ボテンベ氏到着。

コンゴの有名人、ロジェ・ボテンベ氏は190cmを超える大柄な人物。彼がアトリエに入ってくると、その体の大きさだけではない、ダイナミックな迫力を感じる。その印象は彼の描く絵からうけるものと同じ。

自分の新作だけでなく、古いベンチやヤシの木に登るための道具等の生活雑貨、昔儀式で使っていた人形やお面などを、どんどんだして紹介してくれる。

男女が向かい合って抱擁する様子をモチーフにした古い腰掛。すごくステキ。結婚式用なのかもしれない。

コンゴ文化の後世への継承のために、彼はこういったものを収集している。時にはそれが彼の絵のモチーフとなることもある。

この白い顔の人形たちは、何回も絵の題材になっている。

「良いものがどんどん外国へ行ってしまっては、我々の子供たちが我々の文化を知ることが出来なくなってしまうからね」

たしかに、パリのエッフェル塔並びに2006年開館したケ・ブランリー美術館などで、こうしたコンゴのお面や像を見ることができるし、写真集も出版されているから、かえって私達外国人のほうが簡単に彼らの古い文化に触れることが出来る。でもここキンシャサに本格的な美術館は無いし、現在都会に住むコンゴ人の日常生活には関係無いから彼らの興味も薄く、どんどん地方からアンティーク?物が海外に流出しているのが現状。

また彼の私費と土地を投じて建築予定の”芸術家村”のプランをパソコンで説明してくれた。建物の図面などもあり、すでに相当本格的に動いている様子。

売れるようになった他のコンゴ人画家は海外に拠点を移していくのに対して、コンゴ人としてのアイデンティティーを大切にし、厳しい状況の国の将来を思う彼の姿勢に、深く感銘を受ける。



・・・とオトナたちが感動している横で、さすがに飽きてきた我が家の豚児たち。

ねえねえ、フラッシュたいてノドチンコ撮ってよ~。

・・・おバカ (ノД`)

この後、フラッシュたいて撮ってやったアタシもアタシですけどね・・・。
そんなおバカ母子を温かい目で見てくれた、画家の皆さんに感謝。



さてさて続いて、ずっと待っていてくれたカンベレ氏のアトリエに向かいます。
すでにたくさんの迫力ある絵を見てしまっただけに、これ以上の感動ができるのか、がっかりしてしまわないか、変な気を回すしろみでしたが・・・・。

次回は夫・M氏にバトンタッチ。