こないだ
同居してる父方の
おばあちゃんが死んだ。



お通夜の日
わたしは仕事が入ってた。



昼間斎場で
お父さんに
『ゆきは今日仕事か。』

と言われ


血気盛んな頃の
オトンやったら

『何考えてんねん!通夜に来い!』

てどやされるやろうけど
何も言われず。




うっすら
罪悪感を感じてた。




お通夜には
終わりかけで着いた。



仕事と打ち合わせを終え
お酒も飲んで赤い顔した娘に
言うてくれた。




『今日のゆきの顔は
自信に満ち溢れてた』って。




お通夜で
みんなの前で言うてくれた。





お父さんに
認められた氣がした。



会社辞めて
旅行ばっかり行って

何をやってるのか
よう分からん
娘の仕事を

お父さんが
応援してくれてる
氣がした。




いや、ずっと
応援してくれてたんやわ。


分からんかったけど。


よう受け取らんかったけど。


やっと受け取れた。






その時は

『今日は講師やからなー。
キレイにしてたし。』

とか言うて
取り繕ったけど







家帰って
めっちゃ泣いた。






不謹慎かもやけど
めっちゃくちゃ嬉しかった。