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関東で探すことになった両親の住まい
検討していた引越し先は
北関東戸建て
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東京中古マンション購入
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東京賃貸マンション
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北関東の施設
でしたが、東京の老人ホームを探すことになりました。
両親ともにケアハウスの2LDKのお部屋の間取りが、和室もあって1人のスペースも確保できるのが気に入ったようです。
料金も当初の予算内に収まりそうなのでこちらのケアハウスに早速申し込みをしました。
空室になっているのは、2人部屋1室のみ。
この部屋が埋まってしまったら空室待ちになってしまいます。
私は両親の準備が出来次第、入居を希望していると連絡をしました。
ケアハウスへ入居申し込み
ケアハウス職員さん
「え、もうこのままお申し込みで大丈夫ですか?」
私
「はい、両親は写真で確認したので
このまま申し込みしたいと言ってます」
ケアハウス(敬称略)
「そうですか!ありがとうございます」
私
「申し込みの書類をお送りすれば
よろしいでしょうか?」
ケアハウス
「そうですね、
申込書をお送りいただくのですが、
いくつかお伺いしたいことがあります」
私
「…はい。
どう言ったことでしょうか」
ケアハウス
「ご両親の健康状態ですね。
現在は自立していると
お伺いしたのですが、
要介護などの認定は出ておられない
ということでしょうか?」
私
「いえ、要介護ではないですが
要支援1の認定が出ています」
ケアハウス
「なるほど、要支援1で
ほとんど自立して生活しておられて
確か自炊が難しくなってきた
ということでしたね?」
私
「はい、そうです」
ケアハウス
「特に持病などはないですか?
通院している病気とか飲んでいるお薬
などはありますか?」
私
「特にないです。
病院にも何年も通っていなくて
膝が痛いというのがあって
要支援になっていますが
普段整形外科に通っているわけではありません」
ケアハウス
「なるほど、お元気なんですね。
それとですね、
認知症などはどうでしょうか?」
きたー…
やはり認知症について質問がきました
私
「…そうですね、
物忘れは…、最近気になりますが
生活に支障が出るほどではないようです」
生活に支障がないとはいえ、物忘れのレベルはかなりのものですが…。
ケアハウスの職員さんはメモをとりながら質問をしているようです。
今のところ生活に支障がないというのも、父と一緒に生活しているからで、これがもし母一人だったらとんでもないことになっていたかもしれません。
これ以上突っ込んだことを聞かれないよう、祈るように次の言葉を待ちました。
ケアハウス
「なるほど、検査などはされましたか?」
私
「いえ…、検査はしていないです」
やばい…
この質問、まだ続くのかしら…
この話、対面で聞かれていたら、明らかに私の表情が変わっていったのを見抜かれていたかもしれません。
電話でよかった…
私は電話を持つ手に汗が滲んでくるのを感じました。
ケアハウス
「要支援1というのは
ご両親とも整形外科の方で
出されたものですか?」
私
「はい、そうです。
母は膝が痛いようで、
父の方は時々腰痛があるようです」
ケアハウス
「皆さん、整形外科はよく通われますよね。
こちらに入居されている方も、多いですよ」
私
「…そうですよね。
年とともに足腰にきますよねー」
ケアハウス
「食事の際にですね、食堂で
学食みたいにトレーに乗せてテーブルまで
お食事をご自身で運んでいただくんですが
それはできそうですか?」
なるほど、トレーに乗せて食事を運ぶとなると、両手を使うわけですよね。
そしてトレーの重さも1キロくらいにはなるかも。
父は大丈夫だとしても、母は大丈夫だろうか?
と思ったのですが
私
「多分、そんなに重くなければ大丈夫だと思います」
と、少し濁して答えました。
これは本当に多分としか言えない。
汁物など重いものは難しくても軽いものなら大丈夫だと思います。
ケアハウス
「そうですか。
ではですね、ご両親はこちらに見学に
いらっしゃらないということですので、
お電話でご両親にお話を伺わせていただきます」
私
「はい、よろしくお願いします」
とりあえず、認知症の質問はあれ以上聞かれずにすみました。
これ以上母の状態を尋ねられたらなんと答えようかと手汗が出まくりました。
事前に電話で両親と話をするとは聞いていましたが、念のためしっかり受け答えできるよう母に事前に言っておかなければ。
ケアハウス
「お申し込みの書類にですね、
健康診断の書類があります」
私
「あ、はい、以前いただいていた
指定の健診の書類ですね」
ケアハウス
「はい、そちらをすぐに
受けていただけますでしょうか」
私
「わかりました!
急いで受けるように両親に伝えておきます!」
認知症の質問が終わったことで、ほっとした私は、健康診断の書類については詳しく聞かずに電話を切りました。
しかし、この健康診断、思っていた以上に厄介なものだったのです。