嶋左近 (人物文庫)/学陽書房
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いろいろ歴史物を読み進めるうちにたどりついた嶋左近


大谷吉継、石田三成は戦国時代でなければもっと違う生き方をしただろうなと思えましたが

嶋左近は違う!


戦国時代だからこそ生ききることができたと言えるくらい戦術に長け、武勇では秀吉も召抱え

たいと切望するくらいの人物であったらしい。


生まれは奈良県大和郡山市

順慶に仕えるが、順慶の死後子のいなかった順慶の跡継ぎとの相性が悪く、家を出て流浪する

ことに。


秀吉は流浪する嶋左近を捜し求めたと言われている。他の諸大名も召抱えたいと言われるが

主を選ぶのかどこにも属さず、流浪の身を続けていた。


石田三成は自身が戦術が劣ることを苦慮し、嶋左近を召抱えようとする。

しかも禄高の半分を嶋左近に差し出したと言われる。

三成にとっては左近との出会いが人生を大きく左右されたと言っても過言ではないだろう。


二人二人三脚の人生が始まり、秀吉亡き後の豊臣の世を守るために武力を蓄え、来る徳川との

大決戦に備えていく。


嶋左近にとってはこの期間が一番人生で充実した日々であったといえる。

関が原では三成との意見の食い違いから、敗戦を招くことになってしまうが、もし関が原の戦いも

すべてを嶋左近の戦術にて采配していたら、大きく時代は変わっていたかもしれない。


大谷吉継(わたしの大好きな)も亡くなっていなかったかもしれない。


鉄壁と言われた佐和山城も現在に残っていたかもしれない。


嶋左近について残される書物は少ないらしく、そういったことからもなぞめいていてさらにカッコいい

ヾ(@^(∞)^@)ノ


次は真田幸村を読みます(^^)