蝶の食樹、食草 フタバアオイ | みんみんちょう 

蝶の食樹、食草 フタバアオイ

フタバアオイ(ウマノスズクサ科)
ウマノスズクサ科の中では、おそらく一番有名な草本です。フタバアオイが有名と言うか、三葉葵=葵の御紋、つまり、水戸黄門の、この紋所が目に入らぬか、が有名なのですが。現在の形の水戸黄門のテレビドラマが始まったのが、1964年とあるので、超長寿番組です。勧善懲悪は洋の東西を問わず人気があるのですが、ヒーロが権力者である点が如何にも、官僚社会、日本的だと感じます。

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フタバアオイはどちらかと言えば脇役で、ギフチョウもヒメギフチョウもフタバアオイのみの棲息地は殆ど無いでしょう。ただ、葉が柔らかく、繁殖力があるので、飼育には使っている人もいる様です。他のカンアオイやウスバサイシンと異なって、株状で面的に広がって行くのが特徴です。従って、群生地では一面、フタバアオイとなる所も珍しくありません。
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繁殖は株分けが良く、種子で増やすよりも効率的です。日当りが良いと、夏場に葉が消えてしまいますので、できるだけ日陰に植えた方が良いでしょう。広がって増えますので、庭植えか大きめの鉢が適しています。

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