くんのコメントと昨日の番組から考えてみます。
・試合終了後のコメント

Q.今の気持ちは?
羽「そうですね、まあ悔しいですけど。
まあ…ね、本当に悔しいですけど、本当に自分の中ではやる事はやったと思うので。
(うなずいて)うん…、ま、悔しいです。はい(笑)」
Q.ショート1位からどんな心の状態で臨んだか
羽「そうですねー、まあ本当に落ち着いていたと思いますし。
あのー、まあもちろん自分の中でノーミスしたいと言う思いも凄くあったと思いますし。
まあ正直言って今はあの、何だろう、今はもうなんか「あっ終わっちゃったー」っていう感じであんまり振り返られてないですけども。
ただ必死で必死でフリーに向けてはやれたかな、と言う風には思います」
Q.演技直後にありがとうございました、と叫んでいた時の心境は?
羽「いやあのー、自分自身の演技の内容はそんなに良くなかったですし、
はっきり言って、まあ僕の中では悔しい要素しかない様なプログラムでしたけれども、
その中でも立って応援して下さった方々もいらっしゃいますし、またその、まあ日本の国旗もありましたしね、自分の名前があったりというのも含めて凄く嬉しかったので、あのそういう思いを込めて「ありがとうございました」と言いました」
Q.今後は?
羽「もう自分自身が何が出来るか、自分自身が何をしたいか、そういう事を本当に、本当に本当に突き詰めて、そしてまた皆さんに応援して頂ける様に一生懸命やって行きたいなと思います」
・プレカンでのコメント
(Going!より)

羽「今の気持ちは表現できません。
自分のフリーの演技には悔いが残る。満足はしていますがフリーの出来がとても残念です。
うまく説明出来ませんが。やり直したい(笑)」
・海外の記者の意見
「最初のジャンプで全てが決まりました。サルコウで手をついて自信を失ってしまいました。フィギュアスケートでは最初のジャンプで流れが決まります」
・なぜ最初のサルコウを失敗したのか
(佐野稔さん解説)
「いつもより高く上がりすぎていた感じ。降りる姿勢を取った時まだ高く上がっていたので着氷が乱れた。つい力が入りすぎてた」
・なぜ力みがでたのか?
佐野
「こだわったのは330点だと思う。記録更新をしたいと思ってた」
・羽生選手の今後は?
佐野
「羽生選手は非常に早いペースで進化している。これからも進化を上乗せして行く事が可能だと思う。できる人だと思う」
・羽生選手自身の敗因の分析

羽「自分自身も非常に落ち着いていたと思います。
ただその落ち着きというものが、そのなんというかな…、プログラムに全て影響するわけではないと思いますし。
もちろん体の状態だったり精神状態であったり、そのバランスがものすごく大事だと思ってるので、それを上手く取りきれなかったかな、という今の反省点と。
あとは滑っていた時にずっと感じていた事は、とにかくずっと緊張してました(笑)
本当に後半の4回転サルコウについても凄く不安がありましたし。
自分にとってはフリーはまた違ったものですけれども、ショートプログラムでやはり良い演技が出来た事はしっかり誇りに持ちたいなと思っています」
☆☆☆☆☆☆
会場が暑かったとか、氷の状態が溶けていて悪かったとかは他の選手と同じ条件ですから考慮しないとして。
足にケガがあったというのも、ハビエルもそうだったからそれも外すとして。
あとは精神面に着目すると、羽生くんの気持ちの違いを見てみます。
ショートでは
「自分がやることに集中できた」
フリーでは
「落ち着いていた。演技中はずっと緊張していた」
と言っています。
ショートで集中できた理由は、私はデニスに対する怒りからの闘争心が「見てろ!!」っていう気持ちに集約できたからだと思います。
フリーでは、ショートが歴代記録級の点数が出たため、再び最高得点を出せる状況に気持ちが囚われたと思います。
かつ、足の甲のケガのために負担のかかる4回転トゥーループをサルコウに変えた部分に不安を抱えていました。
更にハビエルとの点差が12点なため、後半の変更したサルコウのコンビネーションに失敗が出る場合、最初の4回転サルコウを含めてジャンプにミスを出せば、ハビエルに追い付かれる可能性があり緊張感があった。最近ハビエルは300点を越えた実績があります。
それで緊張していた。
これはソチ五輪のフリーの状況に似ていました。
去年のGPファイナルでは、ショートは完璧な状態で臨むフリーで2度目の完全試合が掛かっていましたが、上手く行きました。
キスクラで泣く程の、後に「怖かったんだなあ」と語った程の緊張感をどうやってねじ伏せたのか。
思い返してみると、今回のフリーとのその違いは滑走順かなあと思います。
ファイナルではハビエルの後で出て行き、「ハービ、ハービ!」と言うハビエルコールが沸き上がっていました。
その時に羽生くんはトリプルアクセルを跳んで、「俺だぞ!今から俺が滑るんだぞ!!」って思ったって言ってました。
つまり、今回のショートの時と同じ心理状態だったと思われます。
ですから点数や順位と争うのではなく、ハビエルでもボーヤンでも誰かと争う方が羽生くんは上手く行くと思う。
でもあまり人を意識し過ぎても空回りする時がありますから、勝とう!て言うよりはやっぱり「見てろよ!」みたいな状態が一番良さそう。
そう出来れば結果も付いてくるんじゃないかな。
でも足に不安があっても後半に変更を加えて挑戦した事をタラソワさんも誉めていましたよ。それが日本人だって。
今回負けた事は悔しいけれど、長い目で見たら2016-2017シーズンを更なる向上心で送れると思う。
それに負けたって言っても銀メダルですからね。立派なものですよ本当に。
羽生くん、とにかく今はしっかりと足を治して、また頑張って下さいね。

お兄ちゃんに負けた~!って感じでジタバタしていた羽生くん。
こんなに良い関係の仲間がライバルで、クリケットに行って本当に良かったね。
(*´∀`*)
私はジタバタしているゆづるを抱っこして、泣いてるしょうまをおんぶして、あやしたくなってしまいましたよ。
(*´(エ)`*)カワエエ