| 江戸有数の廻船問屋の一粒種・一太郎は、めっぽう体が弱く外出もままならない。 ところが目を盗んで出かけた夜に人殺しを目撃。 以来、猟奇的殺人事件が続き、一太郎は家族同様の妖怪と解決に乗り出すことに。 若だんなの周囲は、なぜか犬神、白沢、鳴家など妖怪だらけなのだ。 その矢先、犯人の刃が一太郎を襲う・・・。 愉快で不思議な大江戸人情推理帖。 日本ファンタジーノベル大賞優秀賞。 |
| 江戸時代物って初めてですが、面白い! 人情味あふれるファンタジーってカンジ。 猟奇的殺人って言っても、表現全然怖くないし。 TVで『大岡越前』とか『八丁堀の七人』とか観てるみたいな感覚で、スイスイ読めちゃいます。 妖達とのやとりとも軽妙だし。 じっくり腰据えて読むんじゃなくて、気軽に読める楽しい作品です。 |
