蝶の食樹・食草 アラカワカンアオイ | みんみんちょう 

蝶の食樹・食草 アラカワカンアオイ

   新潟県北部から山形県にかけてはギフチョウの個体数が多い地域です。この地域は広くコシノカンアオイが分布しています。この種は4倍体で他のカンアオイに比べて肉厚で葉の面積も極めて大きく、ギフチョウの豊産を支えています。

 

 

  この地域のカンアオイは全てコシノカンアオイと思われていましたが、実は三種類あって、微妙に棲み分けている様です。どれも葉が良く似ていて、花が咲かないと区別が難しいです。大雑把に言うと、コシノカンアオイは比較的標高が低い場所に見られ、標高が上がるとアラカワカンアオイ、ユキグニカンアオイが増えてきます。

 

 荒川は新潟県を流れる川の名称です。荒川は山形県小国町を中心に新潟県村上市まで流れています、この流域がアラカワカンアオイの分布の中心になります。