一昨日JR北海道編を始めましたが、今回はJR東日本の中締めとして東北地方の東半分完全制覇です。
本来2日目の明日は只見線も攻略予定だったのですが、一昨日のJR東日本の公表で本日から只見線の一部区間で落雪の可能性があるために運休とのこと。
4月には札幌に引越しますので、誠に残念ですが今回は断念して、一旦中締めです。
(五能線が未乗車ですが効率上、花輪線攻略時にセットで乗車することにしてます)
朝はゆっくりの遠征
今回使用するきっぷは「JR東日本パス」なので、新幹線・特急も乗り放題。
ですので、今回攻略1発目の路線「気仙沼線」起点の前谷地駅に向かうため、東北新幹線で「古川駅」まで向かいます。
「古川駅」に停車する新幹線の中では始発になりますが、大宮駅発は6:29なので、これまでの遠征と比べると朝の出発はゆっくり目です。
大宮駅6:29発の「やまびこ51号」
予定通り8:12に古川駅に到着。
ここから東北本線の小牛田駅に向かうため8:23発の陸羽東線に乗車です。
古川駅は今回攻略する陸羽東線の途中駅ですので、上りは小牛田駅方面、下りは新庄駅方面です。
JR東日本攻略では大変お世話になったキハ110系の陸羽東線カラー。
陸羽東線の攻略のうち古川駅⇔小牛田駅間は以前石巻線攻略の際、乗車済みで小牛田駅で陸羽東線の0キロポストも撮影済です。
8:35小牛田駅到着。
0キロポストは撮影済みですが、起点写真を撮っておきます。
で、以前撮った0キロポスト。
小牛田駅にはヤード線が併設してますので
見慣れない車両やDE10などが止まってました。
また貨物なんですが、キヤE195というレール輸送気動車も。
小牛田駅起点の石巻線で気仙沼線起点の「前谷地駅」に向かいます。8:45発です。
またキハ110。
前谷地駅には9:00到着。
ここからが乗りつぶしの本当のスタート。
気仙沼線起点の前谷地駅では0キロポストの撮影が必要ですが、石巻線攻略時にたまたま見つけました。
画角が納得できなかったので、今回撮りなおし。
今回撮ったのがこれ。
グッジョブ
前谷地駅では気仙沼線への乗り換え時間が3分しかありませんが、0キロポストの場所が判ってましたし、同じホームでの乗り換えなので充分な乗換時間です。
9:03気仙沼線前谷地駅出発。
本日3回目のキハ110。
気仙沼線はもともと前谷地駅から気仙沼駅を結ぶ路線でしたが、11年3月11日の東日本大震災による被害で不通となり、柳津駅⇔気仙沼駅間の復旧はあきらめ、BRTに置き換わった路線です。
なので鉄道としての気仙沼線は柳津駅が終点。
9:26柳津駅到着です。
で、終点写真。
駅名標の気仙沼方は消されてます。
ここからは気仙沼線BRT。
ですので柳津駅はBRTとの乗り換え対応でかなり改造されてました。
ホームが延長されてBRT乗り場へ。
レールにも車止め。
ちょうどこの写真の左側に17.5キロポスト発見。
鉄道用とBRT用。
0キロポスト代わりにしましょう。
ホームは1本しか無く、反対側はレールが撤去されます。
駅前です。
21年上期の朝ドラ「おかえりモネ」でモネちゃんが登米から気仙沼に帰る時にBRTに乗車するシーンで出てきましたね。
で気仙沼線BRTの起点写真。
柳津駅出発は9:42です。
BRTは一般道も走行することから鉄道のダイヤに合わせた接続は取られてないのですが、ちょうどいい乗換時間です。
乗っていて気付いたのですが、単線鉄道の置き換えなので、BRT専用道路とはいえ道幅が非常に狭いです。
したがって途中途中に信号所のような待機場所があったり、経路上ほぼ等間隔にセンサーが設置されていて閉塞機能が確立されてました。
途中2〜3分おきに運転席から「ピピピー」というセンサー音が聞こえ、安全を知らせてくれます。
危険だと連続音なんでしょう。
途中こんなにもきれいな駅もありましたが、これらは列車も来ませんし、線路も無い。
BRTのいわゆるバス停です。
乗車するとわかるのですが、バスではありませんアピールがすごいです。これらの駅舎も同様でしょう。
津波による震災遺産も見ながらBRT(バス)に揺られること2時間弱。11:31気仙沼駅到着です。で終点写真。
ここも以前大船渡線BRTを攻略した時に来ましたので、駅構内の勝手はよくわかります。
ここからはその大船渡線BRTの乗り残しを消化します。
気仙沼駅⇔上鹿折駅間で、大船渡線BRTの支線です。
上鹿折駅は大船渡線が鉄道だった時に実際に駅でしたので、ぜひ行っておきたいと思ったのです。
気仙沼線・大船渡線それぞれのBRTは当然JR東日本が運行しているのですが、この支線はミヤコーバスに運行委託され、路線バスの気仙沼駅前⇔上鹿折駅間をBRTとして運行してます。
上鹿折駅行きBRTは11:42発です。
