2012年、宮城県で行われたNHK杯で17歳で初優勝した羽生くん。


エキシビション終了後のかなり遅い時間から、羽生結弦・浅田真央・高橋大輔・鈴木明子の4人がNHK仙台放送局から生出演しました。

その中から羽生くんのコメントと、羽生くんに対しての他の選手からのコメントを抜粋して紹介します。


【2012/11/25放送 サンデースポーツより】

動画はこちら 


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ーさ、そして羽生選手はNHK杯2回目の出場で優勝と。またこの地元宮城でそれを飾れたと言うのも、また大きいんじゃないですか?


羽「そうですね~、あの本当に地元だからこそ、こういう風にパワーが出せたんだなあと言う風に思います」

ー会場の中、後押しみたいなのって感じましたか?


羽「本当にお客さんの声援だとか応援だとか、そういうものが自分の背中を押して下さったなと言う風に思ってます」


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ーまずはエキシビションの様子をご覧下さい。


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(花になれが流れる)



ーさあここからはキーワードに沿ってお話を聞いて行きます。まずは一つ目、『印象に残るシーン』。

(真央ちゃんのSPアイガット・リズムが流れる)

ー羽生選手、浅田選手の演技どういう風にご覧になりましたか?


羽「本当に、なんですか表情の変化だとかそういうものも凄く使ってて、自分自身も凄く楽しく見させて頂いてました」



ーさあ、そして続いて羽生選手。と、言いますとやっぱり4回転ジャンプかな、と思うんですけれども。フリーでも成功させましたね。

羽「はい。そうですね。4回転トーループに関してはしっかりとアメリカの大会から修正して来てイメージをしっかりつけれたので、結構安心して跳んでました」

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ーご自身ではこう凄く自身持って臨んでらっしゃるんですか?


羽「もう結構外さなくなってきてあまりミスもしなかったので、しっかりと自信持ってやってました」


ー鈴木選手はどうですか、この羽生選手の4回転。


鈴「なんか本当に簡単そうに跳ぶなあと思ってー。4回転なのにこんなに簡単そうに跳べるなんて凄いなって、いつも思っています」

ー同じスケーターから見ても凄いなって思いますか。

鈴「そうですね」

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ー続いてのテーマ行きたいと思います。次は『舞台裏』

(男子の練習を見学している浅田選手の映像)

ーじゃあ逆に男子の選手は女子の選手の練習を見たりすることはあるんですか?

高「そうですね。時間があったりする時には見たりとかってのは…はい」


羽生くん、うなずく


ーやっぱりこう、こういう所ちょっと参考にしようかなとか、そういうのって。

高「そういう時もありますし、ただただ練習を楽しんで…(笑)」


羽生(笑)


ーどうですか?


羽「えーやっぱり表現力の面だったりとか、そこはやはり男子とは違った美しさだとかそういう物があるので、そういう物は自分自身も吸収して行きたいなと思っています」



ー続いて高橋選手、フリーを終えてリンク裏でのひとコマです。モニターを見詰めて羽生選手の演技を…。

高「前の選手って見れないですし、後の選手がどんな演技をするか、特にあの、同じ日本でライバルですし彼がどんな演技をしてくるのか、ま、怖い気持ちで(笑)、不安な気持ちで見てましたけども。ま、本当に見てて素晴らしい演技をしたので。本当にまだまだだなって自分自身感じながら見てましたね」


ーなんかジャンプ成功したあと手を叩くしぐさなんかもありましたが。


高「本当に彼のジャンプ質が良くて綺麗なので。いつもジャンプが芸術みたいな感じを僕は受けるので思わず拍手してしまいました」

羽生くん、会釈。


ージャンプが芸術って素晴らしい言葉頂いて羽生選手どうですか?


羽「なんか凄い恐縮なんですけど、でもやっぱり自分がそうやって目指して行くものは、やはりジャンプはジャンプじゃくてやっぱりプログラムの一部、そういう風に思ってやっているので、そういう風に先輩から言われるのは本当に嬉しいですね」


ーお互いを意識されてる所はあるんですか?


高「めちゃめちゃしてます(笑)。…してるよね?」

羽「(笑)僕はどっちかって言うとまだテレビで見てたお兄さん的な存在です」

高橋(笑)


ー歳が…


高「そうなんです。9つ」

羽「9つです」


ー大人になったんだなって感じがします?


高「大人にならなきゃな、て感じですかね(笑)」


羽「あははは」



ーさ、そして羽生選手、こちらの映像がありました。

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ーフリーの公式練習。他の人が引き揚げた後も最後の最後まで時間いっぱいまで一人残ってこういう風に練習されてましたよね。これはどんな練習を?


羽「とりあえずあの、やっぱり自分自身氷の外でクールダウンと言うか、その乳酸を流すって言う動作があんまり今したくなかったんで、もうこの時点で氷と慣れながらしっかりとその自分の気持ちを落ちつかせて、で帰って行こうって言うイメージでやってました」

ー最後の方はリンクを何周もするような動きが多かったのはそういう意図だったんですか。


羽「そうですね。だんだん自分の気持ちを落ちつかせてって、あとはそのまま帰ってゆっくりしてって言うようなイメージでやってました」


ー今VTRでも映ってましたが今シーズンからブライアン・オーサーコーチに指導を仰いで基礎のスケーティング技術と言うのを見直した。そういう成果ってのはこの大会で出たなって言う風に感じますか?


羽「そうーです…ね…。まあそれはちょっと難しいですけれどもショートに関してはしっかりと、ま、やる事は出来たんじゃないかなと思ってます」


ーショートプログラムもね。歴代最高得点を更に更新という。素晴らしい演技でしたよねー。


羽「そうですね。ま、でも、まずスコアよりも自分が納得出来る様な演技、パーフェクトな演技が2回も出来た事がまず嬉しいです」


ーでは今日は男女2名ずつ来て頂いていますが、お互いにどんな存在なのか書いてもらいましたので。

羽生選手は高橋選手をどういう風に見ているか?

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羽「はい!」

ーはい。

羽「全ての憧れ、の存在です」

ー全ての憧れ、ときました。

高「いや、ま、ありがたいですけどね」

羽(笑)


高「どんどんどんどん成長して行って僕は追い越されないようにって感じなので…そう言って頂けると、素直に喜んでいたいな、と思います」


ー全部憧れですか?


羽「いや本当に人として、先輩として、またスケーターとして、もう全てにおいて憧れてますね…はい」


ーその高橋選手は羽生選手の事をどういう風に見ているか。

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高「怖くもあり頼もしくもある。ま、いちスケーターとしては本当に怖い存在なので、僕自身感じてる。ただ男子フィギュアスケートを思った時にこれから日本を引っ張って行くのは、彼が若いですからどんどんこれからまたね日本を引っ張って行くと思うので、そう言った意味では凄く頼もしい存在だなって思ってるんで」


ー憧れの先輩にこういう言葉を貰うってどうですか?


(続きます)