
・イナバウアー
羽生結弦のイナバウアーはトリノの金メダリストに魅せられて生まれた。今語られる懐かしき思い出。

・トリノ後のスケート教室で
荒「(手を上げて)僕イナバウアー出来ます!みたいな主張をすごいしている小っちゃい男の子がいたな、みたいな」
羽「(笑)そうそうそうそう。オリンピック出る気満々になりましたってやって(笑)」
荒「(笑)」
羽「すごい懐かしいですね」
荒「あの、珍しいなって思って。男の子ってスケートやってる子って、これまでわりと、こう、何か出来る人って言われたら手を上げないみたいな、その中で、(手を上げて)僕出来ます!ビールマンスピンも出来ます、みたいな。おお~!みたいな」
羽「(笑)でもあの時なんか、イナバウアーやりますけどビールマンスピンやりません、みたいな主張してました」
荒「主張あったよね」

・ビールマンスピン
羽「なんか、あの時ビールマン丁度キツくなってた時期で」
荒「あっそう。もう?」
羽「一番たぶんしんどかった時期じゃないかなー。もうやりたくないなーって思ってて」
荒「背が伸びてて?」
羽「はい」
荒「でもまだやってるよね」
羽「やってます。ふふ(笑)」
荒「本当、男性の選手だと筋力が付いて行くと硬くなって行くのね。柔軟性よりもパワーになってくる」
羽「やっぱ4回転やると違いますね。」
荒「負担が?」
羽「4回転し始めてからやっぱり硬くなるなって言う傾向は凄くあります」
荒「付いちゃうと多分ね、それまで無かったから」
羽「そうそうそう」
荒「行った部分が行かなくなるのね、きっと」
羽「…ものはあります。僕自身そのー、荒川さんと多分一緒だと思うんですけど、元から身体柔らかくてー」
荒「私、元から柔らかくないの」
羽「あっ本当ですか?」
荒「本当ー。人があんまりやらない様な動きをするから柔らかいと勘違いされる。何でもどんな動きでもオールマイティーに行けると思われがちなんだけど、アレだけなのよ。
前屈やってて、えっ?それ何やってんの?って大ちゃんに。テレビ見ながら一緒に、合宿してる時に。何ってんの?前屈やってんのって。えっー?って」
羽「(笑)」
荒「うそだよーって見たら、大ちゃんの方が柔らかかったりとか」
羽「今も全然柔軟体操とかしてないですよ」
荒「でも男性選手なんてそんなもんじゃないの?」
羽「ははは(笑)」
荒「すっごい身体柔らかくてサーシャ・コーエンみたいな人は居ないと思う」
羽「まっ、そこまで柔らかくもしなくていいかなって。なんか筋肉の張りが無くなっちゃいそうで、それも怖いんで。まあ、なんか凄く今丁度良いバランスで保ててる感じはありますね」

・フィジカル
荒「一番欲しい身体のパーツって何ですか?もっとここをこうしたいって」
羽「今、なんか一番欲しいイヤホンは何ですか?って聞かれるかと思った(笑)」
荒「イヤホンはもう終わりましたよ。その話はだいぶ前に」
羽「(笑)欲しい身体のパーツ…あ…の~、背骨取り替えたいです」
荒「えっ?」
羽「(笑)」
荒「背骨…が?」
羽「猫背系なんですよね。もう完全に。だからー、それを無理なく取り替えられたらなって」
荒「猫背ってイメージがあんまり無い…ですけどね」
羽「あの~、ジャンプとかやってて、で、どんどんどんどん疲れてくるじゃないですか。やっぱり疲れてくると人間ってこうなって(前屈み)来るじゃないですか」
荒「うん。前傾」
羽「もの凄くなるんですよ。僕」
荒「あーそうなの」
羽「もの凄くなんか、(指で)この状態のままー、こう倒れて来る(真っ直ぐ倒れる)ならいいんですけど、こう(前屈)倒れて来るんですよ僕」
荒「折れる」
羽「それでジャンプ全然跳べなくなっちゃってって言うのがあるんで。自分の反省点、世界選手権のー、ショートプログラム、今回の世界選手権のショートプログラム4回転転倒してますけれども。あれの反省点もそこなんですよ。気合い入るとね、結構なりますね、僕」
荒「ね、そうね。で、トゥが抜けちゃったりね」
羽「すこーんってやったりね」
荒「ふんふん」
羽「すごい恥ずかしいー思い出があります」
荒「あっそう?」
羽「そうやってって」

・初めての五輪を目指す今の心境
羽「微妙~。って感じ(笑)」
羽「あの、2つあるんですよ。僕の中で。あの~楽しみなのと。あの~不安なのと。凄くあって」
羽「初めてだからこそ凄く楽しみだなって思える事も沢山ありますし。今シーズンやっぱりオリンピックって言う大っきいものがあるからこそ、不安なものもあるし」
羽「だから凄く2つの気持ちが入り交じって、あの、丁度良いバランスにはなっているんですけれども。その気持ちを上手く表す事は、なんか難しいな、と思ってます。微妙~(笑)」
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続きます。
また全部入らなかったです
(;∀;)