昨日の

【2016/3/1放送 教科書で学べない災害】

その中で語られた羽生くんの思い。


羽「震災がなかった人生って自分のなかで思い浮かばないです」




羽「受け入れることができるんですよねもう」




羽「これが普通だって」


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羽「震災って普通じゃないことなのに」


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羽「ここから歩み出していくことが」


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羽「すごく普通に思える」

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羽「その当時の場所にいるからこそ思えるのかな」




羽「僕たちは生きてる人間だからこそ命を全うして」

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羽「亡くなった方々。もっと今つらい思いをしている方々に対して」




羽「胸張って生きれるような生き方しなきゃいけないなって強く思っています」



 

  ☆☆☆☆☆☆



「震災がなかった人生って思い浮かばない」

この言葉を聞いたら、泣いちゃいました。
(´;ω;`)ブワッ


「普通に受け入れられる」

きっと今だから言えるようになった言葉。


ストレスと言うのは、自分が思ってもいない状況になったり、思ってもいない言葉を言われたりする事で生じる症状を言うのだとか。

だったら、自分の人生の全てや生命も奪うような震災の様な出来事って、その最大の痛苦とも言える事で。

被災地から遠く離れた場所にいる私は、どうしてもその痛みを実感とすることは出来ません。


でも、知ること、考えること、想像することによって共感することは出来ます。

この番組の前半で、羽生くんが赤裸々に語ってくれた当時の避難所での状況。それを知ることで、羽生くんが見せて来た心の傷や、被災地への思いに少し近づけたかな、と思います。

まだまだ、羽生くんの中には私が知らない事、まだ語られていない事があると思います。

でも「受け入れられる」と聞いて、少し安心しました。
自分が思ってもいない事で感じるストレスは、自分がそれが嫌だと知ること、受け入れることで消す事が出来ると言うからです。    

あれから、5年。
羽生くんの心の傷は少し癒えて来ているんだね。


ソチ五輪の金メダルを取った翌日に見た予想以上に深い心の傷。

「無力感」と言う言葉。

本来、感じる必要のない罪悪感に苦しんで来た羽生くん。

自分が栄光の道を歩むほど、その成果で人々に希望や勇気を与えていながらも、本人としては、傷ついた土地、人々と自分の間を何かで埋めなければいられない気持ち。

最終的には、やはり被災地から全ての悲しみが消えるまで、羽生くんの中には傷が残り続けるんでしょうね。

だから被災地の復興は、羽生くんの心の傷を癒す事にもなると思っています。


でも羽生くんがこうして、辛いかもしれないけど、こういう番組で色々と語ってくれて良かった。
少し安心しました。

羽生くん、ありがとう。
番組を作って下さった方々にも感謝します。

(゚ーÅ)