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東京で探すことになった両親の住まい

検討していた住まいは

 

北関東戸建て

東京中古マンション購入

東京賃貸マンション

東京行きは中止

 

となりました。

 

両親の引っ越し先はまだ決まっていませんが

ひとまず、母に忘れかけられている次男と2人で

実家のある九州へ帰省しました。

 

 

 

次男と2人で九州へ

 

 

タカユキ

「おばあちゃん、俺のことわかるかな」

 

「さすがに顔見たらわかるんじゃない?」

 

タカユキ

「名前は出てこないかも知れないけどね」

 

「この前少し電話で話した時には

ちゃんと名前出てきてたよ」

 

タカユキ

「漢字がわからないだけで

存在自体を忘れてないなら

会えば思い出してくれるよね」

 

「うんうん、

そんなに忘れてないと思うよ」

 

 

私たちは少し不安を抱えながらも

実家を訪れました。

 

 

「あら、いらっしゃい!

タカユキくんひさしぶり。

遠くからありがとうね」

 

 

 

よかった!笑い泣き

お母さん、思い出したみたい!

 

 

とりあえず名前がすぐに出てきたことで

かなりホッとしました。

 

 

そして私は取り寄せたコープの紙のカタログを取り出し父に渡しました。

 

 

「これ、宅配のカタログ。

電話でも注文できるから試したみたら?」

 

 

するとカタログを見てなぜか表情を変えた父。

 

 

「これは、見覚えがある。

以前ここで弁当の宅配を頼んだんだ」

 

「あ、そうだったの?

じゃあ会員登録されてるから

すぐ注文できるんじゃない?」

 

「ここには頼まない!」

 

「……」

 

 

またなぜか父は怒り始めました。

 

 

「ここに弁当を頼むときに

銀行口座を登録したんだ」

 

「…うん、それで?」

 

「そうしたら

銀行の暗証番号を

教えてくれって言われて

お母さんが教えてしまって」

 

 

「ええっ!!」

 

 

 

銀行の暗証番号を

教えてしまったと!

 

 

 

「それで、

その銀行の暗証番号を

変更する手続きをして

いろいろ大変だったんだ!」

 

「…あ、そうだったんだ。。。

詐欺にひっかりそうだったってこと?

 

 

 

高齢者って本当にこういうことで詐欺にあっているので、離れて暮らしているとこういう犯罪面でも心配でした。

 

騙されそうになっていたという父ですが、それは本当なのか??

 

 

「もしかしたら

お母さんが口座番号って言ったのを

暗証番号と間違えて

教えてしまったのかも知れないけど

 

とにかくここにはもう頼まん!」

 

 

確かに母の勘違いかも知れない。

 

そしてもしかしたら暗証番号も教えてないのかも。

こういうことが何度かあって母は電話に出なくなったようです。

 

 

そしていつも思うのですが

なぜかわからないけれど

父がその怒りを私にぶつけてくること

 

暗証番号を聞かれて腹が立つのはわかるのですが、

私にはなんの非もない、

関係ない話。

 

 

以前からこんな人だったかな??

と思い返してみたのですが

父とまともな会話をした記憶がほとんどありません。

 

 

さらに父は腹立たしげにこう言いました。

 

 

「ここの奴らはおかしい!

ユウ子がな、

ユウ子がネットスーパーで

なんでも買って送ってくれるから

そっちの方ずっといい!

あれなら頼んだら次の日にすぐ届く。

こんなとこいらん!!」

 

「…あそう」

 

 

コープに怒りを感じるのはわかるんですけど

その怒りをこっちに向けるのはなんなんでしょう?

 

いろいろあったにしても私には関係ない話で

私は私でカタログを取り寄せてわざわざそれを持ってきてるんですが、

それに対して一言ぐらい

 

「手間かけさせて悪かったね」

 

 

とかね?

 

言えないんですかね?

 

 

なんで私が文句言われてるのか

さっぱりわからないんですよね。

 

 

「まあ、じゃ

ユウちゃんに頼んでよ。

このカタログは捨てといて」

 

「ああ、そうする!!」

 

 

やれやれ…。

いちいち面倒な父との会話。

 

もしかしたら私は、子供の頃から父のこういうところが嫌で、父と会話をしてこなかったのかも知れません。

 

 

父はもしかしたら本当に

私のことが嫌いなのかも?

 

 

父と会話をするようになって

ますますそう思うことが増えました。

 

 

「お父さん、

なんかいろいろ

話があるって言ってたけど…」

 

「ああ、ある!」

 

まだ怒り口調の父に、だんだん私も腹が立ってきましたがとりあえず話を聞くことにしました。