『藁の楯』 木内一裕/著 | みんみんの徒然日記
゚・*:.。.藁の楯.。.:*・゜

 http://img2.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/4c/29/vitz8088/folder/1727429/img_1727429_33529859_52?1285143045

`イメージ 1●藁の楯● 講談社文庫 木内一裕/著 定価(本体571円+税)

 http://img2.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/4c/29/vitz8088/folder/1727429/img_1727429_33529859_52?1285143045

  二人の少女を惨殺した殺人鬼の命に十億の値がついた。 いつ、どこで、誰が襲ってくるか予測のつかない中、福岡から東京までの移送を命じられた五人の 警察官。 命を懸けて「人間の屑」の楯となることにどんな意味があるのか? 警察官としての任務、人としての正義。 その狭間で男たちは別々の道を歩き出す。  

 http://img2.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/4c/29/vitz8088/folder/1727429/img_1727429_33529859_52?1285143045

  この作品、映画を観て、いつか原作読んでみたいって手に取った本ですが。。。 きうちかずひろ。 どこかで聞いたことある名前だよなぁって思いました。 多分、ある一定の世代はみんなそう思うハズ。 作者紹介を見て、「あっ!!!」と思いました。 そう。 木内一裕。 それは、あの『BE-BOP-HIGHSCHOOL』の作者でした。 衝撃。 『BE-BOP-HIGHSCHOOL』と言えば、今や押しも押されぬ大俳優となった仲村トオルの デビュー作。 懐かしい。 いや、あの漫画自体懐かしいんだけどね。 全部読んだし。 あの漫画を描いた作者が、いつのまにやら小説家に転身。 あんな不良漫画を描いてた人が、こんな人間の本質を抉るような小説を書く。 う~ん。 感慨深い。 何がって、リアルタイムで『ビーバップ』見てた人はみんなそう思うと思う。 肝心の作品の話。 多分、映画版とは違うとは思ってたけど、まぁ、大筋は同じかな。 でもディティールはかなり違う。 何が違うって、松嶋菜々子は出てこない。 そう、銘苅の部下の白岩は、血気盛んな男性。 そして、新幹線で撃たれて殉職する神林は一命を取り留めてる。 映画では、清丸を殺害しなくても、殺害の意志を持って傷つけただけで1億円支払われることに なっているけど、原作ではそこには触れない。 他にも相違点は多い。 原作と映画、どちらがリアリティがあるかと言われれば、どちらも「う~ん。。。」な感じ。 一番大きな相違点は主人公銘苅の妻の死亡原因。 映画では、殺されて、その復讐ってのがテーマの一つだったけど、原作だと、妻は病死。 だから、銘苅の心情が違いすぎる。 原作通りなら、銘苅の行動は、ごく当たり前のことに感じる。 妻を失って生きることに興味のない銘苅にとって、清丸を殺して10億を受け取ることに何の意味も 見いだせない。 亡くなった妻に恥じないように、職務と人生を全うするのみ。 潔い。 でも世の中はそんな人ばかりじゃない。 借金で明日の生活もままならない人。 貧困にあえぐ人。 お金が欲しい人はたくさんいる。 そんな人間の心理を突いた殺人依頼。 映画版以上に、人間の本質、良心を問う作品だと思います。 それ以上に警察官の職務とモラルを問う作品。 これをあの『ビーバップ』の作者が書いたと思うと。。。 なんか複雑な気分。 なんせ、『ビーバップ』、かなりやりたい放題の不良高校生男子の話だからね(笑)  

 http://img2.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/4c/29/vitz8088/folder/1727429/img_1727429_33529859_52?1285143045

  【木内 一裕】 作品の記事は こちら です

  にほんブログ村blogram ← ランキングに参加しています♪ 一日一回クリックしてね