す
↑持たされた野良の子
7日の土曜日、私達は大多喜のお城祭り前夜祭を見に行く予定でした
その前に散歩に行こう
犬散歩に行くと可愛い野良猫が近所のアパートの駐車場で餌を食べていました
見るからに野良猫の日本猫の子と見るからに野良だけどシャム猫の子猫がいたのです
洋猫が好きな私はシャムの子猫可愛い
飼い主いないみたいだし飼いたいと思って眺めていました
「おいで!」と呼ぶと近くまで来たのは見るからに野良の日本猫です
シャム猫はメスで警戒心が強め、日本猫の方はオスで、かなり人に慣れていました
お腹が空いているようで姉が家にある愛犬用のチュールを持って来てくれている間にアパートの住人の方が一人帰ってきました
そのおじさんは「猫好きなんですか?」と私に話しかけて来てシャム猫が欲しかった私は「猫飼いたいんです」と言いました。
「猫が飼える物件にお住まいですか?」「はい」
おじさんは気さくな方で話を続けます
「その子達、野良猫でたまに餌をあげてるんですよ〜。これから寒くなるから早く飼い主が見つかると良いんだけど...ウチで飼おうとして部屋にいれたけど先住猫がメスで女王様気質で追い出しちゃって...」と。
そしてそのオジサンは大事そうに、自分の奥さんを紹介するように両手で自分の猫を抱き抱え連れてきました
多分そのおじさんは見るからに独身だったので妻は猫だったのだと思いました
「これがウチの猫です」
オジサンの飼い猫はキジトラちゃんです
キジトラの猫ちゃんは大きく瞳孔を見開いて私たちを見ています
「可愛い〜」私とチュールを持って帰ってきた姉は野良猫ちゃんと野良シャム猫ちゃんにチュールをあげながら見ていました
すると...キジトラちゃんは野良のメスシャム猫を見るなり「私がいるのに他のメス猫を飼う気なのこの浮気者」と「シャーッ」と怒って暴れ、オジサンの鼻が引っ掻かれ流血しました
ひい...まさに女王...
おじさんは「イテェ」と悲鳴をあげ、そのキジトラと共に部屋に入って行きました
すると...再び部屋から出て来たおじさんは片手にキャリーケースを持ち、一瞬で猫を掴み(見るからに野良の方)キャリーケースに詰めて「この子をお願いします寒くなる前に飼い主を見つけてあげたかったんですこの子には幸せになって欲しい」と
言って私に猫ちゃんの入ったキャリーケースを渡してきたのです
(こっちじゃない〜私が飼いたかったのはシャム猫の方なのに)と思いつつ断れずに何故か家に野良猫ちゃんを連れて帰る事になりました
その子は見るからに野良ですが性格はオスだから甘えん坊でスリスリして来てとっても可愛いです
シャム猫より可愛いかも...
子供達も「可愛い〜」とメロメロ...
警戒心が無くどこにでも横になって
寝ます
撫で放題で撫でられると気持ち良さそうにゴロゴロいいます
翌日動物病院に連れて行き検便や駆虫、血液検査等の健康診断をしに行き、猫FIP(猫エイズ)と猫白血病の検査もしましたが、この子は猫FIPに感染していました
こんなに可愛いのに...
他のオスとケンカした際にできた噛み傷が首に3箇所もあったので、そこから感染したのかもしれません
でも猫FIP(猫FIBではない笑)だからと言って直ぐ死んでしまうわけじゃ無くて寿命まで生きる子もいるよ。と獣医さんが言っていたのでウチの猫として飼う事になりました
お城祭り🏯は行けなかったけど可愛い猫ちゃんと出会えた日となりました