(続きです)

羽「「すごい支えられました」という事を伝えたいなー、という風に思っていました」

あの日から3年。
当時家族と共に避難した学校には今、子供たちの笑顔が戻っていました。


(子供たちに「こんにちはー」)
震災直後に避難生活を送った体育館。

羽「くぐると戻りますね」

(羽生くんの見つめる先に…)
炊き出しをしてくれた先生との再会


羽「こんにちはー」
当時の記憶が甦りました。
先生「その日のうちは余震がずっとあって」

羽「凄かったですねー。もう全然寝れなかったですし」
先生「こうやって飛び出して行っちゃう人も」
羽「結構居ましたねー」
自分や家族より、被災者のために働いてくれた先生たち。羽生選手には伝えたい事がありました。

羽「こんな大変な時期に、家族とかそういう繋がりだけじゃなくて、僕らのためなにかして下さっている気持ちが…やっぱりもの凄く強くて、もの凄くなんか…ありがたくて」
先生「うん」

羽「先生方のおかげで本当に…本当に生きて行けたと思うので」
先生たちに見せたかったものがありました。



先生たち「お~」
ソチオリンピックの金メダル。
先生「すごい。本物だね」
「かっこいい」


(嬉しそうに頷く)
先生たちの笑顔が嬉しかったと羽生選手は言います。

(金メダルを架けてもらう)
先生「おめでとう」
羽「ありがとうございます(笑)」
パチパチパチ拍手

羽「このメダルを見て、ちょっとでも、あ、自分がここらへんに居たなとか、ここらへんに居たなとか、ちょっとでも思っていただけたら(笑顔)…頂ければなあ、て思ってます。…ちょっとでも喜んで頂けたら…」
そして無力感と言う言葉を気にかけていた先生は…
先生
「すごく喜んでる。ちょっとどころじゃない。全て君の、あなたの実力っちゅうか努力の証明だから、私たちはほとんどなんにもそこには無いです。
ま、取ってなくても良かった。メダル取ろうと取るまいと、そんなのはどうでもいいから、一生懸命やってる姿を見るだけで力になるよ。
うちの避難所にいた、あるいは仙台出身の選手が一生懸命やっている姿を見るだけで、感動したよ。ねえ。一生懸命だったよ。それが嬉しかったよ。
おまけにって言うと悪いけど…おまけにメダルが届いてる」

羽「おまけですよ。本当にそう思います」
未曾有の災害の中、温もりを感じさせてくれた先生たち。

その先生たちの笑顔を見て、羽生選手は少し恩返しが出来た気がしたと言います。

羽「いや、リアル泣きそう…本当に…」

羽「本当に…本当に泣きかけました」


羽「すごい喜んで頂けましたし…ね、最終的には、いや、もう、なんか」

羽「別に金メダル…「別に金メダルじゃなくて良かったんだよ」っていうような声を聞けたのがね…」

羽「今までつっかえてたものが…ちょっと剥がれたと言うか。それこそ復興じゃないですけれども、なんか自分の心の中でちょっと前を向けたみたいな感覚はありますね」
☆☆☆☆☆☆
先生に金メダルを喜んでもらって、そして、金メダルよりも一生懸命やってる姿に力をもらったって、言ってもらって笑顔になった羽生くん。
それを見て嬉しかった。
被災地が大変な時に、自分だけがスケートをする事に後ろめたさを感じていた羽生くん。
被災地に対して「無力」だと。
でもあの未曾有の災害と、被災地の悲しみの前に、無力でなかった人は1人もいません。
各々が、各々に出来る事で応援をして行ったら良いと思います。
羽生くんはスケートと言う自分の選んだ道を極めて、オリンピックの金メダルを掴みました。
金メダルは、羽生選手に与えられたものだけれど、オリンピックは特別で、その栄誉は国に与えられたものでもあります。
オリンピックレコードに、フィギュア男子シングル金メダリストとして、初めて日本人の名を刻んでくれた事は、震災で沈んでいた日本に久しぶりにもたらされた朗報であり、日本に誇りを感じさせる出来事でした。
羽生くんのソチオリンピック優勝は、間違いなく日本に勇気や希望や力を与える偉業でした。
その事を一番羽生くんに分かりやすい形で、みんながちょっとどころじゃなく喜んでいると伝えて下さった先生方に、本当に感謝します。
被災地の方の言葉だからこそ、羽生くんにも強く響いたと思います。
羽生くんの笑顔が見られて本当に良かった。
(゚ーÅ)