気仙沼駅前から乗車した証「整理券」
これが無ければ路線バスに乗ったことになり別料金。
この路線バスは途中から「自由乗降区間」なるものがあって、バス停以外でも好きな所で乗降できるそうです。
30分ほどバスに揺られ、12:09上鹿折駅到着。
早速終点写真。
このバス停の横の道を入っていくと…
旧大船渡線「上鹿折駅」の跡を発見。
もはやレールどころか駅舎も無く更地になっていました。
しかし駅名標だけは地元自治会が保存してくれているようです。
こうやって駅名標を見ると大船渡線BRT攻略時に「陸前矢作駅」に行っておいてよかったです。
路線バスですの上鹿折駅は終点ではないのですが、タイミングよく折り返しがあり、上鹿折駅発は12:22です。
同じ運転手さんでしたので、終点で折り返してきたのでしょう。
帰りの車窓を見ていると鉄道の時の橋の跡。
BRTに乗っていて気付いたのですが、廃線跡をバスで巡っているようです。
帰りの整理券。
気仙沼駅到着直前で料金表を見ると
BRT区間は路線バス区間の半額くらいです。
鉄道の代替ですからBRT料金は当たり前の料金なんですが、路線バスは高すぎる気がします。
気仙沼駅まで帰ってきた後は駅前で昼食を摂って、駅でコーヒータイム。
すると大船渡線名物「ポケモントレイン」が入線。
14:21発の大船渡線で一ノ関駅に出ました。
大船渡線は攻略済みですので、起点・終点写真は必要なくのんびり乗車。
一ノ関駅には15:40到着。
当然一ノ関駅にも
ここからが問題。
以前大船渡線を攻略した時、起点の一ノ関駅で0キロポストが撮影できてませんでしたので、今回撮影します。
しかし、0キロポストは乗車してきた大船渡線のホーム下にペイントされてますので、前回も今回も乗ってきたキハ110が邪魔で見えません。
今回はそのキハ110が出発するまで待ちます。
時間潰しに駅内を散策。
待合室にそば屋がありましたので、この先の旅程を考えて、つい手が出てしまいました。
かけそばを頼んだのですが「JR東日本パス」を提示するとワカメか天かすのトッピングが無料だそうて、ワカメを選びました。
さらに駅内をウロウロしていると、1番線東北本線下りホームの待合ベンチに隠れるように
445キロポスト。
16:17、乗ってきたキハ110が気仙沼駅に向けて出発。
やっと0キロポスト撮影に成功。
ということで先に進むため、一ノ関駅から東北本線で南下し小牛田駅経由で朝も乗車した陸羽東線に向かいます。
一ノ関駅出発は16:39出発。
途中、清水原駅⇔花泉駅間で緊急停止。
どうやらこの先の踏切で緊急停止ボタンが押された模様です。
安全確認後、くだんの踏切を汽笛を鳴らしながら徐行運転。
踏切を見た感じ特に異常は感じられず、花泉駅での運転手の無線通話も「No12踏切、特に異常ありませんでした」というものでした。
イタズラでしょうか?
どうやらこの時点で6分遅れのようなので、小牛田駅到着17:32の予定。
小牛田駅発の陸羽東線は17:32ですので乗り換えできるのか不安
しかし運転手さん、頑張ってくれました
2分巻き返して17:30に小牛田駅到着です。
小牛田駅では今朝起点写真を撮影済みですので、2分あれば充分。
小牛田駅からは一気に鳴子温泉駅まで向かいます。
途中、今朝東北新幹線で下車した古川駅に17:45に帰ってきました。
すっかり日も暮れました。
このあと古川駅に17分停車後、陸羽東線終点の新庄駅を目指すのですが18:02発ですので、鳴子温泉駅での乗り継ぎを含めて3時間ほどかかります。
先ほど一ノ関駅でそばを食べておいて正解です。
18:50鳴子温泉駅に到着。
列車を降りた途端に温泉の香りが。
この後、新庄駅行きへの乗り継ぎは20:06ですので、鳴子温泉駅周辺で夕食です。
鳴子温泉は鳴子こけしが有名。
町の至る所にこけしのオブジェ。
温泉街はこの時間既にほとんどの店が閉まってましたが事前に調べておいたお店に入ります。
そば屋なんですが、お昼にそばを食べましたので親子丼。
なぜか中華スープ付。
食後駅に戻ると駅舎の脇に足湯発見。
初めての足湯。
長湯できますね。
充分あったまったら駅内に戻りました。
円形ホールのような待合室。
どうやら山に囲まれているようです。
19:58新庄駅行き入線です。
20:06鳴子温泉駅出発。
21:09無事新庄駅に到着し、陸羽東線の終点写真。
新庄駅は奥羽本線攻略の時、山形新幹線「つばさ」でやってきて、その時は一面の銀世界でしたが、今日は少し雪も溶けてました。
その後ホテルに向かいました。
晩ご飯も終わってますので、大浴場で疲れを癒した後、ビールを飲んで締めくくり。
遠征1日目はこれにて終了。
明日の2日目も朝早いので、今日はゆっくり休みます。


ではおやすみ~