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東京で探すことになった両親の住まい
検討していた住まいは
北関東戸建て
↓
東京中古マンション購入
↓
東京賃貸マンション
↓
東京行きは中止
となりました。
しかし北関東で具体的に
賃貸にするのか、施設にするのか
はたまた戸建てを購入するのかはわかりません。
しかしもう、私たち家族は
関与しないことにしました。
ただ、気になる母の様子
北関東に行ったら病院に行って欲しいのですが
誰が連れて行ってくれるんだろう
父のことも妹のことも
もうどうでもいいや
と思うものの
母のことだけは気になります
帰省の連絡
母の記憶から消えかけている
次男のことを思い出してもらうため
次男と私、2人で九州に帰省することにしました。
日程の詳細が決まったので
実家に電話し父にスケジュールを伝えました。
以前は電話の相手は母で
電話に出るのも母でしたが
最近は母が電話に出ることもなくなりました。
膝が痛く立ち上がるのが億劫、というのと
聞いた内容を忘れてしまうからです
私
「来月の○日にそっちの家に行くね
タカユキと2人で行くから」
父
「わかった。
○日の月曜日な」
そう言って父は、カレンダーに書き込んでいるようでした
私
「そう、月曜にそっちに行って火曜日にも行くから。
そして水曜日に東京に戻る予定。
ずっとホテルに泊まるから
何も用意しなくていいよ」
父
「わかった。
月曜と火曜に来るんだな」
私
「そうそう。
2日間ね。
…お母さん、調子どう?」
父
「うーん…。
まあ…」
父は何か言おうとしましたが
隣で母が電話の会話を聞いているらしく
「元気、元気。」
とだけ答えました。
やっぱり、あまり良くないのかも…
そう母のことを気にしていたら父は話を続けました
父
「それより、なかなか買い物に行けなくて。
くだものとか野菜とか
生鮮食品をを買えなくて困る。」
父は以前から食品の買い物が不便だと言っていました。
私
「私たちもそんなにスーパーで全部買ってないんだよ。重いから。
みんなコープとかの宅配使ってるからお父さんも使ってみたら?
今度カタログ持っていくよ」
父
「宅配か…
簡単に頼めるならいいけど」
私
「紙のカタログあるから
それ見ながら電話でも注文できるよ。
紙のカタログ取り寄せておくから
今度持って行くよ」
父
「宅配のやつな。わかった」
どっちにしろ、近々北関東に引っ越すのではないのかな、
と思ったのですが、とりあえず九州の生協のカタログを取り寄せておくことにしました。
それより気になるのは母のこと
母はタカユキのことも
もしかしたら
会ってもわからなくなってるのかも
私は心配になって
母に電話を代わってもらいました
私
「お母さん、元気?」
母
「元気よー!
あら、みんみん?
みんな元気にしてる?」
私
「うん、みんな元気だよ。
来月タカユキと一緒に帰るから」
母
「…あら、そう?
こっちに来るの?」
私
「そうそう。
タカユキと2人で帰るから」
母
「はいはーい。
じゃあ楽しみに待ってます。
美味しいものでも食べに行きましょう」
この前も父に帰省すると伝えたはずなのに
やはり母はわかっていませんでした
多分父はこのことは伝えているはず…
ますます母のことが気になりましたが
電話の奥で父の声が…
父
「切らないで電話変わってくれー」
何かまだ父が話したいことがあるらしく
電話は再び父に変わりました。
父
「こっちに来たら
頼みたいことがあるから」
私
「頼みたいこと…?」
父
「ああ!
いろいろあるから!
じゃあまた近くなったら
電話してくれ」
私
「わかった、じゃそのときに」
頼みたいことってなんなのよ!
今言えばいいのに
と思ったのですが
なんだか面倒な気がして
私もそれ以上聞かず
帰省が近づくまで父に電話することはありませんでした。