| 一生に一度だけ、死者との再会を叶えてくれるという「使者(ツナグ)」。 突然死したアイドルが心の支えだったOL、年老いた母に癌告知出来なかった頑固な息子、 親友に抱いた嫉妬心に苛まれる女子高生、失踪した婚約者を待ち続ける会社員・・・・・・ ツナグの仲介のもと再会した生者と死者。 それぞれの想いをかかえた一夜の邂逅は、何をもたらすのだろうか。 心の隅々に染み入る感動の連作長編小説。 |
| 5つの短編なんだけど、一気に読破しちゃった。 辻村作品は初めてだったけど、結構読みやすい。 この作品は、生きている人間が使者にたった一度だけ会えると言う、大人のファンタジーです。 生者も死者も会えるのは一度きり。 じゃあ、その一度はいつ使うのか。。。 「今でしょ!」と言いたいところだけど、人生でたった一度だからねぇ。。。 第1話の「アイドルの心得」では、TVタレントが自宅マンションで急死してしまうのね。 そこに何の接点もないような1ファンの地味なOLが使者を探して、死者に面会を申し込むところ から始まります。 タレントは一度きりの機会を1ファンのために使います。 これってなかなかできることじゃないよね。 見ず知らずの人に一度きりのチャンスを使うなんて。 この死者のモデルは、きっと、故飯島愛さんだと思うけど、すごく特徴を捉えていると思う。 あんな風にサバサバしてたら、それもアリなのかな~って思っちゃう。 他の話もどれも心に響いて、感動しちゃった。 この作品は映画化されてたんだけど、見逃しちゃってたんだよね。 でも読んで余計に観たくなった。 これは是非一度DVDを借りて観ねば!!! |

