以前にある大学生のSさんという女の子にセッションをさせていただく機会がありました。
2014年の11月ごろからメールや無料相談をさせていただき、対面でのセッションを受けていただくことになりました。
当日、やってきたSさんは、どことなく元気がなく自分に自信がないようでした。
Sさんのご希望はお金に関するブロックを開放してほしいという内容でした。
Sさんは、お金を使う事に抵抗があるだけでなく、お金をいただくことに対しても強い抵抗がありました。
自分自身を変えたい、そんな気持ちでセッションに来られたなかで、
Sさん自身からでた言葉が、「大人になりたくないのかもしれない」という言葉でした。
Sさんは「誰もが、本当に笑って暮らせる世の中を作りたい」という夢があり、自身がつらかった事の経験から、カウンセラーや心理セラピストの道を目指したいという思いがありました。
しかし、Sさんは今年就活の年なのですが、「自分の夢を追いかけてカウンセラーや心理セラピストになるのか、それとも一般の企業に就職するのか」で気持ちが揺れ動いていました。
そんな中、「自分の夢を追いかけてカウンセラーや心理セラピストになる」というの働くことから逃げているのではないかと言う思いが心のどこかにあると感じていたそうです。
そうしたなかでセッション中に彼女自身が気付いたのが
「大人になりたくないのかもしれない」
という事でした。
Sさんの考えている大人像と言うのが
「生活の為にやりたくもない仕事について、イヤイヤでも我慢して働き。会社や上司の愚痴を言っている人」
というイメージがあったようです。
僕は、そのイメージにハッとなりました。
これは、Sさんだけの問題ではないいことを思い出しました。
数年前にある機関の調査した結果によると3分の2の高校生のが
「自分に自信がない」と答えたそうです。
そして、こういう回答もあったそうです。
「尊敬できる大人がいない」
今の子供たちか見ると、大人や大人社会には魅力がないということではないでしょうか。
Sさんだけでなく、子供の目に大人は、
「生活の為にやりたくもない仕事について、イヤイヤでも我慢して働き。会社や上司の愚痴を言っている人」
と写っているのかもしれません。
セッションの最中に僕は、Sさんに対し申し訳ない気持ちがありました。
もちろん、僕一人がどうこうできる問題ではありませんが、
僕たち大人が子供たちの希望の根を摘み取っている状況なのに
いまの子供たちは夢がない
と、大人が言っているという現状です。
子供たちから、夢を奪っておいてそのことを棚に上げていう事でないと激しく感じました。
大人の覇気がそのまま子供に伝染しているのが今の世の中と言えるのではないでしょうか?
こどもに夢を持てという前に、僕たち大人が、「大人になるというのは楽しいことだと」身を以て伝えていかなければいけないのではないでしょうか?
僕の娘は、もうすぐ1歳になります。
娘が、成長していく中で「早く大人になりたい」と思ってもらえるような大人でありたい。
未来を担う子供たちに「いいなぁ、早く大人になりたいなぁ」と思ってもらえるような大人でありたいです。
あなたも好きな事を仕事にし、人から喜ばれる毎日を過ごす尊敬される大人を一緒に目指しませんか?
