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関東で探すことになった両親の住まい。
検討していた引越し先は
北関東戸建て探し→東京の老人ホーム
へと変わり、ケアハウスへの入所が決まりました。
ケアハウス入所の契約書のほか、必要書類を一式両親に送り、両親から直接ケアハウスに郵送してもらうことにしました。
以前も申込書をケアハウスへ郵送しましたが、その時は両親に記入してもらった後、私に送ってもらい、私が書類をチェックしてからケアハウスへ送りました。
今回は大丈夫かなと思い、両親にケアハウスに送ってもらうことにしたのですが…
入所書類の準備
大丈夫かなと思っていた契約書関連ですが、わからないところがあったのか、父から電話がありました。
父
「この契約書の印鑑は、
俺たちのは認印でいいんだろ?」
私
「そうそう。
実印が必要なのは私たち
保証人だけだから」
父
「ここに俺とお母さんの名前を
書けばいいんだろ?」
私
「そうそう。2人分併記して。
2人の名前を並べて書いていいから」
父
「あと住所と、電話と…」
私
「電話は携帯電話の番号でいいよ」
父
「そうだな…」
私はだんだん心配になってきました。
契約書に記入する箇所はわかりやすかったはず。
見ればすぐにわかると思ったのですが…。
父
「あとな、
銀行の用紙があったろ
引き落としの」
私
「うん、それも提出するよ」
父
「あれを、書き間違えた」
私
「…あー。。。そう」
父
「それで、ケアハウスの人に
電話して聞いたら、
それは後でもいいらしい」
どうやら、父は直接ケアハウスに電話で問い合わせをしたようです。
以前、電話での面談があったので、職員の方と電話で話すことに抵抗がなくなったのかもしれません。
にしても、書き間違えてたとは…。
思ったより書類の準備に手こずっているようです。
そういえば、以前の申込書の提出の時も、両親に記入してもらった書類は空白だらけでした。
自分で書けるかな、と思っていた、健康状態や持病を記入する箇所にも記入がなく、腰痛ありなど、わかる部分は私の方で記入しました。
その他にも、収入に関してなどはほとんど記入がなく、私が電話で父に聞きながら不備のある箇所を記入してからケアハウスへ郵送したのでした。
こういった書類の記入は、以前は全て母が行っていました。
母がこのような事務的な手続きができなくなると、これも父がやらなくてはなりません。
母ができないことがかなり増えてきていることに気づき、東京に引っ越してきてからの生活も思っていたより大変なことになるんじゃないだろうかと心配になってきました。
父
「とりあえず銀行のは後にして
契約書を書いて送るから」
私
「そうだね…でも、
一度私に送ってもらって
チェックしようか?」
父
「いや、大丈夫だろ
なんか職員の人が
急いでるみたいだったから
書いてすぐ送る」
私
「急いでるんだ。
まあ、もう来月引っ越しだもんね。
じゃあ、よろしくね」
私も次男タカユキの留学の準備などで慌ただしく、この件は父に任せることにしました。
タカユキ
「おじいちゃんたち、もうすぐだね。
でも、その前に俺アメリカ行っちゃうからな。
おばあちゃん、
俺のこと覚えててくれてるかな」
私
「多分この前会ったし
そんなにすぐ忘れたりしないと思うけど…
今度電話でおばあちゃんと話してみよう」
母の記憶が消えていくのがどれくらいのスピードなのかはわからないのですが、私も少し心配になってきていました。
母は自分の荷物の整理もできていないし、契約書などの書類も書けていない。
ただ、この前帰省した時には、次男タカユキのことははっきりと記憶から蘇ったのか、しっかり可愛がってくれていました。
母のことが気になりつつ、私の方で、ケアハウスで使う洗濯機や冷蔵庫などの家電を準備したほうがいいだろうかと、家電セットを調べたりしていました。
家電類を送ると引っ越し料金がかなり割高になると父が言っていたので、こちらで、一人暮らし用の小さい家電を探してみようかと思っていました。
そんな時、父が郵送した契約書がケアハウスに届いたらしく、職員の方から私に電話がありました。