蝶の食樹、食草 ユキグニカンアオイ | みんみんちょう 

蝶の食樹、食草 ユキグニカンアオイ

ユキグニカンアオイ(ウマノスズクサ科)

新潟県と福島県に分布しています。豪雪地帯なので、雪国寒葵は良い表現だと思っています。広く分布するコシノカンアオイの辺境に分布しているので、どの辺りが境目になっているのかが気になります。





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葉はコシノカンアオイにそっくりで、花の時期でないと区別は難しいと思います。藤沢正平著、ギフチョウとカンアオイには加茂市等新潟県だけの分布が出ていて、福島県はコシノカンアオイの分布になっていますが、只見町、金山町等只見川沿いはユキグニカンアオイでした。ギフチョウ88ヶ所に出ている、オクノカンアオイも広義にはユキグニカンアオイで良いと思っています。阿賀野川沿いはコシノカンアオイでしたので、ユキグニカンアオイの分布は結構狭いのかも知れません。





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栽培は難しく無く、雪の無い地域でも問題無く育ちます。ただ繁殖力はあまり無い様で、長年栽培しても株が増えません。このあたりがコシノカンアオイに比べて分布が狭い原因かも知れません。根が張り出して株が浮き上がって来るので、少し深く植えるか、土の量を少し少なめにして、後で客土してあげると良いと思います。