羽「「すごい支えられました」という事を伝えたいなー、という風に思っていました」

あの日から3年。
当時家族と共に避難した学校には今、子供たちの笑顔が戻っていました。


(子供たちに「こんにちはー」)
震災直後に避難生活を送った体育館。

羽「くぐると戻りますね」

(羽生くんの見つめる先に…)
炊き出しをしてくれた先生との再会


羽「こんにちはー」
当時の記憶が甦りました。
先生「その日のうちは余震がずっとあって」

羽「凄かったですねー。もう全然寝れなかったですし」
先生「こうやって飛び出して行っちゃう人も」
羽「結構居ましたねー」
自分や家族より、被災者のために働いてくれた先生たち。羽生選手には伝えたい事がありました。

羽「こんな大変な時期に、家族とかそういう繋がりだけじゃなくて、僕らのためなにかして下さっている気持ちが…やっぱりもの凄く強くて、もの凄くなんか…ありがたくて」
先生「うん」

羽「先生方のおかげで本当に…本当に生きて行けたと思うので」
先生たちに見せたかったものがありました。



先生たち「お~」
ソチオリンピックの金メダル。
先生「すごい。本物だね」
「かっこいい」


(嬉しそうに頷く)
先生たちの笑顔が嬉しかったと羽生選手は言います。

(金メダルを架けてもらう)
先生「おめでとう」
羽「ありがとうございます(笑)」
パチパチパチ拍手

羽「このメダルを見て、ちょっとでも、あ、自分がここらへんに居たなとか、ここらへんに居たなとか、ちょっとでも思っていただけたら(笑顔)…頂ければなあ、て思ってます。…ちょっとでも喜んで頂けたら…」
そして無力感と言う言葉を気にかけていた先生は…
先生
「すごく喜んでる。ちょっとどころじゃない。全て君の、あなたの実力っちゅうか努力の証明だから、私たちはほとんどなんにもそこには無いです。
ま、取ってなくても良かった。メダル取ろうと取るまいと、そんなのはどうでもいいから、一生懸命やってる姿を見るだけで力になるよ。
うちの避難所にいた、あるいは仙台出身の選手が一生懸命やっている姿を見るだけで、感動したよ。ねえ。一生懸命だったよ。それが嬉しかったよ。
おまけにって言うと悪いけど…おまけにメダルが届いてる」

羽「おまけですよ。本当にそう思います」
未曾有の災害の中、温もりを感じさせてくれた先生たち。

その先生たちの笑顔を見て、羽生選手は少し恩返しが出来た気がしたと言います。

羽「いや、リアル泣きそう…本当に…」

羽「本当に…本当に泣きかけました」


羽「すごい喜んで頂けましたし…ね、最終的には、いや、もう、なんか」

羽「別に金メダル…「別に金メダルじゃなくて良かったんだよ」っていうような声を聞けたのがね…」

羽「今までつっかえてたものが…ちょっと剥がれたと言うか。それこそ復興じゃないですけれども、なんか自分の心の中でちょっと前を向けたみたいな感覚はありますね」
☆☆☆☆☆☆
先生に金メダルを喜んでもらって、そして、金メダルよりも一生懸命やってる姿に力をもらったって、言ってもらって笑顔になった羽生くん。
それを見て嬉しかった。
被災地が大変な時に、自分だけがスケートをする事に後ろめたさを感じていた羽生くん。
被災地に対して「無力」だと。
でもあの未曾有の災害と、被災地の悲しみの前に、無力でなかった人は1人もいません。
各々が、各々に出来る事で応援をして行ったら良いと思います。
羽生くんはスケートと言う自分の選んだ道を極めて、オリンピックの金メダルを掴みました。
金メダルは、羽生選手に与えられたものだけれど、オリンピックは特別で、その栄誉は国に与えられたものでもあります。
オリンピックレコードに、フィギュア男子シングル金メダリストとして、初めて日本人の名を刻んでくれた事は、震災で沈んでいた日本に久しぶりにもたらされた朗報であり、日本に誇りを感じさせる出来事でした。
羽生くんのソチオリンピック優勝は、間違いなく日本に勇気や希望や力を与える偉業でした。
その事を一番羽生くんに分かりやすい形で、みんながちょっとどころじゃなく喜んでいると伝えて下さった先生方に、本当に感謝します。
被災地の方の言葉だからこそ、羽生くんにも強く響いたと思います。
羽生くんの笑顔が見られて本当に良かった。
(゚ーÅ)