家族揃っての家メシの多いMINMIN家ですが、さすがに週末は外食しています。金曜夜と土日の昼か夜、週末で1~3回の外食のうち、必ず行っているのがこの静洋酒家(レストラン・ジンヤン)です。休暇から帰ってきて夜家に着き荷物を入れると、まずここに行く。キンシャサ最初のお食事はいつもこの店。我が家の食卓です。

でもあまり本当の名前で呼ぶ人はいません。我が家から一番近い中華、略してチカチュウ。決して地下に駐車場はありませんが、仲間内ではこれが通り名です。ちなみに別のレストランで、ピカチュウという店があって、こちらは激しく電飾で飾り付けてあるため、ピカピカ中華レストラン、略してピカチュウで通っています。(本当の名はレストラン・パールです。)

キンシャサには私達が知っているだけで、中華レストランが4件ありますが、チカチュウは我が家がキンシャサに来た直後にできた、4件のうちでは新参のレストランです。


ここの売りは(って勝手に決めているだけだけど)、前菜のスープ。毎回微妙に(あるいはあからさまに)味付けが違うこともあるけれども、キンシャサ中華の中では一番おいしい、というか、ほっとする味。まさに”我が家の食卓”たるゆえんです。


上海スープ。イカ・えび・鶏肉・きくらげ・人参・卵が具の、とろみのついたスープ。


蟹とアスパラガスのスープ。とメニューには書いてあって注文もそう言うんだけど、実際に入っているのは、エビとアスパラガスと卵。開店当初はちゃんと蟹だった気がするんだけど(゜ー゜;
ともかくやさしい塩味の、私のお気に入りです。


こちらは中国スープ?。スープ・シノワズと書いてあるけど、パリの中華で言う所の北京スープです。日本だと酸辣湯(サンラータン)ていうのかな。山椒や唐辛子が利いていて、ものすごく辛いけど日によって辛さの違いが大きい。夫やおとなりのGさんお気に入りの一品です。ガタイのでかい二人が、並んで大汗かきながらこのスープをすする姿も、すごいものがあります。


続いて我が家の定番、ジャガイモの辛味炒め。ニンニクと唐辛子たっぷりですが、見た目ほどの辛さはありません。これもその日によってお酢がとっても利いていたり、唐辛子やニンニクが少なめだったりといろいろです。


今回はカリフラワーの炒め物も。野菜の火の通り方がいい感じ。あっさりしていて食べやすい。

そして、以前から中国人客がよく食べている蟹に興味があったので、初めて注文してみました。料理名もわからないので、蟹が食べたい、と女主人に伝えると“辛いよ~”と言うので、あんまり辛くしないでねと頼んで出てきたのが、これです。

殻いっぱいに詰まったふんわり・とろりとした蟹の身の、絶妙な火の通り具合。生から火が通った瞬間に供された、という感じがします。豆鼓と唐辛子のソースも、ご飯に合う。

すっごくおいしいね!と騒いで夫に同意を求めるけれども、反応なし。後で聞いたら、あまりおいしかったので蟹をほじくるのに集中してしまい、応える余裕がなかったらしい。
いわく、”今まで食べた中華の蟹で一番おいしかった”そうです。

聞けばこの蟹、ヨーロッパからの輸入モノではなく、隣の国コンゴ共和国の大西洋岸にあるポワント・ノワール港であがったものが、生きたままブラザビル経由でここに入ったという。近海ものだったんですねえ。
この店の本店というか姉妹店がブラザにあるそうで、他の店では考えられないけどこの店では、たま~にこういう驚くべきことが起こります。

うーむ、侮れない。